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映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「エディット・ピアフ~愛の賛歌」

2013-08-14 06:45:01 | TV放映
2007年、フランス映画。

監督 オリヴィエ・ダアン
脚本 イザベル・ソベルマン
製作 アラン・ゴールドマン
出演者 マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、ジェラール・ドパルデュー
音楽 クリストファー・ガニング、エディット・ピアフ
主題歌 愛の讃歌
撮影 永田鉄男

~あらすじ(Yahoo!映画より)~
 大道芸人の娘に生まれ、売春宿を営む祖母に育てられ、失った視力を奇蹟的に回復させ、街角からデビューした伝説の歌姫エディット・ピアフ。不幸な生い立ちとスキャンダル、「愛の讃歌」はじめ自身の人生を反映させたバラードで庶民に支持され、フランスの国民的歌手になったピアフの人生を描く。
 ロマンス小説ばりにダイナミックなピアフの人生だが、第2次大戦中の反ナチ活動やイブ・モンタンとの恋といった有名エピソードをオリビエ・ダアン監督は大胆に割愛。飛行機事故死で幕を閉じたボクサー、マルセル・セルダンとの純愛を彼女の人生の象徴とし、ピアフの真実を探っていく。新鮮な手法から浮かび上がるのは、愛に傷つき、希望を失いながらも歌への情熱だけは決して失わなかったピアフ像。短い生涯で人一倍の不幸と幸せを体験した彼女にとって歌こそが人生の礎だったのだ。ピアフの歌声とドラマが重なり、感動もひとしお。
 主演のマリオン・コティヤールは、数奇な人生が生んだトラウマゆえに複雑な性格になったピアフを怪演と呼びたくなるほどに熱演。気まぐれで下品で不埒だが、愛さずにいられないマリオンのあだ花ぶりは、それ自体がフランス映画史の伝説になるに違いない。




最近「ピアフの再来」と称されるZAZの魅力にまいっている私です。
荒いけど張りがあって響くあの歌声。
パリジャン達はあの声が大好きと聞きました。
随分前に録画しておいた、その元祖であるエディット・ピアフの映画をこのタイミングで視聴しました。

場面が各年代を行ったり来たりするので、ストーリーに振り回される感がなきにしもあらず。
主演のコティヤールは役を作りすぎて(特に晩年・・・といっても40歳台)私にとっては少々興ざめでした。
でもピアフは理性よりも感情・本能のままに生きた様子が画面からあふれてきました。
またピアフが歌い始めて周囲が沈黙し、その後のあふれんばかりの拍手の演出が十分生きるほど歌唱が充実したことに感心しきり。

 ・・・ん?コティヤールの実力を認めていることになる?

★ 5点満点で3点。
第57回ベルリン国際映画祭出品作品。主演のマリオン・コティヤールは第33回セザール賞主演女優賞と第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞。


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