マリーンズ、パリーグ制覇！

帰宅するやインターネットで福岡からの中継を観ていた。最後までハラハラした。
きっかけはやはり初芝の内野安打。里崎がきめた。
優勝が決まり、思わず涙してしまった。バレンタイン監督は先日のライオンズ戦をモノにした時、
２週間後にここに戻ってくるとマリンスタジアムのファンの前で約束した。
そして約束を果たした。戦法を変えないところに男気を感じる。

家でこんなに興奮するのだから球場はもっと凄いコトになってるだろう。
土砂降りの中、357を幕張方面へと向かった。
20分程でマリンスタジアムが見えてきた。22時30分を回っている。
ナイター用の照明が煌々と輝き、雨を照らす様はまるで球場から湯気が
立ちのぼっているように見える。
エントランスの脇の路上駐車の車列に割り込み、停車した。
窓を開けると笛の音がピーピー聞こえる。ユニフォーム姿のファンが
みんな幸せそうに騒いでいる。
雨なのか涙なのか判らなくていいと思った。

さあ、これからトラ退治だ。
トラはネコ科なのでくーたろうとしろちゃんはタイガースを応援するだろう。

マリーンズ。

がんばってもらわないと困るぞ。泣いても笑っても明日だ。しろもプレーオフユニホーム着て応援してるにゃ。

くーちゃん動画

ようこそクッキー

遡る事６年も前の体育の日か。
夕方、食事の買い出しに出かけると途中の駐車場の植え込みで子猫の声が。
みーみーと、情けないけれども力強い声が聞こえる。
寄ってみると手のひら程の奴が鳴いていた。
しゃがみ込んで少し眺めていると
「飼ってるネコですか？」
と、気が付くと見知らぬ青年がやはり隣にしゃがみ込んでいるのに気が付いた。
実に可愛いネコだと思ったのでそうだと言いそうになった。
が、言えない事情があった。実はうちにはネコが既に一匹いる。
勝手に居座るようになったしろという白ネコだ。
ペット不可の賃貸でこそこそ飼うのにはいささか後ろめたさがあったので
二匹は到底無理だろうととっさに思ったのだった。
「いや、恐らく親ネコとはぐれたぽいから飼ってやって下さいよ」
と言うと、青年は間髪入れず
「僕はこの先の予備校の寮住まいなので絶対無理なんですよ、、」
そうか、僕より無りぽいななどと考えながら困った。
幾ら可愛いから、可哀想だからといって見せかけの愛情を注ぐとことごとくろくな事はない。
偽善者になるよりはこのまま立ち去る方が良いのだと考える事にした。
もっとも、まだ近くに親ネコがいるかも知れないのだし
人間に奪われたと思われようものなら心外だ。

買い物している間も考えていた。もうお母さんと会えたかな？
会えないにしても誰かに拾われたかな？そうあって欲しいようなほしくないような複雑な心境。
よし、もし帰り道まだあの植え込みから動かずに鳴いていたらお持ち帰りしよう。
と決心するや心なしか早足になった。
いた。
家で体重を測ると400gほどだった。汚かったので風呂に入れた。小さい玉が付いていた。
ハーゲンダッツのクッキークランチの様な色柄にちなんで「クッキー」と呼ぶ事にした。
ようこそクッキー。