シーラカンスの憂鬱

照る日もあれば、曇る日もあるんだし…

◆2006年3月のエントリー◆

2006年03月31日 | 過去のエントリー【月間】

   
   3/6  『嗚呼!待ち焦がれたストップモーション・アニメーション』
   3/6  『映画バトン』 
   3/10 『爽やかな風のように…』
   3/12 『明言:トラックバック -送り届けたい想い-』
   3/19 『叫びの肖像 -LIVE記念モニュメント除幕式-』
   3/27 『蘇る地下迷宮のモンスター』


◆2006年3月の深海広場◆

2006年03月31日 | 深海広場
気温が少しずつ暖かくなり、
春の足音が聞こえて来る今日この頃です。

住み慣れた街を出て行く人。
大切な家族や仲間たちと離れ離れになる人。
少し寂しい3月は、心を鍛える月なのかも知れません。
きっと、"涙と悲しみ"は、心を育む大切な水となるでしょう。

風は南から (24bit リマスタリングシリーズ)

風は南から (24bit リマスタリングシリーズ)


『深海広場』

コメントやメッセージのフリースペースです。
日常の他愛のない事柄や情報の交換。
エントリーに関連する事・しない事。
コメントする場所が無い時などにもご利用ください。  
僕のブログ『シーラカンスの憂鬱』へのご意見・ご感想など、
何でも書き込んで頂けると嬉しいです

《4月1日追記》
  『4月の深海広場』にも遊びに来て下さいね。

『蘇る地下迷宮のモンスター』

2006年03月27日 | 本・画集・図鑑
多くのファンタジー小説などの表紙を飾る絵画を描き、
コンピューターゲームの世界では、登場するキャラクターたちの姿を
リアリティ溢れるデザインで描くイラストレーターの末弥純(すえみ じゅん)氏。

時には、優しげな色彩とマチエール
時には、激しく荒ぶる色彩とマチエール。

キャラクターの背負っている過去と未来を
また、感情の奥底に秘められた憂いや悲哀を
絵筆という"剣"に、情熱という"呪文"を注いで描かれる絵画。

僕が、初めて末弥純氏の描く作品に触れたのは17歳の冬でした。
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』で冒険者たちが出会う、
圧倒的な恐怖と存在感で襲い掛かる奇怪なモンスターたちの姿がそうでした。

   真っ赤な血にまみれた"宝箱"
   ドロドロに溶けた"バブリースライム"
   妖しく光り輝く"ウィルオーウィスプ"
   破壊と殺戮の象徴"グレーターデーモン"

1987年12月22日に発売された
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』は、
3Dの地下迷宮を冒険者の視点で進んで行くゲームシステムでした。
目の前に見える景色は壁と床のみ。
その数歩先は恐怖に満ちた暗黒の世界。
一歩だけ前に進んでは、左右の壁の存在を確認し、
それを方眼紙に書き込んでは、また一歩だけ進む。
シンプルすぎる程の壁と線描画だけのグラフィックと、
オートマッピング機能の無いシステムが生んだ独特の緊張感

そして、突如現れる異形のモンスターへの恐怖。

異様な緊張感の中で研ぎ澄まされた想像力が、
末弥純氏のモンスターたちをさらに魅力的な存在に変貌させました。

末弥純氏 と出会った ウィザードリィ。
ウィザードリィ と出会った 末弥純氏。
お互いの魅力を余す事無く惹き立て合う奇跡の関係が、
今なお根強いウィザードリィファンと末弥純ファンを生んだのかも知れません。
僕もその中の一人です。

そんな、ウィザードリィと末弥純氏をこよなく愛する方々に朗報です!
1993年にアスキーから発刊されて以来、10年以上もの間絶版とされていた
末弥純氏の幻の画集と呼ばれている『ウィザードリィ・ワークス』が、
4月下旬に新紀元社から、装いも新たにページ数も増大され復刊されるそうです。
ウィザードリィの地下迷宮のモンスターたちが、もうすぐ蘇ろうとしています!

   末弥純画集 ウィザードリィ

この『末弥純画集 ウィザードリィ』のカバー用イラストは、
新たに描き下ろされた作品になるそうで、今から非常に楽しみです。

玄―末弥純画集 198511‐199806 魄―末弥純画集 199010-200101 末弥純 グイン・サーガ画集 末弥純画集 烈妖月

◆関連リンク◆
  Wikipedia:末弥純
  シーラカンスの憂鬱:『末弥純画集 ウィザードリィ』
  不倒城: レトロゲーム万里を往く その44 〜Wizardry〜
  CURRY DIARY (・x・):【長文】Wizardly 狂王の試練場(FC)
  復刊ドットコム:『末弥純ウィザードリィ・ワークス』の投票者の復刊コメント

『叫びの肖像 -LIVE記念モニュメント除幕式-』

2006年03月19日 | 音楽
2004年8月21日に桜島で生まれた伝説
この国の新しい文化芸術と熱い情熱の翼を
世界中に向けて広げて行くであろう『音楽の聖地 -桜島-』

