
一昨年購入した第4世代のSupersix EVO改良の終着点が見えてきました。カーボン・ディープリム・ホイールの購入から始まり、昨年はエアロ・フレアハンドルを導入し、BBをセラミックに交換しています。

今季はシーズンイン前ですが、既にフィジークの3DプリントサドルVento Antares Adaptiveを購入しています。そして、今季最大の改良はショートクランクの導入でした。クランク長は思い切って160㎜にしました。最初にUltegraでフレーム組みをしたCAAD10のクランク長は165㎜でしたから、これまでの最短となります。

そもそも身長が170㎝に満たない私に170㎜という標準クランク長は長かったのではという疑問がずっとありました。CAAD10では165㎜を使っていたのに、CAAD12からは完成車での購入だったため、クランク長は全て170㎜でした。CAAD12のクランクセットはcannondaleのHollowgram SLでしたから、クランクだけの交換が可能でしたが、その効果が曖昧で、ずっとそれを躊躇って来たのです。

第3世代のSupersix EVOは105完成車でしたから、CAAD12とコンポを入れ替えています。HollowgramクランクセットのSupersix EVOは販売されていませんから、ある意味唯一無二のバイクになっているのです。

ただ、第4世代のSupersix EVOはオールラウンドなエアロロードバイクなので、エアロ効果を最大化するために、ディープリム・ホイールやエアロ・フレアハンドルをアセンブルした結果、ギアが1~2枚分軽くなったので、チェーンリングをミッドコンパクトにすることをずっと考えて来たのです。

その過程で最近のトレンドになっているショートクランクに注目し、色々と調べて来ました。その結果として、クランク長を短くすることで、エアロ効果が期待でき、脚が回り易くなるのではと考えるようになったのです。ショートクランクではトルクは落ちますが、ケイデンスを上げ易いのは間違いない事実です。レースで使用するなら悩むところかもしれませんが、今年古希を迎える身にはむしろ少ない力でペダルが回せるというのは理想なのです。

最初はチェーンリングを52-36Tのミッドコンパクトにすることばかり考えていたのですが、最早スピードを求める年齢ではないことを考えれば、トルクをかけない走りにチェーンリングを大きくするのは矛盾すると考えるに至り、チェーンリングはコンパクト(50-34T)のままにしました。とにかく、無事に楽に遠くまで走りたいというのが目標なので、敢えて速度は求めないことに決めたのです。

クランクセットが入荷したと連絡があった夜から札幌は雪となり、あっという間に冬に逆戻りしてしまい、クランク交換のためにバイクを持ち込むことが出来なくなってしまったので、クランクセットだけを持ち帰ることにしました。ある程度雪が融けたら、改めてバイクとクランクを持ち込み交換作業をしてもらう予定です。これで、クランク長が170㎜、165㎜、160㎜の3種類になりますので、乗り比べながら改めてその効果を検証していきたいと思っています。