ゴミステ解析第19段である。このシリーズは息が長い。(^^) 今回は良い物も使い方を誤るとその効果は得られないという典型的なゴミステである。
マンションなどの集合住宅に多いタイプの「ボックス型ゴミステ」である。一見するときちんと使われているように感じるのだが決してそうではない。本来なら蓋が完全に閉まっている筈である。
ほ~ら、はみ出したゴミ袋を引っ張り出して、大宴会の始まりである。今日のお客さんは若年層が多いようだった。
大賑わいだね。歩道はゴミで塞がれた状態。通行人がこの光景を見てしかめっ面をしていた。中には頭を抑えながら通行する人もいた。(^^;;
こういう時にカラスの個性が発揮される事が多い。特に好奇心の旺盛さなどははっきりと分る場合が多い。
満足そうに雄叫びを上がるブト君。
お客の出入りは頻繁である。
君はだ~れ?
へへへー、ブト君でした。ずいぶんと嘴の先が尖っているね。
ブトはこうしてホバリングをしながら巧みにゴミ袋を引っ張り出す。下でギャラリーが息を殺して観戦している。
袋から何かを見付けて飛び去った。
上に乗って様子を見ているブト君もいた。
このゴミステも含め正しく使われて初めてその効果を発揮する場合が多い。せっかくの優れものも使い方次第では宝の持ち腐れになってしまう。そしてもう一言付け加えるのならマンションの規模に対して、ゴミステが小さいすぎるという事だろうか?
こちらでは若ブトは旅ガラスとして2週間ほどとどまるだけでどこかへ移動して行きます。幸い、縄張りガラスが目を光らせているので定着できないようです。
きっと今頃は無責任極まりない河川敷のゴミ捨て場で宴会中でしょう。
バケツを使えば良いのでしょうけど、マンションですし、誰が管理するのか?という問題が出てきますね。優れものでもこの状態ですから。(^^;
そちらではブトの若は旅ガラスなんですね。東京の23区内にはボソはいないと聞いていいるのですが本当でしょうか?
ハシボソガラスは東京では大きな川(千葉県境の江戸川、神奈川県境の多摩川)の河川敷に多く生息しています。荒川は行ったことがないのでよくわかりませんが、江戸川とも近いのでおそらくいると思います。ハシボソは食性のせいか平らに開けた草地などを好みますよね。東京都心部はハシブトに占拠されていて、あとは河川敷くらいしかいる場所もないようですが、強かに頑張っています。
バケツは昔は使われていたのですよ。ゴミ回収車が来るとバケツを持って出て行きゴミを回収してもらいました。その当時はカラス問題なんてなかったと思います。本来はこの回収方法が良いのでしょうけど、マンション暮らしや独身世代が増えてしまった現代では無理なのでしょう。
ボソは都内のど真ん中にはいないのですね。昨年東京に行った時には、東京都のカラスは少ないと感じてしまいました。時間や場所によって違うのでしょうけど。