
現代には食料を保存するのに大変重宝する冷蔵庫という物が存在する。今や冷蔵庫なしでは生きられないだろう。しかし冷蔵庫は万能の貯蔵庫ではない。定期的に整理整頓が必要である。しかしこれがなかなか面倒で何かの折に掃除をすると置くから得体の知れない物が発掘される事がある。鳥にも食料を貯蔵する種がいる。しかし人のように冷蔵庫などは存在しないし、無駄にする事なく消費される方が多いだろう。
貯食をする鳥と言えばカラ類やキツツキ類、そしてカラスである。カラ類やキツツキ類は樹皮やちょっとした窪みに貯食する。カラスの場合は貯食場所も豊富でたまに驚かされる事もある。カラスが貯食をしてそれを掘り出して食べる確立は90%以上だと聞いた事がある。更に腐敗しやすい物からやっつけるらしい。この辺は我々も見習うべきかも知れない。
カラスの貯食風景を見ていると面白い事が判る。餌付けなどでご馳走にあり付けた場合まずは一口ご賞味をして口に合ったら直ぐにくわえて地面などに手っ取り早く隠す。ひたすら隠しまくるのである。一通り隠したら今度は直ぐに掘り出して食べるのかと思いきやそうではなく、またくわえてうろうろと歩き出して隠す。特にお気に入りの食べ物の場合は心配なのか辺りを警戒しながら一度は隠して去るのだが直ぐに戻って来て隠し直す事がある。
しかし隠したからと言って油断は出来ない。ちゃんと見ている奴がいる。私と他のカラスである。私はカラスの餌を奪ったりはしないが、他のカラスは違う。特にブトは何処からともなく見ていて隠し終え去ったのを確認するとすぐさま掘り返して食べてしまう。ボソが隠した物を横取りする事が多い気がする。しかし本来の隠し主に見つかった場合は激しいバトルが始まる。くわえて逃げて行くカラスを追い空中でケリを入れる。そうすると相手のカラスは思わず鳴いてしまう。鳴くという事は口を開けなければならない・・・・つまり落としてしまうのである。それを素早く奪い逃げる。他人の物を無断で失敬するとバチが当たるのである。
カラスの貯食場所も面白い。樹洞や地面は当たり前で、自分の古巣、マツ類の枝の上、屋根の隙間、信号機、電信柱のパイプの穴など挙げたら切がない。何れにしても食べ物を大切にるす姿勢には関心してしまう。台風が来ようと何が来ようと食べない訳にはいかないのである。貯食をするという事は餌を容易に採れない時には役に立つだろう。貯食をしない鳥は大変だと思うが、人とは違い「天気は悪いから今日は止めよう」という事はしない。
雛も親の真似をして貯食を始めるのだが、最初は半分遊びのようである。自分で隠した食べ物よりも親の隠した物を食べる方が多いのではないだろうか?親も雛が小さいうちは怒らない独り立ちが近くなって来るとそうは行かない。親からお仕置きを受けてしまう。番同士はお互いに貯食した物を食べ合っているようだ。仲が良いのである。しかしたまに番相手欲しがるとくわえて飛んで行ってしまう事もある。余程お気に入りの食べ物だったのだろう。
公園のカラスの雛も独り立ちが始まりその姿を消しつつある。私にとっては寂しい事であるが、これからあらゆる試練を乗り越えてやがては親になり雛を巣立たせる事だろう。雛にエールを送りたい。そして春から子育てに専念した親ガラス達に「お疲れ様でした」と・・・・
画像:樹洞に隠したマヨネーズ
貯食をする鳥と言えばカラ類やキツツキ類、そしてカラスである。カラ類やキツツキ類は樹皮やちょっとした窪みに貯食する。カラスの場合は貯食場所も豊富でたまに驚かされる事もある。カラスが貯食をしてそれを掘り出して食べる確立は90%以上だと聞いた事がある。更に腐敗しやすい物からやっつけるらしい。この辺は我々も見習うべきかも知れない。
