秋木涼風居士の学びの旅

学ぶことや日常気がついた事について、そこはかとなく書きます。

ヨガするネコたち

2008年03月27日 05時51分57秒 | デザイン・美術

本屋で洋書コーナでぶらついていましたら、CAT YOGAなるネコの写真集がありました。ネコ好きな秋木としましてはつい発作的に購入。

ネコに何かやらせるという手は、ネコ好きの弱点を突いています(80年代は、なめネコとか短期間ブームがありました:正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」)。まあ、ネコのポーズというのもヨガにはありますので、原点に戻った?とも言えます。

写真集じゃないですが、犬と一緒にヨガをするDOGYOGAなるものも存在するようです。

そういえば、どんなサイトも「ネコ化」するリ=レンダリング・エンジン「Lolinator」が最近、WIRED VISIONで紹介されていました。

このコンセプトは、日本でも「猫になれ」(休み中?)というサイトが昔からありましたが。秋木も試しに使用してみましたが日本語ではブログではうまくいきませんでした。

何だか中途半端だにゃー。

この手のアイデアはまだまだいろいろ出そうですね(何でも動物化すればいいわけじゃないですが)。

関連

津田覚公式サイト

なめんなよ公式ブログ

アマゾン: Cat Yoga: Fitness and Flexibility for the Modern Feline

 


Questionautでマタマタ徹夜

2008年03月22日 00時58分16秒 | デザイン・美術

BBCThe British Broadcasting Corporationイギリス放送協会)は現在インターネットを使用した放送に力を入れており、GAMEなどのWEBコンテンツもマイクロソフトなどから人を引き抜いたりして開発しています。BBCのWEBを見ていたら、いつのまにか、

Samorostを作成したJakub Dvorsky氏の新作GAME「Questionaut」がありました。これは、気がつきませんでした。

という訳でマタマタ徹夜か?さて。

Questionaut

Journey through strange worlds and test your knowledge of English, Maths and Science on this magical mission to recover your friend’s hat.

帽子をとりもどすのだ!!

関連:

BBC日本


私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるので、ここに記すことはできない

2008年03月17日 01時04分12秒 | 読書

現在ベストセラーとなっている、青山学院大学教授福岡伸一氏の「生物と無生物のあいだ」という本を読みました。最近、本屋に山積みになっています。ちなみに、秋木の部屋も読んでない本が山積みです。いかん、いかん。

アマゾンで書評をみてみると、現時点で160以上のレビューがあります

全体的には評価が高いですが、好き嫌いが激しいようです(専門家の方は、相当辛口の評価の方もいます)。まあ、書評の書き込みは、好き嫌いに分かれる事が多いので、参考程度にみなければならないとは思いますが。題名と中身が一致しないという意見もありました。

秋木は、分子生物学については何の知識もないスペシャルな素人ですが、エッセイとして十分楽しく読めました。分子生物学の記述については、評価ができませんが、入門編としてとても興味を覚えました。又、語り口がとてもうまいです。良質のミステリを読んだ気がしました。

生物学というとやたらとカタカナが多く学生の頃は、敬遠していましたが、タマには微細な世界を考えるのも悪くないですね。

関連:福岡研究室のホームページ

書評を見ていると、サイモン・シン氏の方が面白いという意見もチラホラ。

比較はあまり意味があるとは思えませんが、サイモン・シン氏の「フェルマーの最終定理」を次に読みました。これはもう圧倒的な筆力で、さらに面白かったです。数学が苦手な人でも物語として楽しめる1冊でした。

xn + yn = zn

この方程式はnが2より大きい場合は整数解を持たない

「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるので、ここに記すことはできない」という17世紀にフェルマーによる謎の言葉。

この一見簡単そうに見える命題に挑戦する数学者達。アンドリュー・ワイルズ氏が解くまでの3世紀に渡るスケールの大きな物語。正直、震えました。後半の証明に大きな役割を果たした日本人の話も興味深いです。「暗号解読」等他にも本が出ているようなので、これは読まねば。

関連:Fermat's last theorem:フェルマーの最終定理詳細な歴史

 又、研究者の生活といえば「ご冗談でしょう、ファインマンさん」が最近読んだ中では良かったです。ジュリアン・S・シュウィンガー氏、朝永振一郎氏とともにノーベル物理学賞を共同授賞したした天才的な物理学者R.P.ファインマンさんの破天荒な自伝です。

関連:Basic Feynman.com

The Douglas Robb Memorial Lectures:ファインマンさんの講座(動画)

こういった本は今まであまり読んでいないので、今後も開拓し甲斐がありそうです。でも読みたい本がありすぎです。仕事のほうもありすぎです。お金の方はなさすぎなのですが。時間が足りません。

なんかいい方法がありませんかね。おおそうだ!!いい方法を思いついた!!

