goo blog サービス終了のお知らせ 

映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

映画「立川談志」

2014-02-04 08:16:00 | TV放映
2012年、日本映画(ドキュメンタリー)。



【番組紹介/解説】(NHK)
2011年11月21日に世を去った落語家・立川談志の一周忌追善のため製作されたドキュメンタリー。落語界の風雲児と呼ばれた彼が最期まで追い求めた芸の世界に迫る。
古典芸能としての落語ではなく、現代社会にも通じる文学性と娯楽性を持った、「今」の落語を追い求めた立川談志。本作は、2011年11月21日、75歳で永眠した彼の一周忌を追善し、その落語哲学の理解を深めるべく企画されたドキュメンタリーだ。喉頭がんの手術で声を失うわずか1カ月ほど前に収録された高座の模様をはじめ、貴重な未公開映像で、《落語界の風雲児》と呼ばれた彼が追い求めた芸の世界を解き明かしていく。


毒舌で頭でっかちの談志師匠。
映像で観れば好きになれるかな、と思いきや、芸で魅せるいぶし銀タイプが好きな私には、やはりちょっと受けませんでした。
ファンの方、ごめんなさい。

「天のしずく~辰巳芳子”いのちのスープ”~」

2014-02-04 08:14:06 | TV放映
2011年、日本映画。
監督・脚本 河邑厚徳





<作品解説>
日本の食に提言を続ける料理家・辰巳芳子。彼女が病床の父のために工夫を凝らして作り続けたスープは、やがて人々を癒す「いのちのスープ」と呼ばれるようになり多くの人々が深い関心を寄せている。
いのちの始まりに母乳があり、終わりに唇をしめらす末期の水がある。人の命は絶えることのない水の流れに寄り添って健やかに流れる。映画で描かれる、辰巳芳子のスープにも長い物語がある。調理以前は、海・田畑など日本の風土が生み出す生産の現場。調理後にはスープを口にする家庭や施設、病院など多様な人の絆が見えてくる。
脳梗塞で倒れ、嚥下障害(えんげしょうがい)により食べる楽しみを奪われた父。その最後の日々を、母と娘が工夫した様々なスープが支えた。それがいのちのスープの原点だった。
映画では、スープを作り出す食材を作り出す全国の生産者。彼らは作物への誠実な志を持ち、辰巳さんに食材を提供する。旬の作物を育てる繊細で美しい自然風土。そしてそれぞれの素材が性質を生かし、喜ぶように丁寧に調理する辰巳芳子。幼児から老人まで、スープを口にする人々の姿。
それぞれが交響曲のように、いのちの響きを奏でていく。ここで描かれるスープの物語は、辰巳芳子が唱える、食を通して見えてくる「いのちと愛」への道筋を示してくれる。


辰巳さんの活動には賛同しますが、彼女の人柄は好き嫌いがあると思います。
自分の考え方というか思い込みを他人に押しつけるような姿勢は私には受けつけませんでした。
思うに、全てを受け入れて許す母性のみでなく、愛情を持って厳しく諭す父性が混在し、ときに父性が優って居心地が悪くなるのかもしれません。

★ 5点満点で3点。




「裸の島」

2013-09-21 17:25:00 | TV放映
1960年、日本映画

監督: 新藤兼人
音楽: 林光
出演者: 乙羽信子、 殿山泰司

~Amazonの紹介文~
 瀬戸内海の孤島で力強く生きる貧しいひとつの家族を台詞無しで描く映画詩。モスクワ国際映画祭グランプリ受賞。
 モスクワ国際映画祭グランプリ、ベルリン映画祭セルズニック銀賞。国内外問わず高く評価された。瀬戸内海の孤島で力強く生きる貧しいひとつの家族を台詞無しで描く映画史。




 当時「セリフなし」は実験的だったそうです。
 残念ながら、私の目にはこれ見よがしの演出過剰に映りました。
 もっと品よく画面の端からそれとなくにじみ出るような主張なら好ましかったのに。

 水が手に入らない小さな島に住む理由は何?
 地元の村民に村八分にされるほどのトラブルがあったのだろうか?

