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秋木涼風居士の学びの旅

学ぶことや日常気がついた事について、そこはかとなく書きます。

大人騙しの映画を見たい!!

2008年07月06日 02時41分23秒 | 映画

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を見ました。あまり期待しないで行ったので、がっかり感もないだろうと思いましたが、予想を上回るトンデモ展開で、物凄くがっかりしました。前作、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」は楽しめたので、残念な結果です。100点中38点。

前半のストーリー・展開・俳優の演技はそうは悪くありません。ユーモアもあります。ご都合的な展開もいつもの事。しかし脚本がちょっと。特撮がいいので、余計に気になったかもしれません。

後半○○が出てきた時点で、完全に醒めてしまいました。

もっとも、終わった後に、「あー、面白かった」と喋っている女の子がいたので、人によっては良かったのかもしれません。秋木的には、「インデペンデンス・デイ」以来のガッカリ感でした。インディ・ジョーンズというビックネームがなければあるいは、普通に楽しめていたのかもしれません。

 

ケチがついたので、もう1本映画を見ました。三谷幸喜氏の「ザ・マジックアワー」。これもありえない物語ではあるけれど、面白く、笑えました。点数も88点というところです。久々の上質のコメディ作品です。

三谷幸喜氏の映画で良いのは、脚本の良さにある思います。三谷幸喜氏は、ビリー・ワイルダー監督をお手本にしているそうです。秋木もビリー・ワイルダー監督の映画が好きで繰り返し見ています。そのストーリはありえないと思いつつも、いつも騙されます。「ザ・マジックアワー」もうまく騙されました。

子供騙しという言葉がありますが、今時の子供も騙すことは難しいです。ましてや、大人ともなると。三谷幸喜氏にはもっと大人騙しの映画を撮ってほしいものです。

インディもリベンジしてほしいものです。「インディ・ジョーンズ/帝国の逆襲」みたいな感じで。世界は騙されたがっているのです(ある意味期待をしていて騙されたとも言えるのですが)。

話は変わりますが、騙されるといえば、秋木の先輩は、息子に「お父さんは、実は仮面ライダーなんだ。でも正体は秘密だから、二人だけの秘密だぞ!!」と指切りをして数年間、息子を騙していたそうです。

これは騙しすぎですね。


魍魎の匣と冷凍マグロ

2008年01月05日 02時10分36秒 | 映画

新年おめでとうございます。

正月は風邪で、冷凍マグロのようにゴロゴロベットで転がりまくっていました

「ゴロゴロ」にも飽きたので、たまには映画でも見ようと思い、「魍魎の匣」という映画を見て来ました(漢字が難しい)。

魍魎の匣」と言えば、京極夏彦氏の最高傑作とも呼び名が高い濃厚かつ、眩暈を覚えさせる小説が原作。映像化は極めて難かしい作品だと思います。

さて、見た感想ですが。キャストや映像は良いと思いました。

監督:原田眞人氏
出演:堤真一氏、阿部寛氏、椎名桔平氏、宮迫博之氏、田中麗奈女史、黒木瞳女史

しかし、原作の内容を2時間の映画で纏めるのはきつく、原作を読んでないと分からない点が多い気がしました。映画をいきなり見た人は訳が分からないかも(あと、どうも風景に違和感を感じていましたが、上海でロケをしたそうです)。

まあ、2時間という限定された条件の中で、よく纏めたなという感じです。評価は★★★。

原作は、分厚い(文庫でP1060!!)ですが未読の方はこちらを読んでみるといいかと思います。原作は★★★★で個人的にとてもお勧めです(49回日本推理作家協会賞受賞作)。

それにしても題名の漢字が難しいですね。いきなり漢字を書けといわれても困ってしまいます。まあ書くこともないでしょうが。使用例としては「政界の魑魅魍魎」ぐらいしか思い浮かびません。匣も難易度高し。

と呑気に思っていたら風邪をぶり返し、冷凍マグロ状態に逆戻り。目がちょうどいい具合に、死んだ魚ぽいです。顔もしょぼしょぼして鏡でみたら、妖怪ぬらりひょんみたい(漢字で書くと滑瓢)

という訳で、本日は、妖怪退治されないよう家でゴロゴロしています

関連:

魍魎の匣映画サイト

大極宮

怪のHP

京極夏彦の世界 百怪図譜


スキヤキウエスタンとマカロニウエスタンと萌えキャラクターのタンについて

2007年10月01日 01時03分53秒 | 映画

 西部劇は、イーストウッド様以来のファンなので、


映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」を見てきました。源氏と平家の2つの勢力がこの村で埋蔵金探しをしているところを、凄腕のガンマンがやってくるというお約束の展開。パロディ(オマージュ?)映画であり個人的には、楽しめました。


