なにがなんでも、だれが批判しようとも「無観客」のパラリンピックに17万人以上の子どもを集めることにこだわる小池百合子には相変わらず批判が絶えない。。
たった1週間前、お盆の帰省や旅行について
— 旗本ヒロ (@hatamoto_hero) August 21, 2021
「延期、中止などを〝考えてください〟ではなく、諦めてください」「今なさらないとダメですか、不要不急ではありませんか」
「今、抑えないと助かる命も助からなくなる」
と言ったのは誰だったのか。
17万人以上の子どもを集めることとの整合性はどこに? https://t.co/4atHjX4EGO
この酷暑の中、子供をパラリンピックに動員して、医師でもない教師に、熱中症対策で、適宜、マスクを外させ、水分補給させながら、感染症対策もして、何十人もの生徒の引率を強いるという無謀な計画。都知事も教育長も、冷静な判断能力を失っているとしか思えない。
— 平野啓一郎 (@hiranok) August 22, 2021
なにこの一面は。 pic.twitter.com/bVasTPbu6Q
— もちきち (@cremetangerine9) August 22, 2021
週末には、安倍晋三の憲法改悪に反対していたお笑い芸人が、パラリンピックに関してはこんな根拠なき発言をテレビで行っていたという。
いやいや、選手も含め既にパラリンピック関係者が100名以上、コロナ感染してるんですけど…
— ごく普通の会社員 (@normal_worker_s) August 22, 2021
何なの?この無根拠、無責任な発言は?
デルタ株の特性理解してる?子供にも感染し易いんだよ?
芸人がニュースに進出してから、害悪しか感じない。 https://t.co/vyJhLMEDkd
まあ、「電波芸者」と揶揄される所以である。
さて、全国の感染者数の増加に伴い内閣支持率が低下する菅義偉内閣。
昨日は、 「菅義偉の命運は今夜判明するが国民の命は日毎縮まる」というタイトルでつぶやいたが、どうやら現実味をおびてきた。
昨年9月の政権発足後、初の国政選挙となった衆参3選挙区の補欠選挙と再選挙を落とした菅義偉。
そして今回の横浜市長選の自らが乗り出した選挙でも惨敗し「選挙に弱い顔」というイメージがますます拡大した。
「横浜市長選 野党系の山中氏が当選 菅首相支援の小此木氏は18万票差の大敗、衆院選前に政権打撃」
任期満了に伴う横浜市長選は22日投開票され、無所属新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主党推薦=が、元国家公安委員長の新人小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)、元神奈川県知事の松沢成文氏(63)、元長野県知事の田中康夫(65)ら7人を破り、初当選した。横浜がお膝元の菅義偉首相が全面支援した小此木氏が山中氏に18万票差の大差で敗れたことで、秋の自民党総裁選や衆院選への影響は避けられない情勢となった。投票率は49・05%(前回37・21%)。 新型コロナウイルス感染が首都圏を中心に全国で急拡大する中、有効な対策を打ち出せない政権への批判票が集まったとみられる。 最大の争点は、林氏が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非だった。山中氏は選挙戦で、誘致の「断固反対、即時撤回」を掲げた。これまで市は資格審査を通過した2グループから、夏ごろに事業者を選定し、来年4月までに国へ認定申請をする予定だったが、方向転換する見通し。 山中氏は当選確実となった22日夜、支援者が集まる市内の会場に姿を見せ、「市民の大きな期待をいただいた結果だ。IRを誘致しないという宣言を早期に行う」と語った。 山中氏は立民のほか共産、社民両党、昨年にIR誘致の是非を問う住民投票を目指して署名活動した市民団体のメンバーから支援を受けた。新型コロナウイルスの研究者であることもアピールし、コロナ対策の拡充などを訴えた。 これまで林氏とともに誘致を進めてきた自民は、小此木氏がIR誘致「取りやめ」を掲げたことで自主投票を決め、分裂選挙となった。小此木氏は自民の大半や公明党から支援を受け、衆院議員としての経験を生かした国や県との連携強化などアピールしたが及ばなかった。 林氏は自民市議の一部やIR誘致を望む地元経済界からの支援を受けた。3期12年の実績を訴えて4選を目指したが、山中氏に大差をつけられた。 ◆横浜市長選(開票率100%) 山中竹春 50万6392票 小此木八郎 32万5947票 林文子 19万6926票 田中康夫 19万4713票 松沢成文 16万2206票 福田峰之 6万2455票 太田正孝 3万9802票 坪倉良和 1万9113票 |
