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地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

与板城跡へ・Ⅱ

2008年10月31日 06時12分00秒 | 新潟地理歴史

新潟地理歴史・写真撮影:2008.10.26

まずは長岡市与板支所産業課・長岡市与板城主「直江兼続」のパンフから。

 

 

 この方上杉景勝や直江兼続ら、大河ドラマ・天地人に出てくる歴史上の人物を紹介しているが、それらの関係が整理されていない。やはり、登場人物の関係がわからないと具体的イメージがわきにくい。思い立ったのはいただいたコメントからである。

 まずはその辺を示す資料を紹介しておく。なお、紹介した図のやや大きめサイズのものはこちらのリンクをご利用いただきたい。系図拡大版・こちら。

資料から抜粋

 天正九年(1581)、兼続21歳の時、お船の方とともに与板に入った兼続は、直江二代の本与板城に次いで、新たに与板城を築き居城とした。別名、陰城(本与板城)、陽城(与板城)と言われる。
 兼続は、直属の家臣百二十一名を与板衆とし、これに強い権限を与え、年貢、検知、水利事業、農政、産業の振興など与板をはじめ、越後全土に渡り国づくりを進めた。米沢に移っても中心となって活躍したのである。
▲長岡市与板支所産業課・長岡市与板城主「直江兼続」

 

 

 

Photo-01 (山頂へと向かう途中におせん清水がある。)

 

 

おせん清水

 直江兼続の夫人、おせんの方は三歳年上の姉山女房でとても賢い女性でした。兼続との間に一男二女の子どもがおり、夫婦仲も非常に良かったようです。上杉景勝の子で第二代米沢藩主である定勝の信頼も厚く、米沢では3000石もの領地を与えられました。おせんの方は、この清水でお茶をたてられたと伝えられており、「おせん清水」と呼ばれています。長岡市教育委員会

 

 

 

 

Photo-02 (おせん清水を過ぎるとまもなく山頂が見えてくる。)

 

 

 

 

Photo-03 (この鳥居をくぐって最後の登り。もうすぐである。)

 

 

 

 

Photo-04  (兼続手植えの杉の一つと伝えられる一本杉。)

 

 

城の一本杉

長岡市指定文化財

 戦国時代の与板城跡の本丸に聳える「城の一本杉」とよばれ町民に親しまれている。樹齢約400年・根本周6.6メートル。目通周3.5メートル。この杉は、慶長三年与板城主直江山城守兼続が会津移封のおり記念として杉五本を植えられたものであると言われており、往時を偲ぶにふさわしいものである。


城山に憶う
天与の城山鉄牢に比し、中部満眸眼漏に治む城主活乱の城山制す文武の俊傑城州公

 

 

 

 

Photo-05 (ここが実城。本丸跡である。)

 

 

 

 

Photo-06 (社は城山稲荷社である。)

 

 

 

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写真撮影:2008.10.26 長岡市与板
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2008年 地理の部屋と佐渡島 
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28 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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『一夢庵風流記』の慶一郎 (ディック)
2008-11-03 15:46:37
『花の慶次』は原哲夫のマンガ。『一夢庵風流記』の慶一郎は早くに亡くなった作家で、結構名が知られていて、ファンも多いです。ぼくはハードカバーで読みましたが、たしか新潮文庫になっていたはずです。
直江兼続は、一般の人は知らなくても、歴史小説の好きな人なら大概は知っているのではないか、と思います。
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ディックさんへ。 (地理佐渡..)
2008-11-03 07:37:55
おはようございます。

漫画ですね。
『一夢庵風流記』(慶一郎)
機会がありましたら手に入れ
てみようかと思います。
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Unknown (ディック)
2008-11-02 21:35:17
地理佐渡さん、『花の慶次』というマンガが確か少年マガジンの連載でかなり人気がでました。前田利家の(確か)甥の武将前田慶次郎は歌舞伎者で、利家を騙して水風呂に入れ、出奔して京に出ますが、秀吉の前で猿踊りを踊ったりやりたい放題。大の親友が直江兼続です。原作は『一夢庵風流記』(慶一郎)と言ってかなりおもしろいです。
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ディックさんへ。 (地理佐渡..)
2008-11-02 07:25:40
おはようございます。

すごいですね。ご存じだったのですね。
天地人フィーバー以前、直江兼続の存在
は新潟県内ですらも、ほとんど知られて
いなかったと思います。
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Unknown (ディック)
2008-11-01 10:57:41
資料がよく出来ていて、わかりやすいですね。
そしてそのあとに与板城址の写真が出てくる。とてもおもしろく、楽しんで読ませてもらっています。

ぼくにとって直江兼続との出会いは、コミックと小説で前田慶次郎の友人として登場したことだったかな。
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siawasekunさんへ。 (地理佐渡..)
2008-11-01 05:56:43
おはようございます。

系図は、ドラマを見られる際には
とても良い資料となりましょう。
いつか見られる際には思い出して
いただけますと..。
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まささんへ。 (地理佐渡..)
2008-11-01 05:55:30
おはようございます。

