新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

必死で全国で自衛隊の入隊募集をしているのは、すでに大量の処分者が潜在しているからか

2024年07月13日 13時02分30秒 | 公務員不祥事

今朝の朝刊の社会面を見たら沖縄在住の米兵の裁判の様子と、日本の元検事正とか警官の性犯罪の記事であふれていた。
 
若いころ社会のあり得ない話として「付け火する消防士」とか「窃盗を働く警官」などは「あり得ない話」の例えとしてよく聞いた記憶がある。
しかし最近の日本ではもはやこんな「あり得ない話」が笑い話ではなく日常茶飯事となってしまった。
 
それもでも大規模の地震や土砂災害等での自衛隊の救援活動は被災者にとっては最後の救いであったかもしれない。
 
しかし、その自衛隊も多くの国民の知らないところで日常的に単なる不祥事ではなく「犯罪行為」を長年繰り返していたことが明らかになり、大量の処分者が発表された。
 
特定秘密漏えい、裏金接待、カラ手当…こんな自衛隊で大丈夫か 膨れる予算、隊員のストレスもパンパンな内実
 

度重なる不祥事で12日に大量処分が予定されている防衛省・自衛隊。「特定秘密」漏洩(ろうえい)で海上幕僚長が引責辞任の意向を示しているほか、裏金作りやハラスメントも相次ぐ。単発のトラブルもあるが、組織で長く引き継がれてきた問題が目立つのが特徴だ。防衛費の急増を受け、拡大を続ける自衛隊で何が起きているのか。
◆海自、陸自、空自、統幕、背広組も…
 「これまでも防衛省には勧告し、意見しているのに誠に遺憾だ。厳しく対応しなければいけない」。海上自衛隊の複数の護衛艦で「特定秘密」の漏洩が確認された問題で、11日に非公開で開かれた衆院情報監視審査会。防衛省から説明を受けた岩屋毅会長は終了後、記者団にこう述べた。
 特定秘密のずさん運用は、陸自、空自、統合幕僚監部、背広組中心の内部部局(内局)にも広がる。3日には、潜水艦を受注する川崎重工業が捻出した裏金で海自の乗組員が飲食接待などを受けていたことも判明。複数の潜水隊員が実際は潜水していないのに手当を受け取ったことや、内局の複数幹部のパワハラ行為も明らかになった。
 10日に開かれた自民党の国防部会と安全保障調査会の合同会議で批判を受けた松本尚防衛政務官は「ご心配とご迷惑をおかけしている」と陳謝している。
 自衛隊基地のある街で注視する人たちは、不祥事の連続をどう見ているのか。
◆運転手が聞いた「いじめてやった」
 海自呉基地に加え、新たな防衛拠点計画が浮上した広島県呉市。市民団体「日鉄呉跡地問題を考える会」共同代表の西岡由紀夫さんは、「防衛費が43兆円と膨れ上がって浮かれているんじゃないだろうか。不信感しか生まれない」と憤る。
 川重からの接待問題については「上意下達の組織で、長年にわたり続いていたのは闇深さを感じる」と指摘。酒井良海上幕僚長が引責辞任の意向を示しているが、「組織を解体するぐらいの意気込みでの抜本的改革が必要だ」と訴える。
 「組織にたまっていたストレスのマグマが一気に表面化した」と話すのは、神奈川県横須賀市の市民団体「ヨコスカ平和船団」の鈴木茂樹さん。2年前まで市内でタクシー運転手をしており、海自隊員や防衛大学校の学生から「勤務がきつい」「いじめてやった」「いじめられてる」といった言葉をよく耳にしたという。「軍備増強で業務が増える一方で、人員不足が慢性化している。ストレスがたまりやすい構造の中、上手に発散ができない結果なんでしょうね」
◆そもそも、何が特定秘密だったのか
 「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」共同代表の呉東正彦弁護士も「『またか』が正直な印象だ。川重の接待や、相次ぐパワハラは組織の風通しが悪い証拠だ」とみる。「処分だけでなく、二度と起こさないよう再発防止策を講じなければならない」
