四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

茶色の食卓

2013-08-30 04:04:39 | コラム
切干大根。
里芋の煮転がし。
煮魚etc…

僕の子供の頃の食卓は醤油色(笑)
地方の伝統の日本食は大抵薄茶色。
お皿が沢山並んでも地味。

僕は昔から和食が好きではないです。
しかもソイソース(醤油)嫌い。

良くアジフライにかけるのは醤油かソースか
なんて嗜好の選択をしている事があるけれど
僕は100%ソース。

目玉焼きもソース。
天ぷらもソースで食べたい。
土佐の天ぷら(じゃこ天)もソースの
方が美味しい。

しかも僕はポテサラ等のマヨネーズものにもソースを垂らします。
豚肉とキャベツの炒め物にはウスターソースとマヨネーズ(笑)
こだわりのウスターソースは名古屋のコーミソース。
これの濃口をここ20年位使っているし。




土佐にはさあち料理と言う文化があります。
大皿に盛られた刺身や巻き寿司や惣菜
果ては羊羹や寒天等の甘味までゴタゴタに盛った
お酒を飲む為用のパーティー皿です。

このさあちには色があります。
土佐の巻き寿司には薄焼き卵で巻いたものがあります。
僕はこれが大好きで今でも田舎に帰ったら
晩飯はこれの1本食い、なんて事をやったりします。
これの別バージョンでは食紅を入れた紅色もあります。

子供心にさあちに盛られた黄色や赤、フライ物の
こげ茶色には胸がときめいたものです(笑)

そうですね色。

料理は視覚、嗅覚、そして味覚と言う順番で
人間の脳に入って来ますね。

大抵の人間は綺麗に盛られた料理を見て
「わあ~っ美味しそう!」と言います。
もしくは「いい匂いっ!」ですね(笑)




思い起こせば昭和って色が少ないんですよ。
高度経済成長に入った辺りはまだ町にも家の中にも
そして食卓にも余り色がなかったと思います。

この春に韓国に行った時に街の中に色が少ないなぁ…
と思いました。
昭和の風景のように色味が少なくて地味なんです。

韓国の食卓も茶色ですね。
焼肉やナムル等は茶色系、そこにキムチの赤か。
日本の赤系の食べ物は…トマトか梅干?

最近の食べ物は実に色味が綺麗ですよね。
サラダでもパプリカの赤や黄色を使うと
お皿がとても華やかになりますね。




大鵬、長嶋、卵焼き(笑)
昭和40年代の流行語です、覚えていましたか?
さて僕等が子供の頃には卵が高価でした、バナナも。
そして僕等の子供の頃の大好物はカレーライス。

つまり視覚的には黄色世代なんですよ僕は(笑)
黄色に胸弾ませた世代です。

おまけに土佐の太陽の黄色。
力強くてエネルギッシュな南国の日差しで
きつね色にこんがりと焼かれて僕等は育ちました。

小学校低学年の頃の僕はきつね色を通り越して
とんんかつ色でした(笑)
こんがりと上がったとんかつ色の肌をしていました。

真っ黒で目ばっかり大きな自分の幼少の写真を見ると
「…インド人?」と言う顔をしています(笑)




僕が今だにこれを見ると「おっ!」と思って
手を伸ばしたり注文したりするのがパンケーキ。
僕等の子供の頃のスペシャルおやつは
ホットケーキとプリン。

…憧れたなぁ。

うずたかく積まれたホットケーキにバターと
たっぷりのメープルシロップをかけて
フォークとナイフを使って食べる…。

これは今だに好きです。

はじめ人間ギャートルズのマンモスの肉は僕等の世代なら
殆どの人間が「食いたい!」と思ったもん。
チビ太のオデンもね。

ちなみに上記の二つは商品として存在しますよ。
ネットで探したら買える筈です。
特にギャートルズのマンモスの肉の加工の仕方は笑えます(´ー`)/~~





ねっ、笑えるでしょ(笑)チビ太のおでんもね。




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