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CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

自転車の青切符は来年4月から(1)

2025-04-27 09:37:23 | 自転車通勤
 悪質な自転車の交通違反に反則金が科せられる、いわゆる「青切符」を交付する方針が明らかになりました。対象となるのは16歳以上、113の違反行為です。違反行為の中でも、関心が寄せられているのが、「歩道通行など通行区分違反に対し、6000円」の反則金が課されるというものです。

 これに対しSNS上には『歩道取り締まると車に轢かれる自転車増えそうだな』、『自転車乗りたての小さい子どもも車道ですかね?』、『歩道を走行するのを禁止するなら すべての道路に自転車専用レーンの設置をお願いします』、『小さい子供を乗せている自転車が歩道を使うのは、やむを得ないと思います。子供の足が横にくる分幅をとっていて車道では危険だと思います』、『自転車用道路もまともに整備されない、されても路駐で通れなくて車に轢かれそうになるから歩道通ってるのに金取られるの?順序が違くない??』等々のコメントが挙がり始めているようです。

 そもそも、自転車は軽車両で歩道を走ってはいけない乗り物なのです。本来車道を走るのが当たり前の軽車両である自転車が昭和45年の道交法改正で一部例外的に歩道を走ることが認められ、狭い国土と車社会の中で、自転車は歩道を走るのが安全と考えられるようになり、今に至っていることが問題なのです。世界中を見渡しても自転車が堂々と歩道を走っている国は日本くらいなのですから。

 先の意見はあくまでも自転車に乗っている人の意見です。自転車に子供を乗せている人がいる一方で、幼い子供を連れて歩道を歩いている人もいるという目線が抜け落ちています。幼子や杖をついた高齢者の隙間を縫うようにして走る自転車がいかに危険な存在かが分かっていません。青切符の適用は16歳以上に限定されているので、小さな子供には例外が認められる可能性はあります。

 勿論、この国の道路状況が悪いことは明白で、今後の大きな課題になることは間違いないと思いますが、来年の4月に間に合わせることは不可能です。ただ、世の中は「自転車の青切符」にばかり注目が集まっているようですが、今回の道交法改定の重要ポイントは他にもあるのです。
 それは自動車が特定小型原動機付自転車などの右側を通過する際のルールが新設されることです。自動車が自転車などの右側を通過する際、両者の間に十分な間隔がない場合は、以下のようにしなければなりません。
1)自転車などとの間隔に応じた安全な速度で走行しなければならない。

2)自転車などはできる限り道路の左端に寄って走行しなければならない。
 残念なのはこの「十分な間隔」が未だ曖昧な点です。おおよそ90㎝~1mといったものを想定しているようですが、個人的には明確に数値化してもらいたかったところです。
 




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