 ただ特定秘密のずさん運用には、「処分の前に考えるべき問題がある」とくぎを刺す。「何が特定秘密に当たったのか、そもそも、本当に特定秘密にするべき情報だったのか。われわれには状況が分からないまま、情報統制だけが厳しくされていくのは許されるべきではない。客観的に検証できる仕組みが必要だ」
◆10人でやるべき仕事を6人で
 元海将で自衛艦隊司令官を務めた香田洋二氏は「これだけ問題があちこちで噴出しているということは、順法精神や職業倫理、部隊の規律などさまざまな面で組織が弛緩(しかん)していたと言わざるを得ない。言い訳の余地がない」と指摘する。
 香田氏は「絶対にあってはいかんことです」と繰り返しつつ、不祥事が続発する背景を推察する。「中国やロシアの艦船の活動が活発になり、そのたびに現場では、警戒監視活動にものすごい時間を割かれている。任務が増えているのに、現場では慢性的な人手不足。10人でやるべき仕事を6人でやるような状況があちこちで起きている」
◆「石を抱かされても黙る」からバレない
 その上で、戦闘指揮所に特定秘密の無資格隊員を配置した問題について危惧する。「任務を達成するのに十分な人員がいない状況で、無資格運用をやらざるを得ない状況があったのでは。規則違反で、弁解の余地はない。ただ、現場を締め上げるだけでは根本的な治療にはならない。実力以上の仕事を現場に求めない工夫も必要だろう。こうした背景の問題に手を打たないと、同じようなことは3自衛隊どこでも起きうる」
 元海上自衛官で軍事ライターの文谷数重氏は「国民の血税をないがしろにしかねない」として、潜水艦乗組員と川重の癒着疑惑を特に問題視する。
 文谷氏によると、潜水艦は修理などの際にメーカーの工場に入り、乗組員はメーカー側の担当者と付きっきりで作業をする。「どこを修理するか、どの部品を交換するかはある程度、乗組員で決められるので、メーカーが慣習的にサービスを続けてきたのでは。潜水艦乗りは、石を抱かされても秘密を守る。口が堅く、フネ(自艦)のことは他の海上自衛官にも話さない。だから長い間続いたのでは」
◆国会が閉会したタイミングで発覚
 潜水艦は川重と三菱重工業の2社が交代で受注。「当事者が限られ密接な関係になりやすい。競争性も働きにくい」と構造的な課題も指摘する。
 一方、特定秘密の問題なども含め大型の不祥事が相次いで発覚したことには「政治的な影響が少なくなるよう、国会が閉会したタイミングを狙った可能性はある」とも述べた。
 不祥事は海自にとどまらず、内局でのパワハラ事案も複数確認されている。今年6月には陸上自衛隊でパワハラ被害の公益通報内容を所属部隊に漏らされたとして、北海道の50代の男性自衛官が国に慰謝料などを求め提訴している。
◆多額の予算、組織拡大のおごり
 自衛官からハラスメント相談を受けている元自衛官で軍事ジャーナリストの小西誠氏は「この10年ほど相談は増えている。昔は下士官クラスから一般隊員へのいじめのような内容が多かったが、最近は上級幹部から下級幹部へのパワハラが増えている」と述べる。
 中国をにらんだ南西シフトによる現場の業務量の増加に加え、防衛予算の大幅な増大で現場の隊員だけでなく内局の事務作業量も膨大になっているという。「あらゆるところにひずみが出ている。抜本的な対応を取らなければ、解決しない」
 軍事ジャーナリストの前田哲男氏は一連の不祥事について「要因はさまざまだろうが、共通するとすれば、第2次安倍政権以降続いた防衛省・自衛隊の拡大に対する反動といえる」と指摘し、こう推測する。
 「川重の問題は、多額の予算が割かれ組織が拡大することのおごりがあったのではないか。南西シフトが進み、人が不足する中で現場は過剰な任務や緊張を強いられている。そういう重みが一気に噴き出たように見える」
◆デスクメモ
 「組織にたまっていたストレス」「組織の風通しが悪い」「組織が弛緩していた」—。不祥事続出に対し「組織」という言葉が並んだ。個々の行為に問題があるのは当然だが、個人への処分だけではもう解決できないということだろう。どう改めるべきか。国会での議論も求められる。
 
