2005年、日本映画
監督: 黒土三男
原作:藤沢周平
出演: 市川染五郎(七代目), 木村佳乃, 緒形拳, 原田美枝子, 今田耕司
~Amazonの紹介文~
江戸時代末期、東北の小藩・海坂(うなさか)藩。下級武士の父・助左衛門と母・登世と暮らす15歳の牧文四郎は、仲の良い友人と共に日々、剣術と学問に励んでいた。隣家の娘・ふくに文四郎は淡い恋心を抱いていたが、ふくもまた文四郎を慕っていた。そんなある日、藩内の争いに巻き込まれた父は謀反の罪に問われ、切腹を言い渡される・・・。市井の人々の強さと優しさを描き続けた作家・藤沢周平の最高傑作を、鬼才・黒土三男が15年の歳月をかけて映画化。青春、友情、父から子へ継承される人としての生き方、そしてひとりの人を思い続ける愛の物語が、美しい日本の風景の中で描かれる。
時代の流れに翻弄される一組の男女を中心に描かれる庶民目線の人間模様。
原作は藤沢周平の小説であり、ストーリーがしっかりしているので安心して見ることができました。
仲の良い幼なじみの縁を引き離したのは藩のお家騒動でした。
時が流れ、人生の荒波にもまれ、以前とは異なる社会的立場で二人は再開を果たします。
今はお互いに家族を持つ身。
想いが募ったヒロインの口から「あなたの子が私の子、私の子があなたの子、という道はなかったのでしょうか」と言葉が漏れます。
胸の奥が疼きました。
同じようなセリフを私も言った記憶があります。
青春時代を共に過ごした二人が高校卒業後、進学と就職で縁が切れ、その15年後に再開したときはお互いに家族がいました。
時代は異なっても、封建制度の不自由さはなくなっても、人間の生き様はあまり変わらないものなのですね。
日本の田舎の風景を慈しむように映像化しているところも魅力的です。
田んぼ・神社・お寺・・・原風景を凝縮しているようで心が和みました。
★ 5点満点で4.5点。
監督: 黒土三男
原作:藤沢周平
出演: 市川染五郎(七代目), 木村佳乃, 緒形拳, 原田美枝子, 今田耕司
~Amazonの紹介文~
江戸時代末期、東北の小藩・海坂(うなさか)藩。下級武士の父・助左衛門と母・登世と暮らす15歳の牧文四郎は、仲の良い友人と共に日々、剣術と学問に励んでいた。隣家の娘・ふくに文四郎は淡い恋心を抱いていたが、ふくもまた文四郎を慕っていた。そんなある日、藩内の争いに巻き込まれた父は謀反の罪に問われ、切腹を言い渡される・・・。市井の人々の強さと優しさを描き続けた作家・藤沢周平の最高傑作を、鬼才・黒土三男が15年の歳月をかけて映画化。青春、友情、父から子へ継承される人としての生き方、そしてひとりの人を思い続ける愛の物語が、美しい日本の風景の中で描かれる。
時代の流れに翻弄される一組の男女を中心に描かれる庶民目線の人間模様。
原作は藤沢周平の小説であり、ストーリーがしっかりしているので安心して見ることができました。
仲の良い幼なじみの縁を引き離したのは藩のお家騒動でした。
時が流れ、人生の荒波にもまれ、以前とは異なる社会的立場で二人は再開を果たします。
今はお互いに家族を持つ身。
想いが募ったヒロインの口から「あなたの子が私の子、私の子があなたの子、という道はなかったのでしょうか」と言葉が漏れます。
胸の奥が疼きました。
同じようなセリフを私も言った記憶があります。
青春時代を共に過ごした二人が高校卒業後、進学と就職で縁が切れ、その15年後に再開したときはお互いに家族がいました。
時代は異なっても、封建制度の不自由さはなくなっても、人間の生き様はあまり変わらないものなのですね。
日本の田舎の風景を慈しむように映像化しているところも魅力的です。
田んぼ・神社・お寺・・・原風景を凝縮しているようで心が和みました。
★ 5点満点で4.5点。