 などと、ヘンな方向へ考えが及んでしまいます。

 子どもの一人が夏の某日、高熱で亡くなるのは日本脳炎でしょうね。

~ストーリー~
 瀬戸内海の一孤島。周囲500メートルほどの小さな島である。
 中年の夫婦千太(殿山泰司)、妻トヨ(乙羽信子)と二人の息子の4人がこの島の住人である。
 上の息子太郎は小学2年生で、向かいの大きな島の学校に手漕ぎ船で送ってもらい通う。下の次郎はまだ学校には行っていない。
 ある日、息子たちが一匹の大きな鯛を釣り上げた。夫婦は子供たちを連れて巡航船に乗り遠く離れた町へ行く。鯛を売り得た金で日曜j品を買う。
 家族が住む島の土地は荒れている。島には水が無いため、畑にやる水も飲み水も大きな島から運ぶ。
 夫婦の主な仕事は手漕ぎ船で大きな島へ行き、そこで水を汲み、島へ戻ったら天秤棒に担いで島に運ぶ。
 渚から頂上まで水桶を下げた天秤棒を担いで登る。急な山道を登る。天秤棒が肩に食い込む。柄杓で畑に水をまく。
 荒れた土地は水を吸い込むがきりが無いのだった。その繰り返しが夫婦の日常の仕事だ。
 やせた芋がやっと収穫できる程度だ。それでも家族にとって大事な食料なのである。
 土地はやせているが、夫婦の懸命な努力により、春は麦を採り、夏はサツマイモを採って暮らす生活だ。
 ある日、太郎が高熱を出した。父親が船で大きな島から医者を連れて帰ってきたときには太郎は死んでいた。母親は声を上げて泣く。
 葬式が営まれ、それが終わると夫婦はいつもの生活に戻るのだった。
 突然、妻は狂ったように作物を抜き出し始めた。やりきれない、どこにも当たることのできないもどかしさに妻は当り散らす。
 夫は黙って見ているしか方法が無い。泣いても叫んでもこの土地で生きていくしかないのだ。夫婦は厳しい自然に立ち向かって生きていく。


「フリーダ」

2013-09-16 19:16:47 | TV放映
2002年、アメリカ・カナダ・メキシコ合作。

監督:ジュリー・テイモア
原作:ヘイデン・エレーラ『フリーダ・カーロ 生涯と芸術』
音楽:エリオット・ゴールデンサール
出演:サルマ・ハエック(フリーダ・カーロ)、アルフレッド・モリナ(ディエゴ・リベラ)、ジェフリー・ラッシュ(レオン・トロツキー)、アシュレイ・ジャッド(ティナ・モドッティ)、アントニオ・バンデラス(ダヴィド・シケイロス)

~Yahoo! 映画より~
 メキシコ人の母とドイツ人の父の間にできた4人姉妹の3女として生まれたフリーダ・カーロは奔放な少女時代を過ごす。だが18歳のとき、高校生の彼女はバスに乗っていて路面電車との衝突事故に巻き込まれ、大怪我を負ってしまう。一命は取り留めたものの、この時の後遺症で子供を産めなくなったうえ、重い障害と強い痛みが彼女を苦しめた。寝たきりの生活となった彼女は父の勧めで絵を描き始める。絵の才能を開花させていった彼女は奇跡的な回復を見せた。やがて彼女は壁画の巨匠ディエゴ・リベラに教えを乞うようになり、いつしか2人は恋に落ちるのだったが…。




 「濃い」映画です。
 主人公の眉も濃い(両さん眉毛)。性格も濃い。出演者のキャラも濃い。
 ベッドシーンも多くて、子どもには見せられません。

 フリーダ・カーロとディエゴ・リベラは結婚し、離婚し、再婚します。
 結婚前の2人は親友でありました。
 しかし自分の生活・信条を曲げない2人はすれ違い、お互いを傷つけ、それに絶えられなくなって離婚に至ります。
 その後フリーダが体調を崩し、リベラは2回目の求婚をしたのでした。

