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一人の精神科医が9月11日障害から学んだこと その1

2006年09月11日 | Weblog

Psychiatr Newsより

5年前の9月11日の午前、ワールドトレードセンターに飛行機が激突したニュースを知った時、精神科医Kestenbaumはマンハッタンのアッパーウエストサイドにある自宅に居た。その数時間後、彼女はとあるケーブル局のスタジオで数時間を過ごした。彼女は当時TV番組のコメンテーターとして出演しており、そのための打ち合わせだった。いつも以上に時間を要した話し合いの議題は、勿論当日の午前中に起こったテロについてだった。しかし、スタッフ、ニュースキャスター、そして彼女自身誰もが想像出来なかったこの大惨事をどのように取り扱えば分からなかったし、時間をいくら費やしても心の準備は出来なかった。

「私はこの日数時間出演しました。一番に思い出すのはみんなの不安で心配した表情です。私たちが一番重要と思い時間をかけたのは、子供たちに今回の事件をどう伝えるのか?でした。番組の後半ではTVに電話をかけてきた視聴者の相談にのりました。まるで"live on-air consultation"でした。」(Kestenbaum)

NY市、いやアメリカ全土の精神科医と同様に彼女もまた多くの人に9月11日障害のクライエントに薬を処方しカウンセリングをした。彼女が当時トップを務めていたTe New York Council of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatryは9月11日障害の子供やその両親に限っては無料(または低価格)でセラピーを実施することを公表していたので、より一層の忙しさだった。