地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震307 旧山古志村楢木(ならのき)2009.05.16

2009年05月22日 05時34分40秒 | 新潟県中越地震

写真撮影:2009.05.16

 

 私たちは誰も ひとりじゃない

 ありのままでずっと 愛されてる

 望むように生きて 輝く未来を

 いつまでも歌うわ あなたのために

jupitar/ayaka hirahara 

 

Photo-01

 

 

 木籠(こごも)を過ぎてしばらく。崖の上に畜舎が見える。

  震災により崖から崩落した大量の土砂が道路を寸断した。以降の写真に見る集落内の風景からはうかがえ知れぬ状態であったようだ。被害はかなりのもので、集落は崖上の高台へと移動することとなった。Photo-07は現在の楢木集落である。なお、写真に出てくるかまぼこ型のハウスは車庫や物置となるもので、越後の豪雪地では珍しくない。

 

 

 

 

Photo-02 かつて集落はここにあった。

 

 

 

 

Photo-03 少し上から楢木を見下ろす。

 

 

 

 

Photo-04 傾いている。かなり危険である。 

 

 

 

Photo-05 崖下から見えた畜舎。たくさんの牛がいる。

 

 

 

 

Photo-06 再度、高台から楢木を見下ろす。

 

 

 

 

Photo-07 移転後の楢木集落。


 

 

 

【かんりにんより】

 三日間にわたりました中越地震の被災地紹介は突然のことでした。実は単身赴任する以前から、その後の風景を紹介しておくべきであったと気に病んでいました。記録をすると言いながら、ずいぶん間が開いていたことを改めて悔やみます。
 今回、特別な目的があっての再訪でしたが、改めて「忘れるなよ」との思いを抱かせてくれる下見となりました。なお、冒頭は平原アヤカさんのジュピターからの一節です。この歌は震災前年に発表されましたが、被災した長岡市民にとっては思いをのせた歌となっています。

 

 

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写真撮影:2009.05.16
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2008年 地理の部屋と佐渡島 
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ディックさんへ。 (地理佐渡..)
2009-05-23 22:50:37
こんばんは。

楢木集落も大変な風景となったはずです。
とにかく、集落はもとの場所から離れま
した。木籠もそうです。直後の風景を写
真などで見ますと、良くここまでなった
なぁと感じます。
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Unknown (ディック)
2009-05-23 20:47:24
高台から見た風景。
私のように何も知らない者が、解説を読まずにぼやっと見ていたら、おそらく何にも気がつかないでしょう。
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お越しの皆様へ② (地理佐渡..)
2009-05-23 08:54:11
おはようございます。

肌寒い曇り空の朝です。昼から職場ですが、
午前中はのんびりできます。たまった家の
ことや、職場ではできぬ仕事などをしようと
思っています。

▼siawasekunさんへ。
現地はたくましく生きていると思います。
ただ、たくさんの人が見守ってくれるこ
とが、この地域の支えにもなります。
取材の日も、観光バスが現地に来ていま
したが、こうして視察に来て頂いたりす
ることなんかも..。

▼山手の木々さんへ。
ジュピターは今でも夏の長岡祭りなどの
際には花火会場で流されたりします。
言葉の節々に思いが重なるものを感じます。
さて、インフルエンザはやはり心配ですね。

▼裕さんへ。
国や県からの補助があっての移転と自宅再建
なのですが、全く負担がないわけではありま
せんので、地域の方々はこれからそれと向き
合います。また、農地や鯉の池なども被害を
受けています。何から何まで負担につながっ
ています。現地の人々は慎ましやかに生きて
きたのですが..
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輝く未来へ・・・ ()
2009-05-23 08:16:52
おはようございます、地理佐渡管理人さん。

地震の傷痕は年月を経ても残っているだろうなと頭では思っていても、
ここのところの地理佐渡管理人さんの記事を拝見していてつくづく思います。
地域的な復興は進んでいるようですが、個々人への(経済的な)負担は重くのしかかっているのではと・・・
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爪あと (山手の木々)
2009-05-23 05:21:18
震災後ののんびりとした復興風景。真新しい簡易型の建物群。しかし、あの悲惨な状態を知る人にとっては別の風景に見えるのでしょうね。ジュピター、ジーンときます。

都会はインフルエンザ騒ぎで地震の事などすっかり忘れています。注意を喚起していただいてありがとうございます。少し、備えをしておきます。
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おはようございます (siawasekun)
2009-05-23 01:45:59
古志村、・・・・・・。

