ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

「王城の護衛者」 司馬遼太郎 感想

2013-03-29 | 
毎週欠かさず「八重の桜」を見ておりますが、一緒に見ていた旦那が進めてくれたのがこの本。
松平容保を描いた表題作「王城の護衛者」他数点の短編を集めた短編集です。

一番面白かったのは、やはり「王城の護衛者」です。
京都守護職になって、帝の信任を得て、蛤御門の変辺りまでは楽しく読めたのですが、
そこから先はご存じのとおり会津藩はつらい歴史をたどるので、最後はかなり切ない感じで終わります(>_<)

司馬遼太郎の短編については、余韻が深く残る、何か心に引っかかるようにして終わる、そんな読後感がある作品が特に好きなのですが、
この「王城の護衛者」はまさにそんな読後感でした。

ストーリーやエピソードは「八重の桜」ともかなり重なるので、読んだあとは、もう一回「八重の桜」を見たくなりました。
綾野剛さんはハマリ役ですしね(^o^)/

他の短編は、大村益二郎を描いた作品や河井継之介を描いた作品など。
「花神」や「峠」の短編バージョン、といった趣のようです。
それから「人斬り以蔵」、この辺りは新潮文庫の短編集とも重なるみたいです。

司馬遼太郎の短編集では「酔って候」や「幕末」なんかも好きなので、また読み返したくなりました♪

映画 レ・ミゼラブル

2013-03-18 | 映画
書き忘れていましたが、映画のレミゼを去年観に行きました。

大画面で見ると感動もひとしおでした(^_^)
歌も、俳優さん皆さん上手いですし♪

特に、ジャン・バルジャンのヒュージャックマンとファンティーヌのアンハサウェイは素晴らしかったです!

相変わらず、ジェットコースターな展開ですが、映画はリアリティーも追及していて、
ストーリーを頭で理解できるように、上手く整理していたと思います。
その分、圧倒的に感情に迫ってくる舞台版とはかなり趣を異にしているという印象も受けました。

どちらがいいとか悪いとかではなく、映画と舞台は別物だなぁと思いました。
なので、久しぶりにレミゼの舞台を観に行きたくなってしまったのでした(^o^)/

ちなみに、一緒に行ったミュージカル初心者の旦那もいたく感動しておりました。
色々考えさせられたようです。

やっぱり、ユーゴー原作が不朽の名作であるだけのことはあって、
内容は深いですし、現代にも問いかけることは多いなぁも思いました。

「森に眠る魚」  角田光代 感想

2013-03-17 | 
久々に更新してテンプレートを復活させてみたら、クリスマスバージョンのままでした ありゃりゃ。
今回は本の感想のメモです。

角田さんの作品では「対岸の彼女」と「八日目の蝉」が好きなのですが、
この作品も途中までは、それに匹敵するくらい好きな作品でした

4人ないし5人の女性の内面がかわるがわる描かれるのですが、
そのどれもが痛いほどリアルで、誰か一人に感情移入できる場合もあるでしょうし、
私の場合には、それぞれ一部ずつ、ああ、分かるわぁと思う部分があって、
時々ドキリとさせられたりしながら、読み進めました。
そして、心理的にスリリングに展開するので、一気に読ませます。

内容は、簡単に言えば、ママ友たちが出会って、理解し合い、楽しく過ごす幸福な序盤から、
その関係が、主として子供の「お受験」を原因にゆがみ、崩壊していく、という中盤、
そして、最後にはママ友の一人によって、ある事件が起こされる、、、という展開です。

この幸福な序盤、がなかなか爽やかで、ここはここでとてもいい小説なのです。
それだけに、その後が本当に怖い。
モチーフになっているのは、音羽の幼女殺害事件らしいのですが、
リアルタイムであまり注目していなかった私としては、これを読んで逆にググったという感じです。

ただ、途中まで、と先ほど書いたのは、途中を余りにもスリリングに書きすぎた分、収拾がつかなくなった感じがします。
ラストが腑に落ちないというか、何というか。
何だか、読み終わってももやもやが残る小説でした。うむむ。

またしても

2013-03-17 | ミュージカル動画・記事他
ブログの更新をしていないから、という理由でテンプレートが変更されちゃいました。
早すぎないですかっと思いもしますが、まあ、無料ですし、文句は言えないですね、、、

久々の更新は、新妻聖子さんの歌唱動画



ミュージカル「エリザベート」より「私だけに」ですっ
最後の音が海外もののCD並に高いです めちゃくちゃ上手いですっ
新妻シシィが見たいですなぁ

最近、いらいらするだけなので、エリザベートの再演、全然行っていないのですが(笑)、
新妻さんが出るなら絶対行きます
笹本玲奈とダブルキャストなら三回は行きます(笑)
是非ともお願いしたいですねー