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海外メンタルヘルスニュース

摂食障害を取り扱った映画

2006年02月28日 | Weblog
私をみつめて

日本のドキュメンタリー映画。未鑑賞のためいつか観たい映画です。
主演・河合由美子さんのサイト

ギルバート・グレイプ

レオナルド・ディカプリオの出世作品。主人公の母親が過食症、弟が知的な障害を持っている。そんな田舎町の一家を描いたヒューマンドラマ。主演がジョニー・デップというのが興味深い。


拒食症の人数

2006年02月25日 | Weblog

「Anorexia Nervosa and Related Eating Disorders Inc(ANRED)によればアメリカの拒食症の人数は約1千万人」という記事を読んで、何度も何度も数を数えなおし、アメリカの人口も調べましたが、やぱり1千万人と発表されていました。アメリカの人口は3億人にも満たないはずなのに、この数は異常に高すぎないだろうか?と驚いたためです。

The National Eating Disorders Associationの発表によれば拒食症の約4割が15歳~19歳で割合は100人に2~3人としているから、やはり最高1千万近く居ることになるんですよね。

アメリカと聞くと大柄な人々を思い浮かべてしまいます。これは事実なのですが(アメリカの肥満問題はかなり重要な社会問題です)、その反面ダイエットに対する意識も日本並みのようです。

本日の記事は、管理人が1千万なる数字に驚いたというお報せでした。


topiramateは摂食障害(過食症)に有効

2006年02月24日 | Weblog
International Journal of Eating Disorders, December 2005より

一般的には抗てんかん剤として使用されているtopiramateが過食症に有効であることが、Dr. Marius K. Nickelの研究で明らかにされた。

被験者は最低一年以上過食嘔吐を継続している女性が対象でした。topiramateでの治療グループと現在一般的に使用されている薬での治療グループで比較しての実験結果によるものです。

ただし、この治療法は短期間のみ効果的で徐々に効果は薄れてくるそうです。研究者はその間にサイコセラピーを受けることを薦めており、そのサイコセラピーが最も重要だと主張しています。

つまり、topiramateでの投薬治療で過食に対する欲求を抑えて、その間にサイコセラピーで根本の治療をしましょうと言う事です。

ただこの治療法は昨年末に発表されたばかりですし、実験者もさらなる実験と研究が必要だと言っている通り、一般的にはまだ試されない治療法です。

胎児性アルコール症候群

2006年02月23日 | Weblog

妊娠中にアルコール飲酒したために、胎児が影響を受けてしまい先天的な障害を持って生まれてきてしまう症候群のことです。

妊娠中タバコを止めるのは常識になってるようですが、なぜかアルコールに関しては認識が甘い気がします。胎児性アルコール症候群の認知度は欧米諸国と比べると日本では断然低いでしょう。

飲酒即ち胎児性アルコール症候群というわけではありませんが、飲酒をしないにこしたことはありません。「世界一予防が簡単」と言われている位簡単ですから。予防=飲酒しない。これで100%危険性はありません。

妊娠中の皆さん、健康な赤ちゃんを産んでくださいね。

パニック障害を取り扱った映画

2006年02月22日 | Weblog

めまい/Vertigo

ヒックコックの作品なので当然古し。
元刑事の主人公が犯人追跡中に同僚の刑事を墜落死させたことから高所恐怖症、パニック障害に陥ってしまう。


阿弥陀堂だより

名前すら知らなかった映画。主演女優の樋口可南子がパニック障害になるお話しだそうな。いつか観てみよう。

DRUG GARDEN

これも名前すら知らなかった。主演であり、この作品が初監督でもある女優広田レオナの実体験に基づいたお話だそうな。ストーリーを読んだけど、恐らくこれは観ないであろう。

こぼれる月

監督の実体験に基づくお話。パニック障害の主人公+強迫性神経症の主人公のお話だそうな。とても興味がある映画。

祝日♪

2006年02月21日 | Weblog
今日は、プレジデントデーでお休み。
家に篭ってリサーチペーパーを書いてました。
疲れたら、ガラスの仮面を読んでリフレッシュしてました。
(管理人様もはまってるんですよね)
主人公のマヤちゃんの演劇に対する情熱はすごいですね。
たまごもカウンセリングに情熱をかけてますが・・・。
へこむ事がたたあります。情熱だけではできないものもありますからね。
人生山あり谷ありと思い、日々進歩していけたらいいな~。

今週もがんばりましょう。


子供にはもっと睡眠を

2006年02月21日 | Weblog

ニューヨークタイムズより

10代の後半で8時間半から10時間、5歳から12歳では9時間から11時間の睡眠時間が必要と言われています。しかしながら、National Sleep Foundationの2005年度の調査結果によると、約7割の親が「子供は睡眠に関する問題がある」と答えました。これは睡眠時間の問題だけではなく、いびき、夜間発作や睡眠拒否等さまざまな問題が含まれています。

部屋にTVがあったり、日中カフェインが含まれている飲料を飲む習慣がある子供は、ない子供と比較すると1週間で約3,5時間平均睡眠時間が減少します。

問題は、睡眠時間が短いと不適切な言動・感情表現を起こす可能性が高まることです。この記事ではなぜそうなるのかについてはあまり詳しく触れられていませんが、感覚的には理解出来ます。

