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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

Patina MOD

2017-11-26 16:38:32 | 道具
赤錆の宮殿に緑青のチューブ

11月も最後の週末になってしまいました。屋内にいれば比較的暖かなのですが午後から風が強くなってきました。いかがお過ごしでしょうか。

本日は。。。頂き物の紹介というか。。写真集です。
送り主は。。走り出したら止まらない人。「流れる血液は銅の色」のヒゲちゃんさんです。

「言ってたもん送るからね〜」

と、届いてみると身に覚えのないものがいろいろ。。そのなかでも「最後にあけてね」と書かれた箱を開けたら浦島太郎よろしく目眩がするくらいうれしくなってしまいました。

「ウレシイのはわかったけど。一体これは何?」

えーと。銅の筒とスイッチです(笑)
電子タバコで18x65mmの電池を入れてお尻をキューッと押している間だけ電気を供給するだけのものです。電子機器は一切はいっいません。こういうのをメカニカルMOD、メカチューブ等と呼ばれています。以前紹介したKennedyOrosと同じようなものです。

縁のない方には縁のないものですが、被写体としてもなかなか綺麗かと思います。こういったものに嫌悪感がなければご覧になって頂ければ幸いです。


11:54 春になるとここはハコベらんどになります。大切なものですが地べたにゴロゴロさせてもなかなか映える被写体です。

電子部品でアンプしたりしていないので電池という限られたエネルギー源を効率よく引き出すという大義の元に銅や真鍮などで作られたりしていますが。。。この世界。。森のなかまのように真鍮や銅で出来ているからこそ「いいなぁ」と思う人間も自然と惹きつけてしまうのであります。


13:30 冬の木漏れ日がキラキラしていたので置いてみました。日陰は青っぽいので緑青がさらに青っぽくなってきます。

そのなかでも。。。銅という素材はアンモニアと食塩をつかって緑青を短時間に発生させるパチーナの素材としてよく使われます。
森のなかまも、お酢と食塩をつかって懐中電灯をパチーナしてみたことがありますが、ガッツリ緑青を出すのであればアンモニアを使うのが良いようです。

なお、パチーナ:Patinaは緑青という意味です。


ベースとなっているのはSMPL メカ・チューブMODかと思います。現在本物を手に入れるのは強靭な忍耐と経済力を要求されるかと思います。
万一パチーナ可能な銅製のモデルを入手できてもパチーナに踏み切れる人間はそれほどいないです。


13:42 森のなかまのおさんぽコースではどこにおいても絵になるなぁと思います。


ツライチに接続されたアトマイザーと呼ばれる蒸気を発生させるパーツも「おそろ」でパチーナされています。冒頭の写真は銀色のアトマイザーを載せていますが、規格さえ合えばいろんなパーツを組み合わせられるところが、かつて懐中電灯の世界にあった楽しみであります。


日陰で立ち枯れたアジサイの茎の間で撮ってみました。
そうそう。。この筒ですが。。22mmなんです。最近メカMODがたくさん出てきたのですが、どれも24mm以上。たった2mmの差なのですが森のなかまのような体格にとっては22mmの方がしっくりきます。

直径の大きいアトマイザーの方がビルドがしやすかったり、ごっついコイルを乗せられるのもわかるのですが、このサイズのチューブもリリースしてほしいなぁと思うのは森のなかまだけではないかと思います。


スイッチはコインのようなもので回すタイプのものです。コインで回してもよいんですが森のなかまはPBのコインドライバーを使ったりします。


せっかくなので懐中電灯も撮ってみます。最近この懐中電灯がとってもお気に入りです。5mm砲弾なのに高演色というのもありますが。。まさに。。あがりのお茶の世界です。


半年くらい雨ざらしにしていたi3S-CU EOSをポケットに入れて連れ出してみました。ようやく雨ざらしで真っ黒になった南京錠みたいな感じになってきました。なんだかとってもいい感じです。

長い間放置。そして時々連れ出し互いを確かめ合い、そして再び放置。
リアル対人でできることではありませんが(笑)


同じ場所で並べて撮ってみましたが。。。とにかくピカピカしている子。くすんでいく子。そしてパチーナされた子。なんだか面白い趣味をもったもんだと自分でも思うのであります。


13:51 おさんぽコースは木々に囲まれた場所。ところどころに木漏れ日がポーンと差し込んできます。なんだかガラスケースの向こうに置いてありそうな作品のように見えるのですが、これを手にとってペコっとスイッチを押して味を楽しむ装置だなんって思わないでしょうね。


13:56 暗い場所から陽の当たる場所に出てきました。


14:05 いつもだと座れない東屋に人がいなかったので撮らせてもらいます。クリスマス前のこの季節は比較的人も少なくゆっくりとおさんぽできます。


ヒエツルソバの花がポンポンしているのを見つけました。左手でMODを持ちなのでブレないようシャッター速度を稼ぐため絞りを開けてパシャ。最後はクルリと絵を回転させてみました。
お花にはピンが合わずボヤッとしてしまいますが、まるくてポンポンしているのでボヤーッとした背景にもなってくれてかわいいなぁと思うのであります。


紫色の葉っぱをみていてらコミカンソウに光が差し込んできたので一緒に撮らせてもらいました。カメラを片手で持つのは心情的に「10年早い」と思うのですが、こうして思い立った場所でささっと撮影するのもなんだか面白いなぁと思いました。


14:27 どうかな?どうかな?と刈り込まれたドウダンツツジのうえに置いててみました。カラスとかがチョコンとしていたりすらいぐらいですので全然平気に支えてくれました。


14:37 なめらかな岩の上ですが乾燥した地衣類が表面を覆うような場所です。なんだか禅寺のお庭のような雰囲気。。。


ムラや曇りのないフラットな表面はモノとして魅力的ではありますが、人より大気の営みのほうが支配的な場所ではパチーナのような表情が似合うんだと思います。


14:43 届いたのは今月の初め。もっと早く写真を撮って載せるべきだったのですが色々あって随分遅くなっちゃいました。

森のなかま一人では絶対知ることがなかった世界。今も何かの合間にこのMODを手にしてプーッと一息つかせてもらっています。

ステキなMOD。漂うベイパーと流れる時間。

ヒゲちゃんさん。ありがとうございます♪

それでは!

P.S.
月末の週末です。何やら色々あったうえに体調を崩したこともありヘロロな11月でしたが今月もなんとか夫婦揃って日本赤十字社を通じて義援金をお送りすることができました。現在受け付けている緊急救援は先月と同じく7件となります。件数が同じだからといって何事も起きていないのかというと日本の公共メディアでは報道されていないことが多々あるようです。

何かの折に検討してみて頂ければ幸いであります。

コメント
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