    
特定秘密「漏えい」の定義知らなかった…海上自衛隊の認識不足 一方で「秘密保護の仕組みが問題」との声も
 
防衛省は12日、国の安全保障に関わる「特定秘密」の不適切運用やパワハラ、手当ての不正受給などの不祥事で、最高幹部ら218人(延べ220人)を処分した。うち懲戒処分は、海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長ら計117人。酒井氏は19日付で退職するが、事実上の更迭とみられる。事務方トップの増田和夫次官、制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長、陸上幕僚長と航空幕僚長、情報本部長の最高幹部計5人は内部規定に基づく訓戒となった。200人以上が一斉に処分されるのは極めて異例の事態。
◆安全保障に関する特定秘密の漏えい・扱いの瑕疵は58件
 防衛省によると、安全保障に関わる機密性の高い「特定秘密」の漏えいや取り扱いの瑕疵(かし)は合わせて58件あった。このうち特定秘密を扱う資格のない自衛隊員を秘密を知り得る環境に置いた事案は35件。防衛省は「組織的な要因」があったと結論づけた。10年前に施行した特定秘密保護法が、現場で正確に理解されないまま運用されていたことも判明。秘密保護の徹底を目的とした同法の限界も露呈した。
 海上自衛隊トップの酒井良海幕長は12日の記者会見で、「漏えいの定義をしっかり部隊に認識させることができず、秘密保全や教育など、組織全体として問題があった」と釈明した。
◆無資格者を「知り得る状態」に置くことも漏えいに該当
 特定秘密保護法では、漏えいは誰かに漏らすだけでなく、映像や会話も含めて特定秘密を無資格者に知り得る状態に置くことも該当する。海上幕僚監部は、知り得る状態に置くことが漏えいに当たると認識しておらず、戦闘指揮所(CIC)などでの保全措置が不十分だったと認定した。
 具体的には、護衛艦の艦内にあるCICなどの区画には、レーダーやソナーによって得た周辺海域の外国船などの航行情報や、自艦の状態が表示されるモニターが複数設置されている。これらの情報には特定秘密が多く含まれるが、同法に基づき、秘密を扱うための身辺調査を伴う「適性評価」を受けた隊員と受けていない隊員が混在していた。
◆「10年間放置されたのが問題」
 防衛省幹部は取材に、「省内で漏えいの定義を組織全体に共有していれば、海自でも対策が取れた。10年間それが放置されたのが問題だ」と話す。同省は今後、再発防止策として、CICの勤務者と立ち入る可能性がある全隊員に適性評価を受けさせるとした。
 特定秘密の指定対象は防衛、外交、スパイ防止、テロ防止の4分野。2023年末時点で各府省庁が751件を特定秘密に指定し、防衛省分が6割を占める。適性評価の保持者計13万5000人の内訳は、外務省や警察庁など26機関にまたがるが、漏えい違反が確認されたのは防衛省・自衛隊だけだ。
 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は「業務に支障を来すような秘密保護の仕組みがそもそも問題だ。秘密保護を優先する法律の建前と、運用現場のちぐはぐさが明らかになった」と指摘。不必要な情報まで指定されている恐れもあり、「指定の妥当性を国会などがチェックするべきだ」と強調する。

