新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

比例投票先で初めて政治団体「れいわ新選組」が登場

2019年07月14日 13時27分56秒 | 参院選挙

2週間ほど前に、こんなツイートをした。


毎日新聞記事を読んだあとの気持ちをつぶやいたのだが、この中の「一体日本人は」という言葉に敏感にというのか異常に反応した人から、「明らかに悪いのこの事件の加害者なのに日本人と括るのは自分が在日だからなのでしょうか?」という意味不明のダイレクトメーセージが飛んできた。 

「在日」とは文字通りの意味は「日本に滞在する」ということなのだが、この言葉を好んで使う連中の頭の中には、「在日韓国・朝鮮人」という意味合いが満ち溢れているようである。
 
なぜなら、米国生まれで日本国籍を取得して帰化した人々に対しては、決して「在日」という枕詞は使われない。
 
たとえば、両親がフランス人で日本に帰化し、生まれた子供は「日本生まれ」だが、決して「在日フランス人」などとは呼ばれない。
 
したがって「在日2世」とか「在日3世」と呼ばれる対象は、両親が韓国・北朝鮮人に限られている。
 
そうならば、日本生まれで日本で育った人を、あえて「在日コリアンの評論家」ということは明らかな差別感情の現れであろう。

兵庫県姫路市生まれで1971年中央大学法学部卒業のジャーナリスト、評論家の河信基は一部の保守派の連中からは「在日評論家」というレッテルを張られているが、日韓問題に関しては詳しく、5月末から毎週、日刊ゲンダイに「アホでもわかる 日韓衝突の虚構」というコラムを書いている。
 
そのコラムの最新版がこれである。
 
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 2019/07/14 06:00 日刊ゲンダイ
 先月下旬に国際シンポジウムに招かれ、30年ぶりにベルリンを訪れた。以前と変わらぬ落ち着いたたたずまいだったが、ブランデンブルク門近くのホロコースト記念碑が目新しかった。統一ドイツの良心の証しとして2005年に新設され、無数の棺のオブジェが「歴史認識は古くて新しい問題である」と語りかけてきた。で、東京に戻って、それを痛感させられた。
 安倍首相が韓国に対し、徴用工問題の仕返しとばかりに、輸出規制を発令した。「事実に反し、危険」(韓国・李洛淵首相)と韓国側を緊張させている。「トランプの真似」(ウォールストリート・ジャーナル紙)と報じられたが、日本への貿易赤字解消要求を参院選後に先延ばししたトランプ大統領もビックリ苦笑いだろう。
 なぜなら、安倍首相は先日の大阪G20でホスト国として「自由、公平、無差別な貿易の実現」を掲げたばかりで、まったく言動が一致しない。なぜ、この時期に発令かというと、それはもう参院選の政治利用しか考えられない。「韓国けしからん」の反韓世論に向けて勇ましさを見せたいのだろう
 参院選といえば、桜井よしこ国家基本問題研究所理事長が先月、新潟に入り、「安倍忖度道路」発言で国交副大臣を更迭された自民党候補の応援演説に立った。新潟入りは「安倍首相直々の要請」だそうで、「横田めぐみさんの1学年先輩。立派な人」と拉致問題を強調していた。安倍首相も公示日翌日の7月5日に新潟入りして、問題候補が拉致問題で頑張っていると持ち上げていた。拉致問題を「忖度発言」の免罪符に利用しようという魂胆にも開いた口がふさがらない。蓮池薫さんのお兄さんが、同候補のことを「めぐみさんの同窓であること以外、何もしていません」と批判していたが、一切お構いなしだ。
 安倍首相が桜井氏らと共に拉致問題に関わって以来、その免罪符的な利用は常態化している。「拉致は主権侵害」と被害者意識を高ぶらせている。主権侵害の加害者であった過去のことなど、どこへやらである。これは、ネオナチの「ホロコーストはなかった」を彷彿させる心理的プロセスである。
 「歴史問題でいつまで謝らなければならないのか」と、反省どころか、ますます攻勢に転じる安倍首相。反韓世論を煽り、過信した経済力にモノをいわせて韓国を黙らせる腹積もりでいるが、それは、せっかく互恵主義で発展した日韓の市場を失う泥沼に足を踏み入れる天下の愚策である。
 (作家・河信基)   
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せっかくのG20大阪サミットで議長国として「外交のアベ」という成果を引っ提げて参院選にはずみを付けようとした矢先に、突発的な第3回目の米朝会談が開かれ、さらに韓国の文在寅大統領が間に入ったスリーショットが世界中に発信されてしまった。
 
おそらく、この時点で安倍晋三は「韓国憎し」という感情が燃え上がり、政治問題を経済問題にすり替えしかも安全保障という言葉で正当化しようとしている。
 
こんな状態での参院選の戦略は、もはや、「ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選」となってしまった。

「今度の参院選で自民党は『政治の安定』を訴えて戦っています。アベノミクスを前面に出して戦えなくなったからでしょう。アベノミクスの成果を過大に宣伝し、『道半ばなので続けさせて欲しい』と訴えるのが安倍首相の選挙演説のパターンでしたが、6年以上政権にいるのに、もはや『道半ば』は通用しない。今やアベノミクスの失敗は国民の多くが認めるところになりましたからね。アベノミクスは『行き詰まり』というレベルではなく、そもそも方向性が間違っていたのです。企業を儲けさせましたが、それは個人を犠牲にした結果の利益でした。消費増税に社会保険料を引き上げ、ゼロ金利で預金金利収入を奪い、円安でコスト高にして、年金はマクロ経済スライドで実質減額。これでは消費が増えるはずありません。企業から個人へのトリクルダウンではなく、まずは家計を豊かにして消費需要を拡大させることで、国内市場に良い循環をもたらす。そんな発想の転換が必要なのではないでしょうか」
(経済評論家・斎藤満)
 
「野党を中傷する安倍首相の演説は『ヘイトスピーチ』のようなものです。政治は大人が行うものなのに、安倍首相の言動はあまりに子供っぽく、程度が低い。総理大臣には礼節と品格が必要ですが、安倍首相にはそれが足りない。礼節とは相手を尊重する思想です。国のトップが礼儀知らずでは世の中が乱れていくばかり。日本は根底から崩れてしまいます
(政治評論家・森田実)
   
参院選>比例、自民31%に上昇 現政権での改憲反対51% 第2回トレンド調査」によると、参院選の比例投票先で初めて政治団体「れいわ新選組」が1.1%と報道された。
 
ざっと国内外の有権者は1億658万7860人なので、投票率を前回の衆院選並みの53%とすれば、その内1.1%では、とてもじゃないが、山本太郎現象の成果は難しいそうだが、無関心派の有権者が投票所に足を運べば、あと6日間でヒョッとしたら何かが起こるかもしれない、とオジサンは思う。 
 


 
 
            【売国奴・麻生太郎】  

  

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