良いカウンセラー悪いカウンセラーブログ

海外メンタルヘルスニュース

POPPA

2006年09月09日 | Weblog
NY市では毎日約4万人の男女の警官が働いており、様々な人々を助けている。しかし、彼らも時には人を助ける側ではなく、助けられる側になるときもある。

仕事で慣れているとは言え、交通事故直後の現場や殺人現場を見たり、仕事でのミスが重なれば自ずとストレスは溜まるもの。そんな時彼らはThe Police Organization Providing Peer Assistance (POPPA)へ赴く。NYで働く警察官のための専門相談(カウンセリング)センターである。

1995年と1996年にNY市の警察官26人が自殺した。この対策として1996年に設立されたのがPOPPA。運営は多くの助成金や寄付金によってであり、本部があるマンハッタンのブロードウェイのオフィスもKoeppel Companies L.L.Cという会社からの寄付金で建てられた。

ここで働いているのもまた警察官だが、彼らは一定の基準を満たしたトレーニングを積んでいる。守秘義務も勿論しっかりしており、今までに多くの警察官に利用されている。