アメリカの一部の高校では、これらの問題に対応すべく学校の開始時間を遅らせる処置を取りました。無理矢理来させるよりも充分な睡眠を、という考えなのですが、その分夜更かしする生徒が増えたのは言うまでもない・・・

牛乳は脂肪分が高いので学校では「有害飲料指定」しておいて、チョコレート、コーラ大丈夫、とか肥満解消のための奥の手としてダンスダンスレボリュ-ションを全学校に導入の取り決めとか、何か違うと思う(州によって法律は違いますよ)

ダンスダンスレボリューション導入の記事(日本語)

話は随分逸れましたが、子供にとって睡眠はとても重要です。それを躾けるのはご両親の役目。些細なことかもしれませんが、この様な些細な積み重ねがとても大切だと思います。


アルコール依存症と映画

2006年02月20日 | Weblog
リービング・ラスベガス

ニコラス・ケイジ主演の有名な映画ですね。主演ニコラスが重度のアルコール依存症の男を見事に演じ切りみました。アルコール依存症で会社を首になり、ラスベガスで酒に溺れるだけ溺れて死のうと決意するも、一人の娼婦と出会い同棲をはじめるが・・・という切ない内容なのですが、一番切ないのはこの映画の原作者が映画公開前にアルコール依存症が原因で自殺してしまったことです。エンターテイメント性を重視するならこの作品をどうぞ。

男が女を愛するとき

メグライアン主演の映画なので知ってる方も多いかと思います。メグラインが夫不在の寂しさからアルコールに手を出し、依存症の道へ・・・ですが、この映画非常に前向きな映画です。家族全員が完璧(ちびっ子も含め)過ぎるのですが、この様に完璧過ぎるほど真面目な方々が陥り易いのもアルコール依存症。「純愛」がテーマのように感じたりもしますが、この映画は中々お勧め。無償の愛は大切だもの。

失われた週末

60年前の作品ですからさすがにリアルタイムでは知りませんが、アカデミー賞総なめした有名作品。「男が女を愛するとき」以上にシリアスな内容。シリアスだがこれが現実という内容なので、重度のアルコール依存とはどんな物なのか?を知るには良い作品だと思います。実際、多くのAAメンバーやその家族が観ています。

境界性人格障害と映画

2006年02月19日 | Weblog
17歳のカルテ

有名な映画なので観たことがある方も多いことでしょう。主人公が境界性人格障害と診断されています。興味深いのは主演のウィノナ・ライダーが台本にほれ込み、製作指揮まで率先して買って出たことでしょうか。彼女自身の人生とオーバーラップしてる箇所が多いので納得です。メンタルヘルスリストやコラムでも取り上げているので、興味のある方はどうぞ。

危険な情事

もう20年前の映画になるんですね。この当時は境界性人格障害もストーカーという単語も全く知られていない時代でしたから、ショッキングな内容の映画でしたが、現在全然起こり得る内容ですよね。グレン・クローズが演じる女性が境界性人格障害そのものなのですが、映画内でそう断定されているわけではありません。

ベティ・ブルー

これまた20年前の映画。フランス映画ですがヒット作なので知ってる方も多いでしょう。主人公ベティが境界性人格障害と言われています。この映画に対して持つ感想は人それぞれでしょうが、20年前と現在見るのではかなり差がありますよね。これを純愛と取るかどうか・・・

セックス依存症と映画・ドラマ・本

2006年02月18日 | Weblog
A Dirty Shame
2004年アメリカで公開された映画の題名です。この映画に出演しているトレイシー・ウルマン(Tracey Ullman)がアクシデントがきっかけである日突然セックス依存症になって大暴れするというコメディ映画なのですが、勿論コメディなので所謂ステレオタイプを誇張させて笑いを取っています。関連団体や関係者からはコメディーとは言え非難を浴びまくった一作。日本に上陸するのはいつか?と待っているファンも多いと思いますが、上陸されないまま歳月が過ぎ去っています。今年公開予定らしいですけど、ここまで延びた理由はなんでしょうか?

Six Feet Under
HBO放送の人気ドラマ。去年の夏ファイナルが終了。このドラマに登場するブレンダなる女性がセックス依存症という設定です。この先観る方もいると思うので詳しく書きませんが、最終段階の設定はあり得ない設定です。とても希望が持てるし、ドラマのお話なので、然るべき設定なんですけどね。

サイコドクター
日本TVで放送されてたドラマの第4話がセックス依存症が主題。1時間のドラマなのでこれも仕方ないことなのだが、現実感は乏しい。

Out of the Shadows
Carnes, Patrickの代表作品。セックス依存症の本と言えばこれ。本サイトのセックス依存症の欄でも触れているが、この本がスタートと言っても良い。この本の発売後、瞬く間にセックス依存症が認知されました。

東電OL関連
彼女がセックス依存症であったかは分かりませんが、この事件の関連書を読むのが一番身近に感じられるかもしれません。この事件後、マスメディアによってセックス依存症が取り上げられて広く知られるようになりましたが、間違った報道も多いように感じます。