ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

「オーストラリア」

2010-07-04 | 映画
映画「オーストラリア」


昨日の夜中に見ました

2時間くらいだろう、と甘く見て見始めたら、
これ、「長」大作だったんですね
3時間近くあって、見終わったら2時でした

お話は、イングランドの貴族の妻、サラ・アシュレイ(二コール・キッドマン)が、
領地であるオーストラリアから夫が帰ってこないことにしびれを切らして、
オーストラリアに向かう、というところから動き出します。

物語がアボリジニと白人の「ハーフ」であるナラの視点から語られる点が目新しいですが、
ストーリー展開等々はオーソドックスなハリウッド映画です

サラがオーストラリアのダーウィンに上陸すると、
出迎えを夫から依頼されたドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)は、酒場で大喧嘩中。

最悪の出会いをした二人は険悪なムードのまま、サラの夫の所有する「ファラウェイ・ダウンズ」に向かうのですが、そこで見たのはサラの夫・アシュレイ卿の亡骸。

牧場も、実力者カーニーに乗っ取られる寸前。
起死回生の一手として、サラはドローヴァーとともに牛をダーウィンに運ぶことになるのですが…

というのが、前半のストーリー
数々の試練を乗り越えつつ、無事ダーウィンに牛を運んだところで、
サラとドローヴァーの絆も強まり、ついには結ばれる訳ですが、
話はここで終わらなかった…

後半も、日本軍によりダーウィンが空爆されたり、被差別民である「ハーフ」のナラを命がけで救い出したりと、ハラハラドキドキが満載です

最後まで、映画的要素てんこ盛りで、程よくドキドキして感動して、お腹いっぱいになりました

それから、古い映画へのオマージュが感じられて、そこも楽しかったです

「オズの魔法使い」の「虹の彼方に」がキーとなる音楽として使われていて、印象的でしたが、
それより「風と共に去りぬ」のイメージが多用されていて、「風と共に去りぬ」ファンの私としては、テンションあがりました

宣伝で多用されていた写真も、「風と共に去りぬ」のイメージと似てますし、


これ↓も

これ↓にそっくり。


最後の方で、「『ファラウェイ・ダウンズ』に帰ろう」と話すシーンがあるのですが、
これはもちろん、「『タラ』へ帰ろう」っというスカーレットの台詞と重なりますよね

それから、ダーウィン炎上とアトランタ炎上もかぶります。

という訳で、夜中に一人、「風と共に去りぬ」を思い出しながら、感動しておりました

ちなみに「風と共に去りぬ」の公開年は1939年、
「オズの魔法使い」も1939年。ここも意識的に一致しているんでしょうね

うむむ、「風と共に去りぬ」、長いけど、また見たくなってきた


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