カラスの貯食風景を見ていると面白い事が判る。餌付けなどでご馳走にあり付けた場合まずは一口ご賞味をして口に合ったら直ぐにくわえて地面などに手っ取り早く隠す。ひたすら隠しまくるのである。一通り隠したら今度は直ぐに掘り出して食べるのかと思いきやそうではなく、またくわえてうろうろと歩き出して隠す。特にお気に入りの食べ物の場合は心配なのか辺りを警戒しながら一度は隠して去るのだが直ぐに戻って来て隠し直す事がある。
しかし隠したからと言って油断は出来ない。ちゃんと見ている奴がいる。私と他のカラスである。私はカラスの餌を奪ったりはしないが、他のカラスは違う。特にブトは何処からともなく見ていて隠し終え去ったのを確認するとすぐさま掘り返して食べてしまう。ボソが隠した物を横取りする事が多い気がする。しかし本来の隠し主に見つかった場合は激しいバトルが始まる。くわえて逃げて行くカラスを追い空中でケリを入れる。そうすると相手のカラスは思わず鳴いてしまう。鳴くという事は口を開けなければならない・・・・つまり落としてしまうのである。それを素早く奪い逃げる。他人の物を無断で失敬するとバチが当たるのである。
カラスの貯食場所も面白い。樹洞や地面は当たり前で、自分の古巣、マツ類の枝の上、屋根の隙間、信号機、電信柱のパイプの穴など挙げたら切がない。何れにしても食べ物を大切にるす姿勢には関心してしまう。台風が来ようと何が来ようと食べない訳にはいかないのである。貯食をするという事は餌を容易に採れない時には役に立つだろう。貯食をしない鳥は大変だと思うが、人とは違い「天気は悪いから今日は止めよう」という事はしない。
雛も親の真似をして貯食を始めるのだが、最初は半分遊びのようである。自分で隠した食べ物よりも親の隠した物を食べる方が多いのではないだろうか?親も雛が小さいうちは怒らない独り立ちが近くなって来るとそうは行かない。親からお仕置きを受けてしまう。番同士はお互いに貯食した物を食べ合っているようだ。仲が良いのである。しかしたまに番相手欲しがるとくわえて飛んで行ってしまう事もある。余程お気に入りの食べ物だったのだろう。
公園のカラスの雛も独り立ちが始まりその姿を消しつつある。私にとっては寂しい事であるが、これからあらゆる試練を乗り越えてやがては親になり雛を巣立たせる事だろう。雛にエールを送りたい。そして春から子育てに専念した親ガラス達に「お疲れ様でした」と・・・・
画像:樹洞に隠したマヨネーズ
椿の花の中に隠したり、土の中に隠したり色々でした。ただ、土の場合、ちょこちょこっと掘って食べ物を隠して、その上に木の葉や花びらを置くだけで、かなり大雑把ですよね。他のカラスに奪われるのは見た事がないですが、隠しかたがあまりにも浅いので、カラスがいない隙にハトやネコに食べられているのをよく見ました。カラスが帰ってきて、あるはずの所に無かったら、さぞかしガッカリするだろうに…と可哀想に思いました。
いつ埋めたか解らない、もう土だらけになった鶏肉の細い骨を掘り出して、又隠しているのも見ました。もう食べられない物でも、お気に入りはずっと隠しておくのでしょうね。見ていて飽きない愛らしさでした。
カラスの貯食風景も良く見ているとそれぞれ個性がありますよね?くもりガラスさんの仰る通りかなり大雑把なカラスもいれば、そこまでしなくても??と思ってしまうカラスもいます。食べ物だけではなく、気に入ったおもちゃ?も隠しますね。以前に青いプラスチックの欠片を大事そうに隠して毎日のように掘り出しては隠していました。その姿とても可愛かったです。
そちらのカラス状況はいかがですか?こちらでは雛り独り立ちが始まり、他で繁殖した独り立ちガラスがたまにやって来ます。
ようやく歩き方も限りなく普通に近づいているようですが、自分ではまだヘンです。30日、骨を固定している金属を取る手術を受けるので又痛さとの戦いです。
顔見知りのカラスに子供ができたかどうか解りませんが、公園の裏手には、まだ親におねだりをしている子が2羽います。「あークン」夫妻には一羽の子がいましたが、もうずいぶん前から声を聞いていません。一人立ちには早いので、心配しています。