 「結婚てなんだろう?」と考えさせられました。
 お互い元気で意気盛んな時は相手を気遣う気持ちを忘れがち。
 でも「病める時」も必ずやってきます。
 その際に真価が問われるのでしょう。

 キリスト教の結婚式で「健やかなる時も病める時も・・・」の言葉がここでも思い出されます。
 「ツレがうつになりまして」にも書きました。

★ 5点満点で4点
アカデミー賞(作曲賞)(2003年)
ゴールデン・グローブ(音楽賞)(2002年)

「スパイダーマン3」

2013-09-16 18:05:41 | TV放映
2007年、アメリカ映画。

監督:サム・ライミ
製作総指揮:スタン・リー 、ジョセフ・カラッシオロ 、ケヴィン・フェイグ
原作:スタン・リー 、スティーヴ・ディッコ
音楽:クリストファー・ヤング
出演:トビー・マグワイア(ピーター・パーカー/スパイダーマン)、キルステン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン(MJ))、ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン)、トーマス・ヘイデン・チャーチ(フリント・マルコ/サンドマン)、トファー・グレイス(エディ・ブロック/ヴェノム)

~Yahoo! 映画より~
<解説>
“アメコミ界”のヒーロー、スパイダーマンが活躍する大ヒットアクション大作の第3作。前作から約3年、今度はスパイダーマンがブラック・スパイダーマンに変ぼうし、新たなる敵サンドマンらとの死闘を繰り広げる。監督は前2作に続き、名匠サム・ライミが担当。スパイダーマンことピーター・パーカーを『シービスケット』のトビー・マグワイアが続投する。最新VFXを駆使した迫力映像とヒーローの等身大の姿を描いた人間ドラマ、さらにはシリーズ初登場のニューキャラクターたちに注目したい。
<あらすじ>
かつて暴漢に襲われて亡くなったベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が刑務所から脱獄。その情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーター(トビー・マグワイア)は、メイおばさん(ローズマリー・ハリス)の制止の言葉も聞かず犯人の行方を追う。


 まことにアメリカ映画らしく、気分が悪くなるほどアメリカ映画です。
 なにせ、スパイダーマンが登場するとそのバックにアメリカ国旗が翻るのですから、困ったものです。
 勧善懲悪の構図は、日本で云えば水戸黄門でしょうか。

 でも、エンディングのテーマは「許すこと」。
 おいおい、それはおかしい。
 だってアメリカの歴史は敵を力でねじ伏せて、後付けの都合のよい理由で誤魔化してきたのだから。

★ 5点満点で2点。
 でも、トビー・マグワイアは「サイダーハウス・ルール」以来のファンです。

「塔の上のラプンツェル」

2013-09-16 17:57:36 | TV放映
2010年、アメリカ映画。

監督 バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
音楽 アラン・メンケン
原作:グリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』

出演者:マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ

~Yahoo! 映画より~
“髪長姫”の呼称で知られるグリム童話のヒロイン、ラプンツェルを主人公に、自由自在に操れる驚くほど長い彼女の“魔法の髪”に秘められた謎と旅を描くアドベンチャー・アニメーション。『ボルト』のバイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務め、未知なる世界に挑むラプンツェルの冒険をダイナミックなアクションと共に描き出す。グリム童話から生まれ、世界のアニメ界を代表するディズニーが手掛けたミステリアスなストーリーに期待したい。

~DisneyのHPより~
 深い森に囲まれた、出入り口のない高い塔。そこに、魔法の長い髪を持つ、美しい少女が暮らしていた。名前は、ラプンツェル。18年もの間、彼女は一度も塔の外に出たことがなく、母親以外の人間に会ったこともなかった…。そんなラプンツェルの楽しみは、自分の誕生日になると遠くの空に浮かぶ神秘的な“灯り” を見ること。「あの灯りは、私とどんな関係があるのだろう?」
 成長するにつれ、彼女は灯りへの好奇心を抑えきれなくなっていた。
 18歳の誕生日の前日、お尋ね者の大泥棒フリンが追手を逃れて塔に侵入し、ラプンツェルの魔法の髪に捕えられてしまう。フリンが盗んだ王冠を取り上げた彼女は、交換条件として、“灯り”の場所まで案内させることに。
 “魔法の髪”に導かれ、ラプンツェルの“すべてが初めて”の旅が始まる。だが、未知なる世界への期待に満ちたその冒険には、彼女自身の秘密を解き明かす、思いもよらぬ運命が待ち受けていた…。