「横浜市長選で小此木氏敗北 「政権批判は災害級」菅首相へ衆院選前に打撃」
【東京新聞より】
当然ながらこんな流れになることは誰でもが予想つく。
今日から菅降ろしが加速。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) August 22, 2021
横浜市長選 野党系の山中氏が当選確実 菅首相支援の小此木氏敗れる
横浜市長選は22日投開票され、無所属新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏が、元国家公安委員長で新人の小此木八郎氏や現職の林文子氏ら7人破り、初当選を確実にした。 https://t.co/keknbO2wgL
そもそも不思議だったのは、菅義偉内閣は基本的には「IR推進」方針であったはずが、その閣僚のメンバーでもある 国家公安委員会委員長の小此木八郎が突然閣僚を辞任し、内閣の方針に背く「IR反対」を掲げ横浜市長選に立候補したことであった。
当初は、林前市長のように当選したら「豹変するのでは?」という疑惑の目で見られていた。
ところが、小此木八郎の父親である小此木彦三郎の秘書を務め、そこから横浜市議になった菅義偉にとっては、恩人の子息を無視するわけにはいかず、自民党内の一部の反対を押し切って自ら小此木八郎の全面支持に回った。
しかしダブルスコアの大差で惨敗したことによりその影響は測り知れないものになった。
それでも、権力の座にしがみつく菅義偉は総裁選前に「電撃解散」を狙っているという。
「横浜市長選で衝撃の大敗 菅首相が総裁選前に電撃解散も「勝ち抜くと驚嘆のメンタル」
「やばい。午後8時に野党候補に当確が出るなんて衝撃だ…。出口調査ですでに野党に10ポイント以上、負けていた。菅首相は最後まで望みがあると言い続けていただけに今頃、真っ青だろうな」 こう力なく語るのは、自民党幹部だ。22日投開票された横浜市長選は、立憲民主党などが推薦する元大学教授、山中竹春氏が自民党の推す前国家公安委員長、小此木八郎氏を破り、勝利を確実にした。 菅義偉首相の側近で、閣僚を辞して横浜市長選にのぞみ、圧勝と思われていた小此木氏。午後8時に投票が締め切られるとすぐ、山中氏に当確が出る衝撃の幕切れとなった。 「横浜市長選の大敗でもう菅政権はだめなんじゃないか、というムードが一気に強まりました。菅首相や政権幹部のイライラはピークに達し、周囲もピリピリして官邸の空気は澱んでいます。いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」(官邸関係者) 菅首相は小此木氏の父親で建設大臣などを歴任した彦三郎氏の秘書を経て、横浜市議、衆院議員となり、神奈川2区(横浜市内)が地盤だ。小此木家は八郎氏の祖父の時代から横浜を地盤に衆院議員を世襲してきた名門なだけに大敗の打撃は計り知れない。前出の自民党幹部も動揺を隠せず、こう言う。 「小此木氏が出馬表明した時は、誰もが圧勝と思っていた。それがこのザマです。菅首相の地元でもある横浜市長選を落としてしまった。コロナの感染拡大が止まらず、対策が後手にまわる菅政権にNOが突きつけられた選挙だったと思いますね」 選挙戦の最終日。横浜市内を演説していた小此木氏の周囲には聴衆がまばらで閑散としていた。自民党の横浜市議はこう振り返る。 「空気に向かって演説しているようでした。動員はかけたが、支援者が反応しなかった。閣僚まで務めた小此木氏にとって、屈辱的な光景でした。菅首相のコロナ対応に対する市民の不信感がそのまま、現れたなと思いました」 横浜市長選の争点は、いつの間にかカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致から新型コロナウイルス対策になっていったという。 「小此木氏がコロナ対策を訴える度に『感染者を減らせ』とヤジが飛んだ。有権者からの冷たい視線を感じました」(同前) 横浜市長選の大敗で「菅おろし」も始まりつつある。9月17日に告示され、同29日に予定される自民党総裁選挙。