
11月5日の半蔵金訪問で嬉しいことがあった。諸久商店が新築の店舗に
移っていたのだ。昨年の震災以来、写真の建物での仮店舗での営業を続け
ていたのだが、店の人の話では、10月末か11月始めに新しい店舗の方へ移
ることになったとのこと。以前店に行った時の店番はおばあちゃんであっ
たが、今日はおじさん(?)であった。もしかしたらご主人だったかも知
れぬが、聞いたところではそうであるという。
この取材の日は昼も食べずに家を出たので、現地での昼食を決め込んで
いた。さっそく新装なった店舗に入り、92円のコッペパンを二つ購入。店
先の自動販売機で暖かい缶コーヒーもついでに買い、紅葉の美しい適当な
場所を探してゆっくり。陽気に誘われ、食後少しの昼寝。 車中でのこと
だったが、ほのぼのとした気分で一時を過ごせた。
半蔵金地区では、あちこちで急ピッチの復旧工事が進められている。そ
んな中、冬を迎える前に店の新装がかなったことは喜ぶべきだが、山村の
小さな店舗である。この先、店がどうなっていくのかを少し心配した。
10月11日の諸久商店界隈
11月5日の諸久商店(店は今こちらへ)
<写真撮影:2005.10.11、11.05> 2005年 地理の部屋と佐渡島
確実に明るい方向へ進んでいますね
全体の数パーセントかもしれませんが
明るい兆しです
かんだいく! がんばってくれ!
おっしゃるとおり、確実に進んでいます。
歩みは決して早くはありませんが、
復旧が進んでいる事は確かです。
息の長い取り組みになるのだ、と言うことを
むしろ外野の私のようなものの方が、認識し
た方がよいのかも知れません。
店番をしていた親父さんなんか、のんびりし
ていました。
かん大工という呼称。初めて聞きました。
やはり地元関係者にはかないません。
お店が以前の仮の場所から元へ戻ったよう
ですね。暖かい頃は土台工事、そしてしだ
いに柱が立ちと、少しずつ家の全貌が見え
ていったものの、店になるのかどうかはわ
かりませんでした。
先の半蔵金訪問で、新装開店となったこと
は、外部の人間からしても実に嬉しいもの
です。これからも半蔵金を見続けたいし、
半蔵金に訪れる際にはかん大工によりたい
と思っています。
しかし、半蔵金地区は今あちこちで大きな
工事をしていますが、斜面に崩れたままの
お宅がまだ残っていますし、神社の大杉、
そしてあのケヤキすら切られてしまいまし
た。人ごとながら、ずいぶんたくさんのも
のを失っているなと感じています。
今しばらくは、被災地からの報告は半蔵金
地区からのものになりそうです。また地元
民ならではのコメントやご指摘をいただき
たいものと思っています。