映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「うさぎドロップ」

2013-07-01 23:32:14 | TV放映
2011年、日本映画

監督 SABU
脚本 SABU 、 林民夫
原作 宇仁田ゆみ
主題曲/主題歌 PUFFY
キャスト 松山ケンイチ(河地大吉)、香里奈(コウキママ)、芦田愛菜(鹿賀りん)

~Yahoo!映画の解説~
 宇仁田ゆみ原作の人気コミックを、『蟹工船』のSABU監督が映画化したヒューマン・ドラマ。
 ひょんなことから一緒に暮らすことになった6歳の少女と男の珍妙な共同生活を描き出す。不器用だが心の温かい主人公を演じるのは、『DEATH NOTE デスノート』シリーズの松山ケンイチ。彼のキュートな相棒を、『告白』などの子役の芦田愛菜が演じている。香里奈や池脇千鶴、風吹ジュンら豪華キャストらと共に織り成す感動の物語が胸を打つ。




 なんとなく題名に惹かれて録画しておいたものを観てみました。
 主役の二人、松山ケンイチ君と芦田愛菜ちゃんの控えめだけどしっかりした演技が好ましい。
 ケンイチ君は「ノルウェイの森」を観て以来のファンです。
 愛菜ちゃんは6歳の幼児というより小さな大人のように見えて、はまり役だと思いました。

 ケンイチ君が子育てを理由に第一線を退いた先輩女子社員(池脇千鶴さん)を相手に
 「子どものために自分が犠牲になっていると感じたことがありますか?
 と質問する場面が印象的でした。
 千鶴さんはしばらく考えた後に、
 「子どもは私の生活の一部だから・・・
 とつぶやくように答えたのです。
 このやり取りに「ハッ」とした女性は数多くいるのではないでしょうか。

 以前、某ベテラン小児科医の書いた本にも同じことが書いてありました。

□ 仕事か子育てか・・・お母さんのジレンマ
 「仕事を取るか、育児を取るか」という設問をよく聞きますが、この設問そのものが間違っているので答えはありません。なぜかというと「育児はそのお母さんと子どもの人生の一部」だからです。人生の一部を人に代わってもらうわけにはいきません。


★ 5点満点で4.5点