「牛の角突き」、・・・・・・。
印象にあります。

たくましく生き抜いていってほしいと願っています。
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樹美さんへ。 (地理佐渡..)
2009-05-22 23:57:05
こんばんは。

やはり同じですね。包帯が見えなくなって、
むけた傷跡の赤茶けた風景がある程度無く
ならないと、一帯をしる者にはもとの風景
ではないでしょう。

ですが、それはそれ。全国からの支援と、
たくましい越後の人々により、復旧・復興
は着実に進んで来ている。そして、すすん
できた。こう思うのです。すでにそうです
が、未来を信じてですね。
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nakamuraさんへ。 (地理佐渡..)
2009-05-22 23:52:52
こんばんは。

衝撃の..
もう今ではほとんど無くなりましたが、
あの揺れを経験して、少ししてから
いわゆるPTSDに近い症状も感じま
した。今ではそんなことはなくなりま
したが、結構動悸というか、異常な
心持ちになったことを思い出します。

時の過ぎるのは...
そうであって欲しいですねぇ。
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包帯が取れるその日まで (樹美)
2009-05-22 23:01:31
こんばんは。
1枚目の崖を押さえているコンクリートの網、あれが完全に緑に埋まるまで、地震は過去のものにならないと思っています。東山から山古志にかけてはあのコンクリートの網が山肌にびっしりと張り付いていて、当初は痛々しかったです。まるで山に包帯を巻きつけたみたいで…。
だんだん緑に覆われるようになってきて(そしてコゴメやワラビがパイオニア植物としてよく茂っています)、雪をしなやかに受け流す木々が育ってきて、昔のような豊かな緑の復活を待っています。
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Unknown (nakamura)
2009-05-22 21:35:58
こんばんは。

時の流れと人の気持ち・・・
時に思い出す衝撃の一夜・・・

時の過ぎるのも早いです。
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アコードさんへ。 (地理佐渡..)
2009-05-22 20:27:38
こんばんは。

あの牛舎は言われるとおりです。
空輸しました。1億円以上はか
かったとか聞きました。定かで
はないですが、結構牛の頭数い
ますから、あながち..。

さて、データの件了解しました。
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ヘリに乗った牛さん (アコード)
2009-05-22 20:04:44
ブログ閲覧に感謝です!
確かここの牛をヘリで吊り下げ移動させた映像を
覚えているようないないような・・・。
それらの牛舎なんでしょうか。
↓おねだりします。
木籠のPhoto-03とPhoto-04の写真の原画をメールで送信を希望します宜しくお願いいたします!



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お越しの皆様へ① (地理佐渡..)
2009-05-22 19:32:54
こんばんは。予報どおりの雨の一日でしたが、
降ったりやんだりでした。さて、明日はどう
でしょう。前日はかなり気温が上がったよう
ですが、温度差がかなりあったようです。

▼mitirinさんへ。
三回連続で被災地紹介。以前よりは生々しさが
和らいでいますが、まだまだ震災の名残を見て
取れます。明日からは再び佐渡からの報告です。

▼micoさんへ。
ありがとうございます。皆さんが関心を寄せて
くれるだけで良いと思います。現地の人たちも
たくましく生活しております。

▼山小屋さんへ。
小佐渡の方ですね。川茂など羽茂川流域には
佐渡には珍しい中山間部の風景が広がります。
また、猿八など畑野でも..。
さて、震災からまもなく5年の歳月が。まだ
まだその負担を強いられている現地ですが、
何とか頑張って欲しいものです。

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山古志村 (山小屋)
2009-05-22 11:15:53
地震の前の姿がわかりませんが、静かな山村だったようですね。
佐渡にもこのような集落がたくさんあります。
懐かしく思いました。

山古志村は「牛の角突き」で有名ですね。
少しずつ復活したようです。
みなさん、それぞれいろんな思いがあるようです。
健康で過ごして欲しいと思います。
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おはようございます (mico)
2009-05-22 09:27:52
新緑に被われ地震の爪あとが隠れてしまったように見えます。
まだ完全には癒えていないようですね。
何のお手伝いも出来ませんがせめてエールだけでも届けたいです。
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Unknown (mitirin)
2009-05-22 08:01:48
2,3,6の風景を見ると、静かで、
ノンビリした、緑と木々の美しい村に見えますが、
此処は、鯉と牧畜が盛んでしたね、
楢の木の濃さが、綺麗ですし、
沢山植えていますね、
近づいて見ると、まだまだ!地震の爪跡が
残ってるのですね
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