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「半分の月がのぼる空」

2010-05-21 09:49:20 | 
レポーター:みつ

 「半分の月がのぼる空」という作品を紹介します。これは橋本紡という方の作品で、電撃文庫より全8巻が発売されています。アニメ化、漫画化、実写ドラマ化していて、今年の春には実写映画が公開されました。
ストーリーは、主人公の裕一が肝炎を患い、病院に入院することから始まります。裕一はその病院の中で里香という少女と出会います。裕一は里香のわがままに振り回されながらも、彼女に心惹かれていき、里香も裕一に心を開いていきます。一時は生きる希望を失っていた里香ですが、裕一の自分への想いを知り、生きる希望を再び持つようになります。そして成功率の低い手術を受ける覚悟を決めたのです。手術は成功しましたが、彼女の命はいつまでもつか分からない状態です。それでも裕一と里香は、いつかくる終わりに向けて前向きに生きていく…という物語です。
この本の中には、裕一と里香の他にも、様々な人のストーリーが描かれていて、僕は特に夏目という医師とその恋人である小夜子の話が印象的でした。この本の内容は、とても悲しいお話のようにも思えますが、最後まで読み終わると不思議と明るくなれます。とても素晴らしい作品だと思います。この春に、「完全版 半分の月がのぼる空」としてリメイク版が出版されたので、もしよかったら手に取ってみてください。

モデレーターのコメント
 人間が希望を持って生きていくときに心の支えになる人が必要です。里香にとっても裕一にとってもお互いに「支え」となっているのですね。これは物語の話ですが、実話としても存在する可能性のある話ですね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (3)助け合い  

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (たいよ)
2010-05-21 14:55:08
見てみたくなりました!
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