四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

Tragedy ~悲劇の効能~

2011-12-11 15:57:50 | コラム
悲劇、ですよ悲劇、(笑)あっ笑ってスイマセン。
チョッと考えた事が有りまして悲劇について、何故人は悲しい話を好むのだろうと。
もともと言葉通り悲しい話のお芝居ですよ語源は。
古代ギリシャの時代に始まりルネッサンス期に開花した演劇様式。
有名なのがシェイクスピアの「マクベス」や「ロミオとジュリエット」ですか(笑)
いかん、何故か笑ってしまう。


 by:B. Charles Johnson

悲劇を好む心理ってなんだろう好奇心かな?
他人の不幸を喜ぶ訳ではないのでしょうが、共感し易いからでしょうね悲しさの方が。
喜びは分かりにくい、非常に相対的で価値観が違いますね。
人によって嬉しい事の重さが違いますよね、難しい。
だからスポーツの様に喜びが「勝利」と言う形で明確に見えるもには熱狂するのでしょう人は。
僕はスポーツは好きじゃないですね、思考型の人間ですから体を動かすのはどうも‥
決して運動音痴ではないです、子供の頃は色んなスポーツ、水泳や陸上の選手に選ばれて
大会にも出てました、平泳ぎは良く1位になっていました、市の大会では。


 by:B. Charles Johnson

いかん、悲劇に戻ろう。
悲劇の効能って何でしょう?悲しいお芝居を見てね涙してスッキリしちゃう。
これって幸せだからですか?本当に悲しかったら見ませんもんね悲劇なんて、自分が悲劇なんだから。
人は突然悲劇に見舞われる事が有りますよね、今年は大きな悲劇が有りましたね日本には‥
こなに大きな悲劇には言葉を用意する事が出来ませんね、僕ごときには。
もっと小さい個人の悲劇、お芝居の主題はこちらの話が殆んどです。
日本人も間違いなく悲劇が好きですね、悲しい話が好き。
元禄期の芝居にも心中物、近松門左衛門の「曾根崎心中」なんて話が残ってますしね。
歌舞伎の「勧進帳」も源義経の悲劇を書いたものですよね。
意地悪な兄貴の源頼朝に命を狙われた義経一行が奥州へ逃げる際の弁慶のやり取りが売り物ですよね。
日本人は「判官贔屓」と言う、弱い方に魅かれる気質が有りますね。
どうも負けている方を応援したくなる、そんなひとが多いですね。


 by:B. Charles Johnson

歌詞と言う世界にはハッピーエンドの歌は余りありません。
殆んどは恋の別れの話ですね、だから感情移入し易い。
言いかえれば殆んどの人は失恋の悲しみと言うものを思春期や青年期に味わいます。
だから皆失恋の話が好きです、聞きながらホロっと涙しカタルシス作用でスッキリする。
そう言えば泣く為の歌の番組もありましたもんね「徳光の泣き歌」ですか?
変なの、と思って見た事は殆んどありませんでしたが‥
さて今日の本題、秀ちゃんのラブレターの歌詞ね、ラブレターなのにこの重さ。
僕にはどうしてもラブレターと言う甘い言葉の歌詞には聞こえませんが、声は甘いね優しい。
引っ張るだけ引っ張りましたがもう一度「Love Letter」を貼る為に此処まで書いていたのですね(笑)
そして僕にはこの曲の歌詞が「悲劇」に聴こえたのでジャケットもセレクトした写真も暗いぞと。
それは秀ちゃんの曲のイメージのせいだと思いますよと、言い訳をひとつしたかったのです(笑)



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