ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

レ・ミゼラブル~2回目~

2009-10-28 | ミュージカル観劇記
早速2回目行ってきました

10月27日ヨル公演です。

当日券でM列と喜びましたが、さすがに一番端っこ(舞台向かって右端)は見にくかったです(笑)
ま、普段と全然違う角度で見るのも面白い体験でしたが

キャストは以下の通り(敬称略)

ジャン・バルジャン 別所哲也
ジャベール 岡幸二郎
エポニーヌ 新妻聖子
ファンティーヌ シルビア・グラブ
コゼット 神田沙也加
マリウス 藤岡正明
テナルディエ 安崎求
テナルディエ夫人 森公美子
アンジョルラス 原田優一

まず、今回のMVPは、新妻さんです
オン・マイ・オウンが、とにかく素晴らしかったです。
藤岡マリウスとの絡みも、切なさ一杯で、とってもよかったです

藤岡さんは、若干声が疲れてたかも
でも、恋に突っ走るマリウスをキラキラ演じてました

ブリュメ街のシーンでは、エポを抱き上げてグルグル回した後、見事によろけて、
さらに華麗に(?)柵を乗り越え、ひらりと着地した直後、再びよろよろ(笑)

恋に突き進む姿を力一杯演じて、ちょっと力余っちゃった感じでした
それとも、ちょっとお疲れかしら…

歌は、台詞的な歌がすごくよくなったように思います

あと、一幕最後の民衆の歌
コーラスに混じっていても、くっきりと彼の歌声、
巡り逢えたのに~という声が聞えて来るのです
これには、さすがだなぁっと思いました

いかんいかん、やっぱり藤岡さんが長くなってしまう

では、岡ジャベールと安崎テナルディエ。

この二人の共通点…とにかく歌が巧い
二人とも、色んな色の歌声を持っていて、それを巧みに使い分けながら
色鮮やかに表現していく、そんな印象を持ちました。

でも…結論を言ってしまうと、私自身は、
今ジャベール、三谷テナルディエの方が好きです。

理由は…
まず岡ジャベールは、強そうなんです。

今ジャベールには、人間的な弱さ・哀しさがあって、
私はそこに心惹かれた訳です。

安崎テナルディエは、最下層の人間には見えないのが難点
下水道のシーンで、まあるい月が、見下ろす、だ~け~
っと歌い上げると、もう見事な芸大的ノーブルになっちゃう(笑)

なので、三谷テナルディエに一票です

さて、忘れちゃならない別所バルジャン

彼を帰してが素晴らしかったです
美しい歌に、うっとり聞き入りました

ただし!私は橋本バルジャン派を宣言します(笑)

歌に少々難があっても、ナチュラルで細かな演技の橋本さんの方が、
これまた、全くの好みの問題として、私は好きです

と、いうことで、
実は期待して行った割りには、イマイチ乗り切れなかった今回の観劇でした

おっと、最後に、今日の大収穫を忘れてました

原田アンジョルラスとアンサンブル(フイイ)の石井一彰さんです

原田アンジョは最初、声が弱いかなぁと思いましたが、
発声がいいから、広がりのある声だし、
バリケードのシーンの最後で、自由をこの手に~
と歌う声が、ストレートにこちらの心に入って来て、胸が詰まりました

それと石井さんは群を抜いて上手かったです
「ミス・サイゴン」のトゥイで拝見して以来、気になる俳優さんでしたが、
今回はまったくノーマークで観劇。

アンサンブルで上手い人がいるなぁっと思ったら、石井さんでした
マリウスか、アンジョか、もっと大きい役で是非活躍してほしい俳優さんです



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