「秋木はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、ブログの余白が狭すぎるので、ここに記すことはできない」


慶應大学 SFC Global Campus

2008年03月15日 23時21分12秒 | 無料のeラーニング

慶應大学 SFC Global Campus

無料のeラーニングというと技術的な教育が多い気がします。以前紹介したWIDE UniversityWebラーニングプラザも技術の教育が中心でした。

慶應大学 SFC Global Campusは、キャンパス内の講義をグローバルに共有し、学外の学習者に役立てるためのしくみとして、 KEIO UNIVERSITY SFC GLOBAL CAMPUS (SFC-GC)を行っています。

講座は技術系の講座だけでなく、環境情報学部、総合政策学部、政策・メディア研究科などの講義動画があり、2002年秋講座より公開しているいます。講習は以下で分けられています。

シフト系 - 暗記型・知識獲得型の学習のモードから、SFC において求められる創造的・先端的な学習・研究活動のモードへと「シフト」するためのもの。「創造実践科目」「先端発見科目」「総合講座科目」「リフレッシャー科目」で構成される。

創造支援系 - 自ら未来創造を行うための力を身につけるためのもの。「創造技法科目」「創造融発科目」及びシフト系「創造実践科目」で構成。

先端支援系 - 最先端の研究活動を行うための知的基盤を滋養するためのもの。「先端導入科目」「先端開拓科目」及びシフト系「先端発見科目」で構成。

2006年12月1日より、無料公開しているビデオ・資料へのアクセスに関して、ユーザ登録を不要となっているので気軽に受講してみるのもいいのではないでしょうか。

又、正式に受けたい方は、有料ですが慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科では、KEIO SFC-GC の履修者用コースを通して、2006年4月より、正式履修を行って単位を取得できるe-科目制度を行っています。


中国動漫新人類 今日はとってもダーティ・ハーリーだね

2008年03月10日 23時41分27秒 | 読書

中国ではパイレーツ・オブ・カリビアンばりに漫画やアニメの海賊版が流行っているとニュースでよく噂になっています。しかし、実際のところはいまいち秋木には分かりません。こういった中国の状況を「中国動漫人類」という本を読んで大いに納得しました。

中国では日本の漫画に溢れ、日本のアニメが流れぬ日はない。これに対し現在、中国政府は放送時間に制限までかけているそうです。この普及には、良いも悪いも海賊版が作用しているようです。漫画やアニメ(動漫)が異国に浸透していくメカニズムが興味深いです。

 筆者は中国政府が日本の漫画やアニメがたかだか漫画と考え、特に規制もせず放置したがゆえに、中国の若者たちに影響を与え社会を動かす力になっていると考えています。

反日教育と好きな動漫のダブルスタンダードに揺れる中国の若者。今までににない視点で中国を眺める事ができました。

第1章 中国動漫新人類―日本のアニメ・漫画が中国の若者を変えた!
第2章 海賊版がもたらした中国の日本動漫ブームと動漫文化
第3章 中国政府が動漫事業に乗り出すとき
第4章 中国の識者たちは、「動漫ブーム」をどう見ているのか
第5章 ダブルスタンダード―反日と日本動漫の感情のはざまで
第6章 愛国主義教育が反日に変わるまで
第7章 中国動漫新人類はどこに行くのか

 筆者は、この本を書くにあたり、60歳を超える年齢にもかかわらず初めて「セーラームーン」のDVDや「スラムダンク」全巻を見たそうで、このあたりのエピソードは微笑ましいです。筆者の誠実な人柄が思われます。

ちなみに秋木は、空手一筋、超硬派な先輩、拳死老(仮称)さん(35歳独身)の家に宿泊したとき、押入れの奥にセーラームーンのビデオが密かに隠してあったのを発見してショックを受けた事があります。先輩の誠実?な人柄が思われます。

関連:
Nikeei Bunisse on Lineで内容の一部連載されていたので、読む事ができます。(中国動漫で検索すればOK)。

哈日族(ハーリーズゥ):台湾の漫画家哈日杏子女史(松田聖子とペコちゃんをこよなく愛す)の造語。日本文化を好きな中国や台湾の人の事。日本に夢中になると「很哈日(とってもハーリーだね)」というそうです。

誤用:「今日はとってもダーティ・ハーリーだね」

又、韓国好きの哈韓族(ハーハンズゥ)、米国好きの哈美族(ハーメイズゥ)、台湾好きの哈台族(ハータイズゥ)が派生語としてあります。

 関連:

 哈日杏子女史のBlog

 パイレーツ・オブ・カリビアン:全然関係ないか>>>


パラダイス鎖国 フライング

2008年03月09日 02時36分29秒 | 読書

著名なアルファーブロガーである池田信夫氏と「ウェブ進化論」の梅田望夫氏の顔がクローズアップされているのが気になり購入。帰りの電車でさらりと読みました。2人の対談がでているかなと思いましたが違いました。池田信夫氏のblogによると

著者はITライター小池良次氏の奥さんで、私はその縁で知り合った。また彼女はシリコンバレーに住んで、梅田氏と一緒にコンサルタントをやっている。との事でした。どうやら先走りすぎたようです。

又、梅田氏は本書の解説をしています。著者の海部美和女史は、ENOTECH Consulting代表/AZCAマネージング・ディレクター。米国の経営コンサルトで「パラダイス鎖国」というのは、造語だそうです。なかなか覚えやすいネーミングです。

