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小児癌のサバイバーと自殺衝動

2006年09月10日 | Weblog

The journal of Clinical Oncologyより

小児癌のサバイバー(この記事では小児癌と診断されたから5年以上経過し生存している者)が自殺(未遂)する割合が高いことが分かった。小児癌と診断されてから5年以上の生存率は現在8割であるが、一方で激しい痛みや不安と闘い続けている者は少なくはない。

実施された調査ではボストンの病院で小児癌サバイバー226人(平均年齢26歳)を対象とした。その結果、約13%がその調査から一週間以内に自殺を考えたか、実際自殺未遂をしたと答えた。この226人中うつ病と認定されている者は約40%である。

小児癌になった年齢が若ければ若いほど自殺願望や衝動に駆られる割合は高まると書かれている。