タランティーノ氏が出てくるところは、思わずニヤリとしてしまいます。しかし、ちょっとマニアックなので、一般受けは難しいのかなという気はしました。★★★半


全員英語でせりふを喋るので、海外で受けを狙ったのかもしれません。しかし、ギャグがガイジン向け?にしているので、(狙いすぎ?)で、不自然な気がしました。  キャストはかなり豪華陣です。


黒澤監督の用心棒→続荒野の用心棒等のマカロニ・ウエスタン→スキヤキ・ウエスタンの流れがありますから、


パロディのパロディというところでしょうか。オマージュのオマージュ?元になった作品を知ればさらに楽しめると思います。人によっては評価がもの凄く高いかも知れません。


監督 三池崇史氏


出演

伊藤英明氏・佐藤浩市氏・安藤政信氏・石橋貴明氏・木村佳乃氏・香取慎吾氏・香川照之氏・桃井かおり様・クエンティン・タランティーノ氏

主題歌 北島三郎氏

 

関連:


 

マカロニ界の強豪:マカロニほうれんそう/マカロニ先生:By ハレンチ学園/マカロニ刑事:By 太陽にほえろ。


 

荒野の用心棒:マカロニ・ウェスタンブームの火付け役。用心棒の真似と訴えられた。名作なり。テーマ曲「さすらいの口笛」。

 

続荒野の用心棒:ジャンゴの歌はここから。棺おけを引きずって登場するジャンゴに痺れます。でも荒野の用心棒とは、同名の監督で撮るられているのですが、続編ではありません。

 

用心棒:名作なり。三船敏朗氏の演技がうまいですねー。

 

スキヤキ:すき焼き大好き。うまいですねー。 

坂本九氏の「上を向いて歩こう」は、海外では発音しやすいよう当時の英国バイ・レコードの社長ルイス・ベンジャミンが好物だった「スキヤキ」にされたそうです。

マカロニ・ウエスタン:1960~1970のイタリア製の西部劇。あの淀川長治氏がスパゲッティ・ウエスタンと海外で呼ばれていたのを、「スパゲッティじゃ貧弱そうだ」ということで「マカロニ」と読んだのが始まり。日本では小林旭氏の「渡り鳥」シリーズなどの映画は、「鍋焼きウェスタン」と呼ばれたので、このへんから、「スキヤキ」と名乗っているのでしょうか?


 


ところで、「タン」という字がつくと最近は、萌えキャラクターとなるそうです(萌え擬人化というそうです)。とすると、そのうちウエスタンとかマカロニウエスタンとかいうかわいいキャラクターがでてくるのでしょうか?


語源的によく分かりませんが、ギュウタンとかワンタンとかいろいろ考えられそうです。と冗談で書いていたら、いろいろありました。



びんちょうタン


ウィキペタン:フリー百科事典「ウィキペディア」のタン?とかいろんな種類が存在するようです。ギュウタンとかも存在するようです。


本当に、マカロニウエスタンとか出てきそうです。アニミズムの現代版?でしょうか。この辺を詳しく調べてみると、面白そうです。


という訳で(どういう訳ですか?)、それでは皆さん、ハイ、サヨナラ、サヨナラ。





追記:自宅の引越しの為、しばし休みます。




 


シャレード

2007年08月25日 20時55分00秒 | 映画


こんなのがあったのでつい買ってしまいました。映画「シャレード」を見るには4回目です。タイトルは「偽装とかジェスチャーによる言葉当て遊び」の意です。謎を解いていく映画の内容を表しています。

グーグルで、検索してみるとなぜかシャレードという「ソープランド」とか「人妻熟女風俗情報サイト 」とかヒットしてしまいます。「いったい何が謎やねん、教えろ!!はあはあはあ!!」などと思ってしまいますが、この映画は、オシャレなサスペンスで、とてもお勧めの映画です。ちなみに主演のオードリー・ヘプバーンは未亡人役です。「はあはあはあ!!」


まずオープニング(YouTube)構成からして素晴らしいデザインです。


2002年にリメイクも作られているようですが、英語の勉強をするの1940年代から1960年度の映画はスラングが使われておらず英語の勉強にはこちらが最適かと。版権はパブリックメイン(共通財産)となっているので、本屋なんかでDVDも安く売っています。オードリーの美しい正統派イギリス英語を堪能せよ!!なのです。


謎の男役のケーリー・グラントもいい味を出しています。当時の男子は彼のスーツの着こなしをそろって真似したそうです。


単純に楽しんで見るだけでも、グラフィックばかりの最新の映画を見るよりはよほど人生の栄養になるかと思います。又、パリの観光にもなります。


これが良いと思った方は、ヒッチ・コック監督、ケーリー・グランド主演の「北北西に進路を取れ」もお勧めします。


まあ名作中の名作ですから私が紹介するまでもないかもしれませんが。