 
サイバー攻撃などしなくても、これでは海上自衛隊員から容易に君とい情報が得られると某国の諜報機関は喜んでいるかもしれない。
 
 
さて、都知事選も終わったことなので、小池百合子の「天敵」であるこの御仁の記事を紹介しておく。
 
 「食器泥棒から税金泥棒へ 小池百合子の「血も涙もない」人生【適菜収】
 
■ああ無情
 
 過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子が、3回目の当選を果たした。291万8015票。創価学会などの組織票、反日カルトとつながる自民党の支援、さらには大手メディアの掌握……。圧勝は予測通りだった。
    *
 一方で、小池に対する不満を爆発させている人も多かった。私は投票日前日に行われた池袋の街頭演説を見に行ったが、「やめろ」「カネ返せ」「嘘つき」「泥棒」と怒号の嵐だった。天候も荒れに荒れ、小池の演説は30分延期。SNSでは天もお怒りのようだとの書き込みもあった。そもそも小池は都知事選に出馬していいような人物ではない。
    *
 昔、ホテルのビュッフェでパンをバッグに詰め込むおばあさんを見かけたことがある。京都の料理屋で猫の形の箸置きを盗み、店主に見つかると「別にいいじゃない」と逆切れしたおばさんもいた。しかし、ヒルトンから銀食器などを盗み続けたという小池のエピソードは尋常ではない。
    *
 最近も文春がネット記事で報道していたが、小池がカイロにいたときの同居人が証言している。これは『女帝 小池百合子』(石井妙子)に書いてある小池がエジプトのカイロに留学していた時代のエピソード。父親の小池勇二郎はしばしば日本からカイロにやってきた。彼はいつもナイル・ヒルトンホテルに宿泊し、小池は父親に会いに行っていた。そこでルームサービスを取り、食器をテーブルクロスごと包んで、持ち帰っていたという。コーヒーカップ、皿、ナイフ、フォーク、シュガーポット……。小池は普通の人間ではない。小池は以前、「私はAI」と言ったが、たしかに人間らしい心がない。嘘をついても、良心の呵責を覚えない。「血も涙もない」という言葉があるが、小池にはモラルや常識が介在する余地はない。
    *
 SNSでは、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』と重ね合わせて、主人公ジャン・バルジャンが、銀の食器と銀のスプーンを盗んだ話を持ち出す人もいた。しかし、ジャン・バルジャンは改心している。小池の暴走は止まらない。
 私は中勘助の『銀の匙』を思い出した。銀の匙をきっかけに過去のエピソードが蘇ってくる。SNSでは。「小池が窃盗を行っていたのは昔の話だ。もう時効なんだから蒸し返すな」という趣旨の小池を擁護(?)する輩も現れたが、その窃盗癖が、今の小池の立ち居振る舞いに如実に現れているのだ。自分の利益のためなら、社会に迷惑をかけても、なにも感じない。
    *
 前々回のこの連載でも述べたが、小池の人格を示す有名なエピソードがある。拉致被害者家族連絡会元事務局長の蓮池透氏のツイートである。

