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GPX250R-IIのプチレストア-その3-

2008年09月17日 | GPX250R-II

 タイヤを組み終えたので、次はブレーキキャリパーを清掃することにした。この段階ではまだ、前後にホイールは取り付けていない。リアタイヤはアクスルシャフトを通してないけど、スイングアームに挟んである。

 ブレーキキャリパーを外して、お湯をかけて歯ブラシで磨く。シャカシャカと磨くと、少しずつ金ぴかのキャリパーピストンにお目にかかることができた。ブレーキダストのおかげか、ピストンに目立った錆などはない。



 GPX250R-IIはダブルディスクなので、両キャリパーとも掃除を行った。嬉しいことに、キャリパーピストンを手で戻せる。CB125Tのキャリパーピストンはやたらめったら重たく、手で戻すのは無理だった。ウォーターポンププライヤーとブレーキマスターシリンダーのキャップを開けて、なんとかピストンを戻すことができた。でも、今回は手でちょっとがんばって押すとキャリパーピストンが戻るので楽だ。

 

 キャリパーピストンを掃除してから、シリコングリスを塗布して、ピストンを戻した。ブレーキパッドには鳴き止めにシリコングリスを塗布して、組み付けた。この辺りの作業はCB125Tでもやっていたので、慣れたものになったなぁとか思った。でも、ブレーキ周りの整備は油断は大敵だ。

 次に、フォークオイルを交換することにした。ハンドルを外して、あらびっくり...なんだこのフォークキャップは...。写真を撮りそびれたけど、サザエのふたのようなそんなキャップがフォークのふたをしている。これを一体どうやって外すのだろうか。とりあえず押してみたけど、うんともすんともキャップは外れない。

 あとで、某掲示板で相談してわかったことだけど、これは思いっきりキャップを押し付けてスナップリングを外せばキャップを外すことができるらしい。フォークオイルの交換はまたの機会にすることにした。

 しかし、人間気になるので、なんとかキャップを外せないかと、キャップを押してみる。そうすると、トラブル発生...。エキパイにかけていたフロントジャッキが外れ、そしてセンタースタンドが外れ...とてつもない光景になりましたとさ...。半分泣けてくる。恥ずかしくて写真取るのをやめた。本当に泣ける。

 状況を整理すると、前後のタイヤを外した状態で、フロントジャッキとセンタースタンドが外れた状況だ。どんな状況か容易に想像できると思う。さて、ここから問題で、前後のタイヤが外れた状態でどうやって再び、センタースタンドとフロントジャッキをかけた状態に持って行くか、ということだ。100kg近くある物体をどうやって持ち上げようか。

 で、まず、復旧作業の前にどんな状況になっているかを確かめる。幸い、リアはスイングアームに挟めていたタイヤのおかげで、地面にべったりスイングアームが着いているわけでもない。エキパイ周辺は残念ながら地面に軟着陸していた。でも、カウルが割れたり、横にガッシャーンしていないのが救いだと思う。

 しかし、まともに車体を持ち上げて気合いでセンタースタンドをかけようとすると、うんともすんともいかなく困った。後輩に食事を奢るから助けて、と頼もうかと本気で考えてしまう。一人でこれってなんとかなるのか、としばし考え込む。リアはタイヤが挟まっているおかげで、なんとか浮き上がっているので、フロントをお持ち上げる方向でがんばることにした。

 ローワーカウルステーには申し訳ないけど、ジャッキをかませられるのはそこだけだったので、そこにジャッキをかけて持ち上げる。ちょっと持ち上がったところで、タウンページなどの分厚い雑誌をオイルパンの下に敷いて、少しずつフロントを持ち上げることにした。10cmほどエンジンが上がったところで、気づいたのがリアを持ち上げると軽く上がることだ。そこで、リアを持ち上げて、リアタイヤをスイングアームに通して、完全にリアを持ち上げることにした。これで、フロントのアップに専念することができる。いやー、これで半分くらい助かった。

 次に、フレームを持って気合いで車体を持ち上げて、エキパイ部分にフロントジャッキを蹴り入れた。フレームを持ち上げながら、ジャッキの位置を微調整してなんとか、フロントジャッキを上げられる体制に回復できた。ここまで3時間もかかってしまった。今度からは特別な事情がない限り、前後のタイヤどちらかはつけておいてから、ジャッキを上げたいと思う。

 そして、休憩を挟んでから、プラグを交換した。プラグもなかなかの曲者で、CB125Tと違ってプラグへのアクセスが非常に悪い。CB125Tのプラグはシリンダーのサイドにあるのでタンクを降ろしたりすることもなく、プラグレンチ一本あれば余裕でプラグを交換できる。一方、GPX250R-IIはタンクを降ろさないいけないし、プラグが見えない状況で作業する必要がある。



 プラグの取り付けは直に手で締めたりといったことができず、プラグソケットにプラグを挿してから、手でプラグ穴に入れて締めた。丁寧にプラグを締めて行き、回らなくなるところまで締めた。悲しいことに車載工具にプラグレンチがなかったので、TONEのCタイプ向けのソケットを買った。えいやとプラグを半回転締めて、プラグ交換を終えた。ちょっとばかり、CB125Tの整備性がうらやましい。でもまぁ、これで5000kmくらいは何も考えなくてもいいだろう。

 ここで、時間が来た。ひとまず、こんな状態まで車体は元に戻った。あとはワイヤーにオイルを通して、タンクを装着すれば一通りの作業が終わる。


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