映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「君の名は」

2017-11-24 08:30:49 | TV放映
2016年、日本、長編アニメーション映画

監督・脚本・原作:新海誠
声の出演者:神木隆之介(立花 瀧)、上白石萌音(宮水 三葉)、長澤まさみ(奥寺 ミキ)、市原悦子(宮水 一葉)



 WOWOWで放映したものを録画し昨日観ました。

 不思議な余韻を残すよい映画です。
 なんだろう、この感覚・・・

 男女入れ替わりのギミックは映画でよく使われるテーマです。
 この映画はそれに「3年の月日のズレ」というタイムスリップを加えたことが新鮮なのかな。

 それから美しい彗星のかけらが町に落ちて甚大なる被害をもたらした事。
 三葉の家(女系)に伝わる入れ替わりの不思議な現象・・・ただし具体的なことは記憶から消えてしまう。

 言い伝えとか童話とか、“神隠し”のようにありそうでなさそうな、あやふやな題材がちりばめられている内容を、ほのかな純愛の甘い雰囲気が包んでいるのが心地よい。

★5点満点で4点
突っ込みどころ。
・瀧と三葉の年齢差は? 
 ・・・3年ずれてタイムスリップしていますが、ラストシーンは年齢差がなくなっている印象。
・歴史を塗り替えてしまうというSFの禁じ手。
 ・・・三葉は彗星被害を避けようと試み、一部成功し、本来死んでいたはずの人たち(三葉も含めて)が生きながらえた。これってふつうSF小説の世界ではタイムパトロールに叱られるはずなんですが・・・(^^;)。