ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

映画「風立ちぬ」 感想

2013-07-22 | 映画
宮崎駿監督の最新作、「風立ちぬ」を見てきました。

色々な批評がありましたが、私と旦那は一致して素晴らしい作品だという感想です。
戦争や恋人との別れなど、「死」を真っ正面から描きながら、主人公たちの生き方から限られた「生」を精一杯生きることの尊さを浮き彫りにする、
そんな深くて考えさせられる映画でした。
特に終盤は、涙をこらえるのがやっとで、見終わったあとは色々と考えてしまいました。
第二次世界大戦についても、映画ではそれほど直接的には描かれていないのですが、やはり考えるきっかけになります。

配役に関しては、主役の庵野さんについては色々と評判を聞いていたので、逆に意外と大丈夫じゃない?!っという感想になりました(笑)
ぼくとつとした感じで、周りから浮いてる感じが、堀越二郎っぽいという狙いなのでしょうか、ね。

堀越二郎の友人、本庄には西島秀俊さん。
とても上手です。ぴったりでした!

恋人の菜穂子の滝本美織さんもすごくよかったですね。
ナイスキャッチ!っという台詞が何回かあって、可愛かったです。

とある配役で大竹しのぶさんが出ているのですが、一ヶ所、彼女の台詞でめちゃくちゃ泣けるところがあって、印象的でした。

舞台は、東京、名古屋、軽井沢、などなど。
軽井沢は一、二度しか行ったことがないのですが、雰囲気が大好きで、今回も軽井沢のシーンはお気に入りです。
ちなみに、堀辰雄の「風立ちぬ」や「奈穂子」もだいぶ前に読んで、軽井沢に憧れた記憶があります(笑)
また行きたくなっちゃいますね♪

個人的にはジブリ作品の中でも上位に食い込みそうな作品です。もう一回しっかり見たいなぁと思います!

「マイレージ、マイライフ」 感想

2013-06-23 | 映画
昨日は久しぶりにDVDを借りてきて、映画を見ました。
ジョージ・クルーニー主演の「マイレージ、マイライフ」です。

何だか想像していたのと、全然違う映画でした。
もっと、ジョージ・クルーニーが女性を口説いたり華やかな話なのかと思っていましたが、見終わって切なさばかりが残る不思議な映画でした。

特に、アレックスとの恋のくだりは何だかもやもやが残りました。
まあ、これまでの彼の生き方とか哲学からすれば、自業自得ということになるのでしょうが。でも、ちょっとかわいそうだったなー、ジョージ・クルーニー(笑)

失業者たちのシーンはドキュメンタリーみたいな雰囲気もあり、
ナタリーやジョージ・クルーニーのオフィスのシーンは古い映画みたいな雰囲気もあり、
たぶん見る人が見ると、映画技術的にも面白いのかもしれないですね。

私はこういうもやもやした気持ちが残る映画も嫌いじゃないので、見てよかったかなーとは思います。

映画 レ・ミゼラブル

2013-03-18 | 映画
書き忘れていましたが、映画のレミゼを去年観に行きました。

大画面で見ると感動もひとしおでした(^_^)
歌も、俳優さん皆さん上手いですし♪

特に、ジャン・バルジャンのヒュージャックマンとファンティーヌのアンハサウェイは素晴らしかったです!

相変わらず、ジェットコースターな展開ですが、映画はリアリティーも追及していて、
ストーリーを頭で理解できるように、上手く整理していたと思います。
その分、圧倒的に感情に迫ってくる舞台版とはかなり趣を異にしているという印象も受けました。

どちらがいいとか悪いとかではなく、映画と舞台は別物だなぁと思いました。
なので、久しぶりにレミゼの舞台を観に行きたくなってしまったのでした(^o^)/

ちなみに、一緒に行ったミュージカル初心者の旦那もいたく感動しておりました。
色々考えさせられたようです。

やっぱり、ユーゴー原作が不朽の名作であるだけのことはあって、
内容は深いですし、現代にも問いかけることは多いなぁも思いました。

映画「コクリコ坂から」 感想

2011-08-28 | 映画
久しぶりに映画館で映画を見てきました
スタジオジブリの最新作「コクリコ坂から」です。
ジブリ作品は「アリエッティ」を見て以来。

感想は、良質の作品だとは思います
特に、「カルチェラタン」を守ろうとする学生の闘争活動は、古き良き学生生活って感じがして、
いい話だなぁと思いました

私のいた高校にも、明治時代に建てられた古い木造の洋館があって、
「カルチェラタン」みたいな高さはないのですが、雰囲気は似ているので少し懐かしかったです。

それと、私の在学していた大学でも、入学する前年に某寮が取り壊されて話題になっていたので、
そこら辺の話も思い出しながら、見ていました

ちなみに、一緒に行った彼も、大学時代に学生会館の取り壊しを巡る攻防を見ていたらしく、
見終わった後も、そんな話で盛り上がりました

ということで、二人とも「カルチェラタン」のエピソードに感情移入してしまって、
主人公二人の恋模様には若干感情移入しきれない部分はありました

(声を担当した二人に大きな問題があると思いますが、それはさておき。)

戦争に翻弄された二人の両親のエピソードは、それはそれとして心打たれる内容だったので、
そこにスポットを当てて描いてもよかったのになぁとは思いました。

ということで、全体として楽しめましたが、
少しエピソードが拡散してしまったのが残念かなぁという感じです。

それと、横浜に縁のある方にはすごくオススメの映画です
私も最近横浜に小旅行で行って、ホテル・ニューグランドに泊まったのですが、
まさに、そのホテル・ニューグランドが出てきたときはテンションが上がりました(笑)

昭和30年代の横浜はこんなだったのかぁと、
その頃を知らない世代である私でも、少し懐かしい気持ちになる映画でした

「塔の上のラプンツェル」 日本語吹き替え

2011-07-24 | 映画
昨日、「王様のブランチ」の新作DVD情報をぼ~っと眺めていたら、
ディズニー映画の「塔の上のラプツェル」の紹介をしていました。
そしたら、ラプンツェルの相手役(フリン)の声に聞き覚えが。
慌てて調べたら、畠中洋さんでした

歌の吹き替えも畠中さんが合わせて担当されています
相変わらずのイケメン・ヴォイスです
↓これは、ヒロインとのデュエット曲。
ラプンツェルの歌の吹き替えをしている小此木さんという方も、ミュージカルに出演されている方のようです

塔の上のラプンツェル 「輝く未来」


ちなみに、曲は、ディズニー映画の珠玉の名曲を作り出してきたアラン・メンケンです
ロマンティックで、綺麗な楽曲ですね

ちなみに、畠中さん、同じくアラン・メンケンが作曲を担当した「魔法にかけられて」でも、王子の吹き替えをしています
こちらでも、たくさんではありませんが、美声を響かせてます

「塔の上のラプンツェル」、今度DVDを借りてきて、見てみますかなぁ。