2009年公開作品。
監督:堤 幸彦、企画・脚本:長崎 尚志、原作:浦沢 直樹
出演:唐沢 寿明、黒木 瞳、豊川 悦司、平 愛梨ほか。
待望の第二章を観てきました。
相変わらず原作の雰囲気を忠実に再現していて感心しました。
野原を駆け回り、秘密基地作りに明け暮れた少年時代。
そこで仲間だけで共有する秘密を持ちたくなるのは自然の流れ。
ケンヂ達は「よげんの書」を作り、仲間意識を高めたのでした。
「忍者ハットリ君」や「ナショナルキッド」のお面は今の子ども達にはわかるまい(笑)。
カンナ役の平愛梨、オッチョ役(少年時代)の澤畠流星くんの2人はいい目をしてますねえ。
今後も活躍してくれそうな俳優です。
そして、ストーリーはその「よげんの書」が現実のものになるというSFチックな展開をしていきます。
この突飛さについて行けるかどうかで、楽しめるか、冷めてしまうか分かれますね。
映画は良くできていると思いますが、元々のストーリーに?の私にはちょっと・・・。
私も幼少時に仲間と「秘密基地」作りに明け暮れていたクチです。
物置小屋の裏側スペースにござを敷いた第一号に始まり、確か16号くらいまで造ったおぼろげな記憶があります。
稲刈りの後の積んだワラをくり抜いて農家のおじさんに追っかけられたり、
神社のお堂の縁の下に造って神主さんに叱られたり、
もう武勇伝ですね。
最高傑作は、川にせり出した樹木の上に板を載せて造った今で言う「ツリーハウス」。
完成したときはみんな得意満面でした。
川の風が気持ちよかったなあ。
しかし仲間の1人が川に落ちてびしょ濡れになって帰宅し、親にバレて撤去される羽目に。
くやし涙を流しました。
川の中を覗けばゲンゴロウやタガメやカエルの卵などがあった時代の話です。
野遊びで冬はいつも手がアカギレしていました。
当時の遊び場は今は皆コンクリートの下に埋められています。
私は小学6年生の時に転居してその土地を離れました。
大人になってから、数年に1回くらい懐かしさが募ってそこを訪れることがあります。
住んでいた市営住宅は高層アパートとなり、昔の面影はほとんどありません。
しかし一つだけ変わらない場所がありました。
神社です。
逆上がりの練習をした鉄棒や、草野球をやったフェンスが40年の時を経てそこにそのまま存在しているのです。
クラッカーをしていて雑草に飛び火して燃え始め、みんなでオシッコをかけて消したのもこの場所。
囲いの鉄の棒で繋がれた石柱の上を渡り歩いて遊んだのもこの場所(おかげで鉄棒の上も歩けるようになりました!)。
その場に佇んでいると、時間が逆戻りして茶色く変色したランニング姿で走り回る子ども達の姿が見えるよう・・・。
そんな記憶を呼び覚ましてくれただけでも、この映画を観る価値はありました。
あ、全然映画評になっていませんね。失礼。
★ 5点満点で4点。
監督:堤 幸彦、企画・脚本:長崎 尚志、原作:浦沢 直樹
出演:唐沢 寿明、黒木 瞳、豊川 悦司、平 愛梨ほか。
待望の第二章を観てきました。
相変わらず原作の雰囲気を忠実に再現していて感心しました。
野原を駆け回り、秘密基地作りに明け暮れた少年時代。
そこで仲間だけで共有する秘密を持ちたくなるのは自然の流れ。
ケンヂ達は「よげんの書」を作り、仲間意識を高めたのでした。
「忍者ハットリ君」や「ナショナルキッド」のお面は今の子ども達にはわかるまい(笑)。
カンナ役の平愛梨、オッチョ役(少年時代)の澤畠流星くんの2人はいい目をしてますねえ。
今後も活躍してくれそうな俳優です。
そして、ストーリーはその「よげんの書」が現実のものになるというSFチックな展開をしていきます。
この突飛さについて行けるかどうかで、楽しめるか、冷めてしまうか分かれますね。
映画は良くできていると思いますが、元々のストーリーに?の私にはちょっと・・・。
私も幼少時に仲間と「秘密基地」作りに明け暮れていたクチです。
物置小屋の裏側スペースにござを敷いた第一号に始まり、確か16号くらいまで造ったおぼろげな記憶があります。
稲刈りの後の積んだワラをくり抜いて農家のおじさんに追っかけられたり、
神社のお堂の縁の下に造って神主さんに叱られたり、
もう武勇伝ですね。
最高傑作は、川にせり出した樹木の上に板を載せて造った今で言う「ツリーハウス」。
完成したときはみんな得意満面でした。
川の風が気持ちよかったなあ。
しかし仲間の1人が川に落ちてびしょ濡れになって帰宅し、親にバレて撤去される羽目に。
くやし涙を流しました。
川の中を覗けばゲンゴロウやタガメやカエルの卵などがあった時代の話です。
野遊びで冬はいつも手がアカギレしていました。
当時の遊び場は今は皆コンクリートの下に埋められています。
私は小学6年生の時に転居してその土地を離れました。
大人になってから、数年に1回くらい懐かしさが募ってそこを訪れることがあります。
住んでいた市営住宅は高層アパートとなり、昔の面影はほとんどありません。
しかし一つだけ変わらない場所がありました。
神社です。
逆上がりの練習をした鉄棒や、草野球をやったフェンスが40年の時を経てそこにそのまま存在しているのです。
クラッカーをしていて雑草に飛び火して燃え始め、みんなでオシッコをかけて消したのもこの場所。
囲いの鉄の棒で繋がれた石柱の上を渡り歩いて遊んだのもこの場所(おかげで鉄棒の上も歩けるようになりました!)。
その場に佇んでいると、時間が逆戻りして茶色く変色したランニング姿で走り回る子ども達の姿が見えるよう・・・。
そんな記憶を呼び覚ましてくれただけでも、この映画を観る価値はありました。
あ、全然映画評になっていませんね。失礼。
★ 5点満点で4点。