マッキンゼー風味の１０倍界王拳のお味は？

 最近、徹夜続きで、ポックリいきそうな秋木です。本日は、ミスター・ポックリと呼んで下さい。

とはいえ、いかに忙しくても活字中毒者のポックリは、本だけは読むようにしています。先日、「効率が１０倍アップする新・知的生産術」「無理なく続けられる年収１０倍アップ勉強法」「年収１０倍アップする時間投資法」となぜか１０倍が好きな本があったので、これは何かのネタになるかなと思い３冊まとめて読みました。

驚いた事に、筆者の勝間和代女史は月に１００冊ほど本を読んでいるそうです。

フォトリーディングという特殊な速読法をしているようですが、いくらなんでも読みすぎのような気がします。本好きなら読める量だとは思いますが、やりすぎです。個人的には良書を１０回読んだ方が身になるかと思います（目的によりますが）。

 １０倍パワーアップするよなどというとドラゴンボールの界王拳を思い出してしまいます。相当、体に負担がかかるような気がします（著者は給料が１０倍になったみたいですが、せめて２．３倍くらい控えめな数にしてほしいものです)。

  筆者の勝間和代女史は、有名なマッキンゼー・アンド・カンパニーやＪＰモルガンにで働いていたそうです。マッキンゼーといえば、ロジカルシンキングの大御所。あの大前研一氏も出身でした。ロジカルシンキングの名著と言えば、「考える技術・書く技術」が元祖ですが、著者バーバラ・ミント女史もマッキンゼーでした。

「収入がよくなる」とか、「１００億儲ける」とかいう題名の本は、たいてい印税狙いで本を出すのが多いので、あまり身にならない本が多いのですが、これら３冊の本はさすがにマッキンゼー風味に論理的に整合されています。しかも著者はやたらと健康的です。

とんでも本を期待していたポックリには大変残念な結果です。 あえて言うなら、著者の徹底的な合理化は、普通のサラリーマンには無理だなと思いました。

しかし具体例も多いので、参考になるところを自分に合わせてやってれば役に立つような気はします（内容的に重複があるので、３冊買うのは微妙と思いますが）。

ポックリも仕事でポックリいかないよう、１０倍とは言わず、せめて１．３倍くらいは、効率的に仕事をしたいものです。勝間和代女史もちゃんと睡眠はとるべしと言っていますし。

というか寝させてちょーだい。まじ、ポックリいきそうです。

こんな時は、「みんな！オラに力をかしてくれ」が定番ですが、気がつくと周りに誰一人いませんでした。

ポックリ。 

  

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