だいたい、南魚沼市、旧与板町、上越市、
それに山形の米沢市あたりがにぎわうの
ではないかと思います。
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アコードさんへ。 (地理佐渡..)
2008-11-01 05:54:01
おはようございます。

かしこまりました。

本日夜に、じっくりとスキャニングして、
きれいなデータをつくってお送りしま
しょう。
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おはようございます (siawasekun)
2008-11-01 03:14:48
系図、いいですね。
わかりやすいですね。
百聞は一見にしかず、・・・。
そんなショットでした。

城の一本杉、・・・。
400年ですか、・・・。
惹かれました。

いろいろ見て、歴史ロマンでした。
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こういう場所なんですね (まさ)
2008-11-01 00:34:57
こんばんは

戦国時代のことについて、全くと言っていいほど知識の無い自分ですが、天地人は見てみようと思います(笑)
来年の与板・六日町は観光客で賑わうでしょうね。
一人でも多くの人に新潟県に訪れて欲しい物です。
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「直江兼続」のパンフ (アコード)
2008-10-31 23:11:55
ブログ閲覧に感謝です!
「直江兼続」系譜のパンフ、大きいサイズの
原画をメールで送信の程お願いいたします。



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nakamuraさんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 23:02:11
こんばんは。

そうですよぉ。少しずつですねぇ。
雪深き越後の世界へとぉ。(笑)
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裕さんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 23:01:09
こんばんは。

私もお稲荷さんで拍子抜けでした。
いったい何なのでしょう。
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Ondaさんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 22:59:49
こんばんは。

直江と来るので紛らわしいですね。
直江津は「なおえつ」。
一方、三条市には直江町で「すぐえちょう」。
なんてあったりします。
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Unknown (nakamura)
2008-10-31 22:47:48
こんばんは。

だんだん緊迫してきましたね・・・(笑い)。
水の心配も出ますから戦国時代は大変です。
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水攻め無きところ・・・ ()
2008-10-31 21:56:45
こんばんは、地理佐渡管理人さん。

籠城ともなれば、食糧は必要ではあるのでしょうが、まず水・・・・
清水がありますね、
どこかに隠し井戸というものも??
そして信仰心、毘沙門ではなくお稲荷さんでしょうか
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違ってました。 (Onda)
2008-10-31 20:14:34
↑直江津の件は違ってました。
失礼しました。仕事に戻ります(笑)。
返信する
参考になりました。 (Onda)
2008-10-31 20:03:36
仕事場からコッソリとです。
今日の終了は23時になりそう...。
系図はとても参考になりました。
「天地人」ますます楽しみに成りました。
色々と調べてましたら新潟の直江津って
直江兼続が開いた港町とは知りませんでした。
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日本男道記さんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 19:15:14
こんばんは。

了解しました。
再開を楽しみに待っています。
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山小屋さんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 19:08:29
こんばんは。

ご紹介のルートですと、もしかしたら
与板橋をわたっていましたかね。次回
あたりにその橋がでるかも知れません。
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micoさんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 19:07:32
こんばんは。

色々参考になる資料がありますので、
それらの紹介も平行してやっていき
たいと思っています。ドラマが始ま
る頃には、ご覧の皆さんはちょっと
した越後通、兼続通に..(笑)。
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mitirinさんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 19:06:02
こんばんは。

一本杉。ほんとうにご神木となっているか
のようですね。もしかしたら兼続手植えの
杉。いつまでも与板で育って欲しいものです。
返信する
the-fujiさんへ。 (地理佐渡..)
2008-10-31 19:04:27
こんばんは。

本当に気になりますね。
百年、いやに百年三百年と..。
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与板 (山小屋)
2008-10-31 17:16:53
佐渡に渡る時、関越道を中の島見附インターで降りて寺泊に向かいました。
その時この与板の町を通りましたが、いつも素通りでした。
こんな城跡があったなんてまったく知りませんでした。

もう寺泊航路がカーフェリーでなくなり、ここを通ることもなくなりました。
直江津航路がなくならないよう、祈っています。
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お知らせ (日本男道記)
2008-10-31 15:21:50
お疲れ様です。
本題と関係のないコメントをお許しください。
私明日から一週間ブログをお休みとさせていただきます。
よろしくお願いします。
返信する
こんにちは (mico)
2008-10-31 14:18:10
戦国時代のことがしのばれますね。
いろいろ勉強になります。
樹齢400年に感動しました。
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Unknown (mitirin)
2008-10-31 10:00:07
おはようございます、
本だと、系図が説明されて読んでると、引き込まれますが、ドラマは、説明不足ですから、目の前の事しか、
解らなくて、エッ!ここは、違うよね、なんて!思う
事が有ります、
城の一本杉、400年も人間の生き様を見てきたのですね、此処まで来ると、ご神木ですね
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Unknown (the-fuji)
2008-10-31 09:26:50
樹齢400年もの1本杉何時まで生きながらえるでしょうね。
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