 毒のないピュアなメルヘンですね。
 ストーリーも秀逸(あ、グリム童話が原作か)、主人公のみならず、脇役のキャラクターもよく描き混んでいて楽しめます。
 子どもにも安心して見せられる映画で、ディズニーの本領発揮というところでしょうか。

★ 5点満点で3.5点。

「戦火の馬」

2013-09-15 06:46:47 | TV放映
2011年、アメリカ映画

監督: スティーヴン・スピルバーグ
上映時間: 146分
音楽: ジョン・ウィリアムズ
原作者: ニック・スタッフォード、 マイケル・モーパーゴ

~WOWWOWより~
 戦争によって引き裂かれ、別々の運命を歩むことになった1頭の馬と少年との変わらぬ友情を、名匠S・スピルバーグ監督が波瀾万丈のタッチで切なく描いた奇跡の感動ドラマ。
 M・モーパーゴの児童小説をもとに、ひと足先に舞台化されたものをロンドンで目にして(2011年にはブロードウェイでの上演版が、トニー賞で作品賞ほか5部門を受賞)深い感動を受けたスピルバーグ監督が、これを映画化することを決意。かつての名作「E.T.」と同様、人間と人間ならざる生物とが織り成す美しい愛と友情の絆を力強く情感豊かに描き出し、幅広い観客層の心に訴えかける普遍的な感動作に仕上がった。あらゆる障壁を乗り越え戦場の中を疾走する馬の姿には、誰もが熱い涙を誘われること必至だ。

<キャスト>
アルバート・ナラコット:ジェレミー・アーヴァイン
ローズ・ナラコット:エミリー・ワトソン
ライオンズ: デヴィッド・シューリス
テッド・ナラコット:ピーター・ミュラン
ニコルズ大尉:トム・ヒドルストン
ジェイミー・スチュワート:ベネディクト・カンバーバッチ




 農場の小作人が、農耕馬の競りに参加し、勢いで購入してしまったサラブレッド。
 その馬の数奇な運命が展開されるストーリーです。

 馬が好きな人にはこたえられない映像の連続と思われますが、私にはインパクトなし。

 観る前にスピルバーグ監督のインタビューを聞いてしまったからかな。
 彼は「サラブレッドが塹壕を走り抜けるシーンを撮りたかった」と云っていました。

 最近、魂を揺さぶられるような、あるいは別世界へ誘ってくれるような映画に出会いません。
 私がひねくれているだけなんだろうか・・・。

★ 5点満点で3点。

「ホームレス中学生」

2013-09-10 22:00:10 | TV放映
2008年、日本映画
監督:古厩智之

<解説>
お笑いコンビ「麒麟」の田村裕が極貧生活を送った中学生時代を綴り、ミリオンセラーとなった同名自伝小説の映画化。監督は「ロボコン」「奈緒子」の古厩智之。主演に「ラブ★コン」「KIDS」の小池徹平。夏休み初日、中学生の“ボク”が帰宅すると、家は借金のため差し押さえられていた。父親は蒸発、兄と姉とも別れて一人で公園で暮らすことになったボク。自販機の小銭を集めダンボールを貪る、中学生のホームレス生活が始まる。

<キャスト>
小池徹平(田村裕)
西野亮廣(田村研一)
池脇千鶴(田村幸子)
イッセー尾形(田村一朗)
古手川祐子(田村京子)




小池徹平君はイケメン過ぎてミスキャストだと思います。
トイレのない公園での寝泊まりを周辺住民が放置しておくはずないので演出過剰でしょうか。
いずれにしても、現実はもっと汚くて悲惨だったんだろうなあ。

ホームレスのホームとは実は・・・ネタバレなので止めときます。

唯一、池脇千鶴さんの演技には救われました。

★ 5点満点で2.5点。

「ホビット 思いがけない冒険」

2013-09-10 21:53:50 | TV放映
原題 The Hobbit: An Unexpected Journey
製作年 2012年
製作国 アメリカ=ニュージーランド

