
いよいよ今週末に迫ったモニュメントの開幕戦ミラノ~サンレモ。最大の注目は何といってもポガチャルが今年は勝てるかどうかでしょう。イル・ロンバルディアを4度、ツール・ド・フランスは3度、リエージュ・バストーニュ・リエージュは2度、ロンド・ファン・フラーデレンも1度征し、昨年はジロ・デ・イタリアと世界選手権も勝ち、残すグランツールはブエルタだけですが、モニュメントに関してはパリ~ルーベには一度も出ていませんし、ミラノ~サンレモに関しては昨年の3位が最高で、ポガチャルが最も勝ちにくいレースとされているのです。

パリ~ルーベに関しては出場経験がないので何ともいえませんが、石畳コースに関してはツールで経験済みですし、グラベルのストラーデビアンケ3勝という成績を見る限り、決して苦手なコースではないはずなのです。現に今年コースの試走をし、手ごたえも感じていたようです。ただ、これまでもツールを優先するチームの方針でリスク回避のため参戦を見送って来た経緯もあり、ストラーデビアンケでの落車で改めてチーム・ストップが掛かりそうな状況になっているのです。

とはいえ、ポガチャルの今年の最大の目標はこのレースを勝つことなのは間違いありません。初参戦はポガチャルが初めてツールを征した2020年ですが、その時の成績は12位でした。優勝者はワウト・ファンアールトでした。2021年は不参加、2022年は5位で優勝者は下りで仕掛けたマティ・モホリッチでした。2023年は4位で優勝者は後にアルカンシェルを獲得するマチュー・ファンデルプールです。そして、昨年はゴール前スプリントでフィリップセンとマイケル・マシューズに敗れて3位。それでも最大のタイム差はファンデルプールに付けられた15秒なのです。

世界選手権も国別対抗戦で苦戦を強いられていたのですが、毎年順位を上げていたので、12位、5位、4位、3位と順位を上げているこのレースも今年が最大のチャンスだと考えています。
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