サザエさんのタマに甘いものをあげる物語です。というのは嘘。
最近は、ビジネスがらみのビターな本ばかり読んでる秋木です。がそんな本ばかり読んでいるとたまにはスイートでロマンティックな本を読んでみたくなります。
何?ぜんぜんビターな本など読んでいない?ブログには書いていませんが、ロジカルな本など一応読んでいるのです(そうゆう事にしておいて下さい)。
そこで選んだのが、SFファンの間ではロマンティックで感傷的とも言われるロバート・F・ヤングの短編集「ジョナサンと宇宙クジラ」。
うーん、なんとストロベリーな物語よ。どの短編もいいですが表題の「ジョナサンと宇宙クジラ」・「空飛ぶフライパン」・「リトル・ドッグ・ゴーン」がお気に入りになりました。
宇宙クジラの話で思い出したのは、寺沢武一氏の「コブラ」という漫画で、そこで主人公コブラが巨大捕鯨船に飲まれる「黒竜王の伝説」という話がありました。内容は全然違いますが。たぶんこれが元ネタのような気がします(その他C・L・ムーアという作家の話が黒竜王の元ネタとして混じっていたような)。
唯一残念なのが、著作権の問題で名作と噂に高い「たんぽぽ娘」(原題The Dandelion Girl)が収録されていない事。絶版になっているので、なかなか手に入らないようです。タンポポ娘で検索したら、手に入らず泣いてる方が大勢いました。新規に刊行予定もあるようですが、時期は発表されていないようです。
原作のThe Dandelion Girl は、SCIFI.COMに英語で、掲載されていますのでとりあえず辞書を引きつつ読んでみようと思います。
Day before yesterday I saw a rabbit," she had said "and yesterday a deer,and today,you"
という有名なセリフはアニメにもなった某有名GAMEでも使用されていました。
ビートルズで英語を勉強するとかいろいろと方法があるかと思いますが、好きな本なんかで勉強するというのはいいですね。
著作権が切れた無料の電子上の本と言えば、「青空文庫」や「プロジェクト杉田玄白」が有名ですが、海外の電子図書館の元祖とも言うべき存在「グーテンベルグ計画」があります。古典の名作が多いので、これらを訳して勉強するというのはいいかもしれません。
Project Gutenberg(グーテンベルク計画)
1971年にマイケル・ハート氏によって創設。著作権が切れた名作等の内容をインターネットで公開するプロジェクト。最初の電子テキストは、アメリカ独立宣言との事。
その他参考までに
自称、ウェブ上に置かれた「最古のカタログ」。WWW(World Wide Web)を考えたティム・バーナーズ・リー氏が設立。学術論文などのアカデミックな内容が多い。
Bartleby ebook( Great Books Online)
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