監督 ピーター・ジャクソン
脚本 フラン・ウォルシュ 、 フィリッパ・ボウエン 、 ギレルモ・デル・トロ 、 ピーター・ジャクソン
原作 J・R・R・トールキン
音楽 ハワード・ショア

(Movie Walker より)
J.R.R.トールキンによる、「指輪物語」の前日譚に当たる物語を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が3部作として映画化する第1弾。『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公フロドの養父ビルボを主人公に、約60年前の物語が明らかに。イアン・マッケラン演じるガンダルフらおなじみのキャラクターも登場する。

<キャスト>
(ガンダルフ) イアン・マッケラン
(ビルボ・バギンズ) マーティン・フリーマン
(トーリン・オーケンシールド) リチャード・アーミティッジ

<映画のストーリー>
ある日、ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)から、スマウグという恐ろしいドラゴンに奪われたエレボールのドワーフ王国を取り戻すための壮大な冒険に誘われる。伝説的な戦士トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)率いる13人のドワーフたちとともに旅に出た彼の行く手には、ゴブリンやオーク、凶暴なワーグや魔術師たちが跋扈する危険な荒野が待ち構えていた。目指すは東にある“はなれ山”の荒れ地。険しい山々を越え、エルフ族のエルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)やガラドリエル(ケイト・ブランシェット)との出会いを経て旅は続き、ゴブリンのトンネルで、ビルボは自分の人生を永遠に変えることになるゴラム(アンディ・サーキス)と遭遇する。もともと控え目な性格のビルボだったが、地下の湖畔でゴラムと2人きりになったとき、自分にも知恵や勇気があったことに気付く。さらに、そこで彼が手に入れたのは、ゴラムが“いとしいしと”と呼びかけていた指輪だった。そのシンプルな金の指輪は、見かけからは想像できない大きな力を持ち、それはビルボが想像もできない形で、中つ国すべての運命に結びついていた……。


 ご存じ「ロード・オブ・ザ・リング」の番外編です。
 本編の伏線となる、バギンズが巻き込まれた冒険談。

 CGで怪物や迫力ある戦闘シーンが展開されます。精密で作るのが大変だったろうなあ。
 でも、戦闘シーンに興味なく早送りしてしまう私にはインパクトなし。

 やはり日本人にはピンとこない映画です。
 リング(指環)や妖精などの捉え方が西洋人は違うんだろうな、と感じました。

★ 5点満点で3点。

「HOME~愛しの座敷わらし」

2013-08-21 22:27:16 | TV放映
2012年、日本映画

<スタッフ>
監督:和泉聖治
原作:荻原浩
脚本:金子成人
音楽:池頼広
<キャスト>
水谷豊(高橋晃一)、安田成美(高橋史子)、濱田龍臣(高橋智也)、橋本愛(高橋梓美)、草笛光子(高橋澄代)

~あらすじ~(映画.comより)
直木賞候補にもなった荻原浩の人気小説「愛しの座敷わらし」を、水谷豊の28年ぶり単独主演で映画化。東京から岩手の古民家に引越してきた一家が、不思議な座敷わらしと出会うことで、それぞれが自身を見つめなおし、家族のきずなを再生していく姿を描く。家でも会社でも居場所がない晃一を中心に、それぞれが悩みや不満を抱えている高橋家の5人は、晃一の転勤で岩手県の築100年以上の古民家に引越す。ようやく田舎暮らしにも慣れてきたある日、着物を着た不思議な子どもに出会い……。水谷主演で大ヒットした「相棒」シリーズの和泉聖治監督がメガホンをとる。




ストーリーはそこそこで、ありがちなハッピーエンドではあるものの・・・
古老の「座敷わらしは『間引き』された子どもの化身じゃった」というつぶやきを聞いて涙が止まらなくなりました。
誰を恨むわけではないけれど、「生きたかった」「愛されたかった」という情念が、成仏できずに彷徨っているのですね。

★ 5点満点で4点。