四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

自分の、目と耳で…

2014-02-15 02:34:33 | コラム
2013年、2月13日。
ホンヤミカコの、銀座山野楽器での、20周年記念CD BOOK発売コンサートが終わる。
このコンサートの為に香港から朱普明氏が、韓国からはイ・ビョング氏が
わざわざこのコンサートを見に駆け付けてくれた。
共にアジアの若きオカリナ指導者達である。
その方達がただ、ホンヤミカコの演奏を見る為だけに日本に来てくれた…

皆さんは信じがたいかも知れないが、ホンヤミカコの作った楽曲は
香港、台湾、中国、そして韓国とアジアのオカリナファンの間では
すでにスタンダードになっている。
ホンヤミカコの楽曲を支持してくれた先生の生徒さん(子供)が
当たり前のように彼女の曲を演奏してくれている…

韓国のイ・ビョング先生とは5月にある彼のイベントへのホンヤの出演と
その後の“マッコリ・ツアー”との打ち合わせもあり、コンサート終了後に
彼のお弟子さんや通訳さんと伴に、銀座で会食をした。




僕は基本的にはノンポリ?
思想や宗教、政治に関わる事は好まない。
そんないい加減な僕でも、これはどうかな?
と、思う報道が日本では続いている。

嫌韓(けんかん)と言う言葉を日本のマスコミが使っている。
一時期の韓流ファンのオバサマ達が、何時の間にか嫌韓になっているらしい…
が、本当か?

僕は本当にヒネているのでマスコミ報道をそのまま鵜呑みはしない。
マスコミとは単なる私企業で、自社の利益の為に存在している会社だからだ。
“社会の木鐸”とか“ジャーナリスト”なんて概念はすでに死滅している。
とさえ思っている。

ネット社会では検証されない情報や、根拠のない中傷や風評が当たり前のように流れている。
情報とは誰かが意図的に、自分の感情や組織の利益の為に、流すものだと言う事も知らずに…




人間の感情や愛情、そして俗悪さに大差はありません。
日本がそんなに優れた国でもない代わりに、他国から馬鹿にされる国でもありません。
人間の集まりには善意もあれば悪意もあります。
それは、肌の色にも、文明の成熟度にも関係なく昔からあります。

僕は現地で仕事をして、確かに慣習の違いや表現の違いを感じる事もあります。
でもそれは日本でも大差ないです。
同じ構成のステージコンサートをしても、不思議と県民性によって反応が違うものです。




自分の目と耳で、自分が会って感じた事を基準にするのが、本来の人間関係でした。
体験も経験も無いのに、上から目線で論じる今の若者の姿勢に、
本当に無知だなぁ…と思う事を、僕は禁じ得ません。

若いんだから横着しないで、自分の目と耳で判断しなさいよ。と、思います。
そう言う経験と知識の上に、人や情報の判断を作れば?と、思います。

音楽は本当に国境や文化を越える事があります。

そして僕は、ホンヤミカコの音楽を好きになってくれた人は
国境や文化を越えた、僕の仲間だと思います。
まぁ、それも僕が、自分の目と耳で感じて経験したから、そう思えたのだと思います。