安倍晋三前首相が率いる清和会(細田派)所属の国会議員はこう語る。 「横浜市長選で市民、国民が菅首相に対し、ダメ出しをしたということ。月曜日から政局が激化し、清和会など大派閥の総裁候補選びが本格化する。解散総選挙も間近ですから、選挙に勝てる人が総裁候補となるでしょう。うちでは政調会長の下村博文さんが名乗りを上げているけど、安倍前首相の3度目の登板もありうる。派閥を超えて人気が高いのは、麻生派の河野太郎ワクチン担当相ですね」 安倍前首相に近い高市早苗衆院議員も立候補の意向を示している。だが、菅首相も黙ってはいないはずだという。 新型コロナウイルスの感染拡大で9月12日まで延長された東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪などの緊急事態宣言は当初、8月31日までだった。 延長幅が12日間というのは、なんとも中途半端な感があるが、そこに「駆け引き」があるという。 「自民党総裁選のスタートが9月17日。同12日まで緊急事態宣言ですから、5日間の空白が生まれる。菅首相がここで電撃的に解散総選挙に打って出るという話が周辺から出ています。もともと解散の余地を残すために緊急事態宣言を12日まで延長した訳です…。自公連立与党で過半数を取れば、国民から信任された、と総裁選に出て続投するというシナリオを考えているようだ」(前出の自民党幹部) だが、新型コロナウイルス対策の相次ぐ失敗で新規感染者、重症者の増加が止まらず、不人気の菅首相が解散総選挙に踏み切れば、自民党が大敗する危険性もある。 また、東京地検特捜部が捜査を進めているテクノシステム社の詐欺事件に関連した公明党の遠山清彦元財務副大臣の「口利き疑惑」という爆弾もある。公明党の国会議員はこう語る。 「東京地検特捜部の捜査のメスが入り、遠山氏の”爆弾”がいつ炸裂するのか気が気でないです。捜査の影響で解散総選挙になれば、うちは厳しい選挙となる。自民党の選挙まで手が回りませんよ」 「菅おろし」が加速する中、菅首相は21日午前、東京・代々木のJR東京総合病院を受診した。演説原稿の読み飛ばしや読み間違いなどの失敗も続き、体調面を心配する声も出ている。 「人間ドックのフォローで受診自体は、大したものでは全くないのですが、ずっと休んでないので疲労が蓄積しているのは周囲から見ても明らかです。それでも気力の衰えなどで、辞めたいなどとは一切、漏らさず、総裁選も勝ち抜けると思っているのが、菅首相のメンタルの偉大さ。そこだけは感嘆しますね」(前出の官邸関係者) |
「いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」(官邸関係者)https://t.co/OYjVYNEUoe
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) August 22, 2021
⇒うそでしょ。
確かに、8月6日の「原爆の日」広島平和記念式典での挨拶で、肝心の個所の読み間違いや1ページ゙の読み飛ばしに対して平然と淡々と謝る様は、かなりのメンタルの持ち主か、きわめて鈍感のいずれかであろう。
しかし、明らかに言えることは、これで菅義偉政権がはっきり「死に体」になったということであろう。
菅義偉は、緊急事態宣言の延長を9月12日までの短期間にしたことからも明らかなように、自民党総裁選の告示日より前に衆議院を解散したいと思っていたに違いないが、そもそも9月12日に緊急事態宣言を終わらせられるはずがない。
といっても総裁選で当選した人間にしても、就任早々衆院選敗北の責任を問われることは今の流れでは必至であろう。
そうなると、任期満了選挙にして自民党総裁選は衆院選直後にまで延期するという動きが出てもおかしくはない。
「横浜市長選 立民推薦の山中竹春氏が当選 小此木氏ら及ばず」というNHKニュースによれば、自民 閣僚経験者は「非常に厳しい結果だ。国民の声は『コロナ対応をしっかりしてほしい』ということだと思う。とにかくコロナ対応を最優先にし、自民党の総裁選挙は先延ばしにしたうえで、衆議院選挙は任期満了で行うべきではないか」と語っていた。
となると、2009年のアホ太郎首相の時のように、「追い込まれ解散」になる可能性も出てきたのだが、少なくとも秋の衆院選は、自公政権の継続か政権交代かが問われる選挙になりそうであり、野党の受け皿作りが急がれるのではないだろうか、とオジサンは思う。