Kanedaiのブログ

ぼくの きょうみのあること おもったこと

夜明けを待つ間に考えること

2020年04月18日 | Weblog
朝 うぐいすの声で目覚める
桜がこんなに長く咲くのは珍しい
何か生き生きと咲いているように見える
カラスも例年以上に元気よく鳴いている
家の前の道端では やけに野良猫を見かける
春の草花も暖かな陽射しを浴びてすくすくと育つ
こんな風に 落ち着いて花をゆっくりと見つめるのは何年振りだろう
子供の頃 眺めた景色が蘇る 蓮華畑に行ったあの頃が懐かしい

工場は止まっている
飛行機雲は見当たらない
人通りも 車もやけに少ない
そんな静かな4月・・
排気ガスが減った自然環境
人ごみに根を踏まれなくなった桜

コロナは
人間の健康を脅かし
人と人とを分断し
暮らしを奪い
生活のスタイルやリズムを狂わせ
人間にとって本当にひどいウイルスだと思う

ただ・・ 暮らしの中で、日々予定を消化し 
常にやるべきことに追われる毎日だったあの2月頃とは明かに違う自分がいる
一度きりの人生
この時間は非常に貴重な体験なのかもしれない
 
追伸、串田和美芸術監督は
公演中止で大変な状況のようだが
信毎の記事の中のある一文を読んでハッとした。
『人間はこれまでの危機でいつも懲りず、
ちゃんと絶望せず、忘れていくことを繰り返してきた。
夜が明ける前に考えておかなければ、
もっと恐ろしい時代になるかもしれない』

悲しみ 苦しみ は免疫を弱めるから
笑顔優先でいくけれど
きちんと絶望することも大切なんだ
と自分に言い聞かせる今宵である
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