現在ではアウトソーシングもずいぶんと当たり前になってきました。
海外のアウトソーシングというと現在インドが有力です。例の「2000年問題」あたりから米国等でエンジニアが足りないので、対応策としてインドのエンジニアに対応のアウトソーシングしたのが、大きなきっかけになったのは有名な話です。
最近では、インドもアウトソーシングをしたりしているので、「アウトソーシングのアウトソーシング」とだんだん何が何やら分からん世界になってきています。
建築業界の「下請けの下請けの下請けの下請け」という構造を思い出してしまいます。最近は協力会社と言わないと駄目らしいですが。「アウトソーシングのアウトソーシングのアウトソーシングのアウトソーシング」なんてのが競争が厳しくなったら出てくるのかもしれません(すでにありそうですが)。
まあ何にしろ通信技術の発展のおかげでずいぶん世は便利になったもんだと思います。時差を利用して地球の裏側では昼なので、24時間対応できますし、まさに「眠らない街歌舞伎町」状態です。
そして企業だけではなく個人の生活にもアウトソーシングが忍びこんでいるのを感じます。米国ではネットでインド人家庭教師から学ぶなんてサービスもあるようです(あたりはずれもあるみたいですが、値段は安い)。
韓国では、宿題代行というビジネスが大流行らしいですし、日本でも相当数のレポート代行や宿題代行のビジネスがあるそうです。宿題代行というのは、個人的には感心しませんが、ビジネスとして考えると考えた人は頭がいいと思います。まあ、「アウトソーシング」という言葉は、本来楽をするための言葉ではないのですが。
需要があるから供給もある訳で、便利になったから世の中良くなるわけじゃないですね。
ブログをやり始めて感じるのは、ブログを更新する時間が取れないので、ブログ代行なんてあったら便利???と思います。もの凄く意味がない事でありますが。
ついでにネタがない時は、脳みそをアウトソーシングしたいもんです。
脳とコンピューターを直結する埋め込み型インターフェースの臨床試験も最近はされているので、そのうち人間自体がアウトソーシングになったりして。
関連:
教育アウトソーシング企業
OutsourcingTutorialServices.com
アウトソーシング:
コスト削減、又は核となるビジネス(コアコンピタンス)へ集中する為、業務を専門的能力を持った業者に外注すること。
コアコンピタンス:競合他社などまねのできないレベルの能力のことを指す。