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毎日食べたもの、飼い猫のことなどを綴っています。

ノラ猫を考える。vol.11(サバ猫現る1

2009年06月13日 | ねこ・散歩


数週間程前になるのですが、近くの公園のあたり、ここから50mはあろうかという駐車場で小さなサバ猫と行き会いました。明らかにノラなのですが、キツネの様に少しとんがった顔は愛嬌があります。ポッケより遥かに小さいので、2歳位でしょうかね。たまにごはんを持って行った時に限って留守が多いのですが、まあそんな感じで数日に一度程度の割合でごはんをあげておりました。もう1匹そいつよりは少し大きいキャラメル色の猫が近くに居る事が多いのですが、コンビという感じでもなさそう。サバ猫の食欲はすこぶる旺盛で、そいつには殆ど残さず自分一人で食べてしまいます。

ところが、警戒心が強いのか何回会ってもなかなか近寄れません。だからいつもご飯を食べ終えるのを少し離れて見守ります。ごはん皿を持ち帰らないといけないので、あげっ放しにして立ち去るわけにはいかないのです。そして、大概はボクが立ち上がったり咳払いしただけで逃げてしまいます。

先週の水曜日だったか、朝の7時過ぎに何故かそいつが家の真ん前をウロウロしてました。ようやく松茸か栗でも持ってきたか良い心がけだと期待しましたが、さにあらず。月水金はこの辺りの燃えるゴミの回収日なのです。最近はカラスやノラ猫がゴミを荒らす被害を避ける為に、どこの収集所もステンレス製の立派な柵などを付けつつあります。数mおきにある収集所を物色しているうちに、はるばるこんなところまでやって来てしまったのかも知れません。ノラ猫達にとってはまったく死活問題であります。すぐに家に戻り山盛りごはんを持ってきてあげると、警戒しつつも凄いスピードで平らげてしまいました。ボクの顔に見覚えがあるだろ?と期待しましたが、やはりまるで初対面となんら変わらないビクビクした仕草で食べるや、そそくさと去って行きました。それにしても身体が小さいのによく食べるなぁと感心します。

次に奴に会ったのはそれから2日後の晩の事です。いつものようにその場所へ行くと、そいつは向かい側の或るアパートの階段の中腹に偉そうに座っていました。大概の猫は階段を知らない人が上って行くと、それは例えば宅急便屋だろうが愛情を以てちょっかい出してやろうと考えている猫好きであろうが、自分の居る場所を熟知している場合は上には逃げません。すれ違い様に強行突破してでも降りてくるのが殆どです。こいつはどういう行動に出るだろうという興味もあって階段を上るふりをしてみますと、上に逃げるそぶりを見せます。そして、逃げつつもじっとこちらの動向を伺っているようです。

ボクの顔は自然とニヤついていたかも知れません。あんまり意地悪をしてもかわいそうなので、持ってきたごはんを階段の下に出しました。するとそろりそろりと降りてきて、食べ始めました。この日は、アジといわしのアラのミンチです。ウチのねこは生魚があまり好きではないので食べませんでした。猫たるもの、泥棒してでも生魚だけには貪欲でいて欲しいと思うのが、猫好きとしての親心ではないでしょうか?(笑。

このアラはおろしたてですし、そのままつみれ汁にでもして人間が食べても十分おいしいもので、決して日落ちしたから猫にでもあげようといったものではありません。ただ、生魚はあまり分量をあげると腹を下すので猫には好ましくないと言われます。さすがに今回は結構な分量があり、計ってみたら200g以上ありますので半分程冷凍して、残りをレンジでチンしたものを冷ましてあります。この世に猫が存在しなければ全て自分が食べているところですが。食いつきが良い様で、いつもと仕草が違います。少しすると別の猫も勘づいたらしく近くまでやってくると、ウーとうなって牽制しつつも一人で食べ続けました。余程腹が減っているのか、さもなくばボクの料理の腕が良いのでしょう・・・か?(^^;。
(To be continued)
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