パラダイス鎖国とは、「自国が住みやすくなりすぎ、外国のことに興味を持つ必要がなくなってしまった状態」との事。異論もあるかもしれませんが、確かに物も豊かになり、昔のように海外への憧れもないといわれて久しいです。

第1章「パラダイス鎖国日本の衝撃」

第2章閉じていく日本

第3章日本の選択肢

第4章日本人と「パラダイス鎖国」

過去に成功しすぎたのが逆に今や枷となって、なかなか改善できない。そして今や日本は目標もなくなり、閉塞感が漂っている。

著者は「HEROES」のヒロ・ナカムラ氏の話からIMDやWEF・総務省等様々なデータを踏まえた興味深い考察を語っています。そして「パラダイス鎖国」を嘆くのではなく、それを利用して違うことを試してみようとなかなか前向きです。

世の中どんどん変わっています。過去に縛られず、まずは自分を改善したいものです。と一般論的な事を思いつつ、海部美和女史のブログを見ていたら本書の発売日が明日になっていました。フライングです。

(どうでもいい話ですが昔、土曜日に発売している少年ジャンプを売っている場所があり、自転車で2駅ぐらいの場所に買いにいったもんです)

又、先走りすぎたようです。どうも先走り癖のある秋木です。これでよくマスコミの情報に踊らされるのですが(いつも盆踊り状態です)。そして変な改悪をしてしまう今日この頃。よくよく熟考した上で、行動したいものです。

関連:

Tech Mom from Silicon Valley :海部美和女史のブログ

池田信夫 blog :池田信夫氏のblog。

MochioUmeda.com :梅田望夫氏の公式サイト

ENOTECH 

WEF(World Economic Form) :ジュネーヴに本部の非営利財団。ドイツ人経済学者クラウス・シュワーブ氏が設立。毎年スイスのダボスで開催される世界の経済や社会問題について議論されるダボス会議はよくニュースで聞きます。

IMD(経営開発国際研究所) :国際的評価の高いスイスのビジネススクール。毎年出している「世界競争力ランク」は国別のビジネス環境の指標を示され、マスコミによく利用される。


影絵チラリズム

2008年03月02日 02時36分39秒 | デザイン・美術

なぜか昔から影絵に惹かれます。

前々から見たかった「LOTTE REINGER Collection」を手に入れ鑑賞しました。ロッテ・ライニガー女史は、世界で最初の長編アニメーション「アクメッド王子の冒険」を作ったこの分野の先駆者。光と影が支配する息を飲むような幻想世界。東洋の影絵の手法を取り入れたアニメーションは多くのアーティストに影響を与えています。

日本でも「光と影の詩人」と言われる藤城清治氏も影響を受けて「暮らしの手帖」に影絵ページを掲載したそうです(藤城清治氏は、カエルのケロヨンの生み親でもあります)。

「アクメッド王子」の冒険は1926年の作品ですから古いのですが、とても想像力を刺激されました。コンピュータグラフィック全盛の世の中ですが、何でもできるとかえって工夫がなくなるのかもしれません。

世阿弥の「秘すれば花」ではありませんが、すべて見えないところがあるのも魅力的だと思います。見返り美人しかり。パンティしかり。チラリこそ人類を発展させた原動力と思います(力説)。まあ、実際顔見てみてがっかりする事が多いですが。

 

又、最近ですと「キリクと魔女」で知られるミッシェル・オスロ氏の6つの短編集「プリンス&プリンセス」も素晴らしかったです。影絵というジャンルに入るかは不明ですが、IPodの宣伝も印象的です。

Shadow Artで検索していたら

the New Sheltion wet/dryさんのサイトで面白い影絵?があったので、参考に。影絵の世界?も相当深そうです。影絵でもいろいろ種類がありそうです。

 影絵風のGAMEでも息抜きにどうぞ。

 

SHADOW FACTORY

難易度高し。息抜きにならなかったりして。

↑Accelerate ↓ Brake/Reverse  ←→ Rotate

X Bounce

 S Sound ON/OFF

 

時計塔の秘密

古い時代から、古い街で、万の時を教えてきた古い時計塔。その中に何があり、どうやって動いているのか みんな忘れてしまった。それでも時計塔は動き続けている。今日も、朝の鐘はきっと鳴る。誰かが、あの鐘を鳴らしにいく。との事です。

音楽や雰囲気がとてもいい影絵風パスルGAME。モノクロ日記のSSI氏が作成。ベクターからダウンロードできます。第16回3分ゲーコンテスト応募作品

SWEPT to The End

ドラゴンと戦うファンタジーなフラッシュなゲーム。

移動←左↑上→右↓ブレーキ

斧A・D ブロック破壊 など画面に指示がでます。

 関連:

藤城清治 影絵の世界

筒井秀実―影絵新世界―

影絵プラネット

影絵情報局

知られざるアニメーション:短編アニメーション作品と作家の紹介、アニメーション映画祭情報。

The History of the Discovery of Cinematography