《2002年9月17日、涙の記者会見をしている横田さんご夫妻の真後ろに立っていたのは小池百合子氏。終了後、一度出て行った小池氏、戻って来て一言。「あったあ!バッグ」「私のバッグ、拉致されたかと思った」
 あれ以来彼女のことは信用していない》
 嘘とデマでのしあがり、刑事訴訟を3件も抱えているような人物が、都庁を牛耳っていること自体が異常。食器泥棒が税金泥棒になったというオチ。窃盗癖があるので、自分のバッグも「盗まれた」と思ってしまうのだろう。
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 自民党では元泥棒が国会対策委員長にまで出世したが、社会のルールを守れない人は政治家になるべきではない。
■大手メディアの腐敗
 自民党の派閥のパーティー券をめぐり、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていた議員などですでに起訴された人を除く42人について、東京地検特捜部は不起訴処分とした。これが日本の現状。そもそも不記載額が4000万円を超えたら逮捕で、4000万円を満たない議員は立件しないって、意味不明にも程がある。裏金のキックバック自体が犯罪である。要するにすでに日本は法治国家ではない。いつの日になるかわからないが、日本もきちんと悪い人が逮捕されるような国になればいいですね。その前に滅びる可能性のほうが高そうだが。
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 石破茂が名古屋市で開かれた党愛知県連大会であいさつし、党の現状について「われわれは(民主党政権時代の)3年3カ月の間、何が間違っていたのか、日々反省会だった。あの野党の時の反省をどこかに忘れてしまったのではないか」と危機感を示した。
 石破さんの言っていることはもっとも。自民党はもう一度、下野して、最低でも3年3カ月は反省したほうがいい。それでもまともな政党に戻る保証はどこにもないが。
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 日本衰退の流れに棹をさしてきたのが大手メディアである。今回の都知事選でもそれが明らかになった。小池の出馬表明後の囲み取材では、記者の質問を、こともあろうに幹事社であるテレビ朝日の記者が「いつも勝負服のカラーで緑色の服を着られていますけど、本日はそういう服を着られていませんが」と関係のない話を始めて妨害。投開票日当日にはTBSが選挙妨害のデマを流した。
    *
「アッコにおまかせ!」(TBS系)という番組ではアナウンサーが「(候補者の)名前を間違えると、無効になってしまいます。正しく、立候補した名前で書いてください。ひらがなで立候補している 人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください」と発言。もちろんデマである。漢字で立候補している人をカタカナやひらがなで記入しても有効になる。
    *
 その後、番組内で訂正・謝罪はあったが、アナウンサーが発言したときに、間違いを指摘する番組の出演者はいなかった。
    *
TBSは死んだ。


 
さらに【適菜収の新刊宣伝コラムを最後にお届けしておく。
 
 論理で構築されていないものは論理で否定できない
  
本連載をまとめた書籍の第2弾「続 それでもバカとは戦え」が刊行された。改めて第1弾の「それでもバカとは戦え」を読み返したが、そこにはこう書いてあった。

〈バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではない。社会のダニを批判したところで、日本がよくなる保証もない。それでも目の前にあるゴミは片付けなければならない〉

〈たとえ手遅れであったとしても、事なかれ主義と「大人の態度」を投げ捨て、バカとは戦わなければならない。これは人間の尊厳に対する義務なのだ〉

 最初から負けが確実な戦いもある。例えば大手メディアや巨大な宗教団体をバックに抱えている政治家を排除するのは難しい。そこで絶望したり、無力感に襲われる人もいるだろう。彼らに対し、「諦めるな」と言うのもどこか違うと思う。

 7月7日の夜、私は寿司屋のカウンターで麦焼酎のソーダ割りを飲んでいた。寿司職人が私の横に座っていた女性に語りかけた。

「今日は都知事選の投票に行かれたんですか?」

「もちろんよ。小池百合子さんに入れたわ。私は71歳でしょ。小池さんと同じなの。だから、あと4年は頑張ってもらわなきゃ」

「だから」がどのようにつながるのかは不明だが、こういう人を説得するのは無駄である。見下したりバカにしているのではない。論理で構築されていないものは論理では否定できないのだ。そして、人間は論理では動いていない。なんでもかんでも相手を説得できると思うほうがよほど傲慢なのである。

 畑のキャベツを食べるアオムシに、「これは農家の人が栽培しているのだから勝手に食べちゃだめだよ」と言っても無駄だ。これは注意の内容が正しいか間違ってるかという次元の話ではない。原理的に言葉が通じないのである。それと同じように、人間の精神世界は広大であり、「正しいこと」がいつでも通用するわけではない。

 今回の都知事選では不正の限りを尽くし、3件の刑事告発を受けている小池が当選。これが2024年の東京の現実だ。もちろん、諦めないことがよい結果につながることもある。しかし、歴史を振り返れば、腐敗しきった国が正常に戻ることは少なく、結果、表舞台から消えていったのも厳然たる事実である。


 
海の向こうでは、大統領候補にも関わらず「34件の重罪」で起訴されている男がいるがが、日本にも3件の刑事告発を受けている緑のタヌキが存在するのでもはや国際的(?)に腐敗しきった国になるということなのだろうか、とオジサンは思う。   
 

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