CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

UCIの規制緩和を望む!(2)

2008-03-17 19:11:17 | 自転車

 このUCIのルールの下では、どんなに力があるプロ・ツールのチームでも、すべてのレースにベストメンバーで望むことができないのです。

 ジロで活躍したダニロ・ディルーカ、ダミアーノ・クネゴやジルベルト・シモーニの欠場は、ツールのファンにとっては非常に残念な出来事でした。

 だからこそ、バルロワールドのようなフレッシュなコンチネンタル・プロチームが活躍できることが可能になってしまうのです。

 こうしたUCIの規制緩和が必要な時期にきていることは確かです。Tdf01_p20s

 最高のメンバーを揃えて大会を盛り上げたい主催者のASOとグランツール全てへの参加を義務付けているUCIの対立は当然でしょう。

 ランスの7連覇時代はこれほどのドーピング騒ぎがなかったのも、ツールを狙う選手は他のレースで体力を消耗することなく、ツールにピークを合わせることが可能だったのに、今は出がらし状態でツールに望むことを強いられている選手も相当数いるはずです。

 この問題に対処するために危険を承知でドーピングに手を染める選手がでるのは当然ではないでしょうか?

 昨年と一昨年のドーピングのほとんどが血液ドーピングとテストステロンです。

Teststeron03  快走の裏には血液ドーピングとテストステロンの摂取があったことは残念です。

 彼等の失格処分は当然ですが、その背後にある環境を変えない限り、クリーンなレース運営は今後も難しいと思います。

 少なくともUCIとASOが歩み寄り、選手の体調をベストの状態でレースに参加できる環境を整備することが急務だと私は思っています。

 このままの状況が来年も続けばツールドフランスの存続は大変困難なものになるでしょう。

 環境を整備せずに、選手にばかり負担を強いる今のやり方は決してフェアなものとはいえないのではないでしょうか?

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