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海外メンタルヘルスニュース

脳深部刺激療法

2006年04月27日 | Weblog

微小電極を脳深部の神経核に植込み持続的に刺激して病状をコントロールする脳深部刺激療法がうつ病の治療に有効であるという論文がドクターAli(head of Stereotactic and Functional Neurosurgery at the Cleveland Clinic Foundation)によって発表された。

脳深部刺激療法/Deep Brain Stimulation(DBS)はパーキンソン病の治療に用いられる最新の外科的治療法です。パーキンソン病の治療ではかなり注目を浴びている治療法ですが、うつ病に対してはこれから本格的な研究が始まるところです。しっかりとしたデータが揃い、有効性が立証されればうつ病治療の主流になる可能性があります。


ゴスとリストカット

2006年04月25日 | Weblog
BBC NEWSより

1,258人の10代(11、13、15、& 17歳)に自傷の調査を行ったところ、約14%が自傷経験があると回答した(ほとんどがリストカット)

この調査結果でユニークな点は自傷のみでなくサブカルチャーとの関連性である。その結果、ゴスが他のサブカルチャーと比較して圧倒的に自傷を経験することが分かった。

研究者によれば、ゴスになってから自傷をするのでなく、大半はゴス前から自傷を経験しています。そして、ゴスは自分の感情や不安を表現出来ると感じそのサブカルを選択する傾向が強いそうです。

ゴスとは?

上手く説明が出来ませんが、黒の服装を好み白と黒だけで全体をコーディネートします。そして、ロック系のスタイルを好み人々のことだそうです。最近はゴスロリの方が目耳にする機会が多いと思います。

プロザック王国

2006年04月22日 | Weblog

The independent Online Editionより

イギリスで抗うつ剤を服用している人数は約3百50万人です。
一部の人は"Happy Pill"(幸福の薬)と一部で呼ばれているProzacですが、ここ最近国内ではプロザックに対する見直しが検討されています。

医者が薬だけに頼り、患者の心を置き去りにする傾向が強くなっているためですが、様々な問題がありプロザック王国はしばらく続く見込みだそうです。

摂食障害と薬物治療

2006年04月20日 | Weblog

HHS’Agency for Healthcare Research and Quality(AHRQ)が過去(1980年~)の摂食障害に関する論文を調べた結果、「摂食障害に効果的な薬はない」と結論付けた。特に拒食症に関する薬物治療の効果は皆無で、過食症に関しては行動療法と組み合わせることで一部効果的に作用する薬もあります。

AHRQの発表であり、全く違った見解を示す研究者や専門家もいると思います。一応一番効果的なのは行動療法ということになっていますが、行動療法でも全く良くならない人も存在するでしょうし、薬物で改善できた人も中にはいるでしょう。


タブーからポップカルチャーへ(摂食障害)

2006年04月18日 | Weblog

TVの世界で摂食障害に関する内容を放送することはタブーではなかった。しかし、それは日本で言うNHK的な番組内においての話であり、決して民放のバラエティー番組で扱われることはなかった。しかし、ここ最近若者が視聴する番組内で取り扱われることが多くなった。

一軒家に見知らぬ若者が集まり、共に生活する様子を放送し一躍人気番組に躍り出た「Real World」(「あいのり」の一軒家バージョン)全米の高級都市に一軒家を借り、数ヶ月男女が共同生活をするので自然と男女間の話がメインになるのだが、第17シーズンのキーウエスト編は初めてそれを取っ払い、Paulaという女性の摂食障害を中心にした構成だった。過去のシーズンでもリストカットや摂食障害の女性は出てきたが、放送内で自傷行為があっても長時間フォーカスされることはなかった。

またStarvedという番組は摂食障害を皮肉ったコメディー番組で放送前から激しい批判を受けたが、実際放送されても視聴者は見向きもせず放送後話題になることはなかった。

しかし、心の問題がメディア内で軽く扱われる傾向は強く、これからさらに増加すると考えられています。

たまご復活

2006年04月17日 | Weblog
お久しぶりです。
今日アメリカではイースターです。
それにちなみたまご復活です(笑)。

相変わらず学校とインターンシップ(実習)で忙しい日々を送ってますが、
週一更新を目標にがんばりたい次第です。

この間、友達が桜の写真を送ってくれました。
とてもきれいでした。季節を味わうことができるのはいいことですね。
LAは四季がはっきりしないからさびしいです。
最近は雨が降って寒くなったり、夏みたいに暑かったり変な天候が続いてます。
実際に桜みたいな。お花見いいですね。

今週もがんばりましょう。

優等生といじめの関係

2006年04月17日 | Weblog

優等生(Gifted Student)の約7割がグレード8までに何かしらのいじめを受けた経験があることが調査で分かった。

実際、全児童・生徒を対象とした調査でも7割近くがいじめの被害者になった経験があるという結果が様々な調査で出ているが、優等生の場合は被害の度合いが深刻であり、他の児童・生徒に比べ周囲からの期待度合いの高さから本人の自己評価や自己尊厳が低目、またはストレスが高めになり、さらにいじめの被害が大きくなることが示唆されている。

ちなみに全米でも最も一般的ないじめは悪口(name-calling)と小突くこと(pushing/shoving)です。仲間はずれや物を隠すことなども起きなくはないですが、日本程ではないようです。