その地で今日、ついにお披露目された
桜島ALL NIGHT LIVE記念モニュメント。
※参照:桜島の長渕剛ライブ記念碑除幕式(スポニチ 3.19)

   「おめでとう!」

遠く大阪の地で、
心から心からお祝いしています。

LIVE記念モニュメント建立を実現させる為には、
数々の険しく立ちはだかる壁が存在していた事でしょう。
今日、この素晴らしい日を迎えるにあたり、
力を尽くされた全ての方々に、拍手を送りたい気持ちです。

燃えさかる情熱の象徴
桜島から噴き出された溶岩に刻み込まれた『叫びの肖像』よ!
いつか必ず会いに行きます。

◆関連リンク◆
   8.21勇気の会
   長渕剛 桜島とともに
   虜 長渕剛:桜島モニュメントアルバム
   虜 長渕剛:桜島モニュメント除幕式のすべて
   長渕剛桜島オールナイトコンサート記念モニュメントについて
   シーラカンスの憂鬱:『長渕剛 ALL NIGHT LIVE IN 桜島 04.8.21』
   シーラカンスの憂鬱:『音楽の聖地 -桜島-』

◆『長渕剛』関連のエントリー◆

『明言:トラックバック -送り届けたい想い-』

2006年03月12日 | ブログ暗中模索
   「トラックバックの送信元の記事に
    このブログへのリンクが存在しない場合は、
    トラックバックを受け付ける事が出来ません。」

時々、goo以外のブログで上記の内容の文章を見かけます。
送信元の記事中に自分のブログや記事へのリンクやURLが無い場合、
送信されたトラックバック記事を自動的に拒否してくれるシステムです。
(※3月12日現在、gooブログは未だこのシステムを不適用です。)

アダルト専門サイトやアフェリエイト専門ブログなどから
無差別に送り付けられる迷惑トラックバックが横行しているご時勢、
このようなシステムを適用するブログサービスが増えて来たのでしょう。
また、映画やアニメーションなどのレヴューを主体とするブログでは、
"タイトルが一致する"というだけのリンクや言及無しトラックバック
大量に送り付け合う行為がごく当たり前に行われているのも現状です。
それらを考慮してのブログ主様の判断なのかも知れません。

僕のトラックバックに対する考え方は、
これまでに2つの記事で明言している内容に特に変化はありません。

   『明言:トラックバック』(2005.4.24)
   『明言:トラックバック -人間性の双方向性-』(2005.5.3)

さらに、これら2つの記事の内容に付け加える形で、
僕の「トラックバックしたい!」という想いを表現しようと思います。

多くのブログを巡り読んでいると、
ある記事にゾクゾクしてしまう程の"刺激"を受ける事があります。

   自分には到底持ち得ない感性に対する刺激。
   自分に潜在的に眠っていた感性に対する刺激。

それは、
時には『一遍の詩』であったり
時には『一枚の絵』であったり
時には『一枚の写真』であったり
時には『誰かの体験談』であったり
時には『誰かの夢や妄想』であったり…。

その"刺激"に激しく心が感化された時、

   「この想いを記事にしてトラックバックしたい!」

…というモチベーションが僕の中から一気に急上昇します。

そうして記事を書き始めては、
相手先の記事を何度も何度も読み返します。
トラックバックさせて頂くブログ主様はもちろん、
記事を読んで頂ける方々にも僕の想いがなるべく伝わり易い様に、
一文一句、表現の仕方を試行錯誤しながら言葉を紡いで行きます。

こうして書いて行く僕の記事の中にて、
相手先の記事へのリンクを作成するのは自然な事となります。

そして、
たとえ、僕が書いたその記事の内容が
相手先の記事に異論・反論を唱えるものであったとしても、
刺激を頂けたブログ主様への"感謝の気持ち"も必ず存在しています。

冒頭にも記した一文、
   
   「トラックバックの送信元の記事に
    このブログへのリンクが存在しない場合は、
    トラックバックを受け付ける事が出来ません。」

この文章を読むと何だか寂しい気持ちになってしまいます。
送り主の気持ちが伝わりにくいトラックバックがはびこるこの現状に…。

◆関連リンク◆
   シーラカンスの憂鬱:『明言:トラックバック』
   シーラカンスの憂鬱:『明言:トラックバック -人間性の双方向性-』
   シーラカンスの憂鬱:『明言:一記入魂』

『爽やかな風のように…』

2006年03月10日 | ブログ暗中模索
日に日に暖かくなり、
お世話になった牛皮のコートから軽めの上着に変えた今日この頃。
この季節、多くのブログの記事でさまざまな春の兆しを感じ取れます。

『Me.ing Sisters ~日記っぽいもの~』のMa姉様の記事、
『牛乳代』と題されたエピソードにも爽やかな風が吹いています。

   「じゃあ、ここで」と立ち去ろうとすると
   「これはお礼ね」と1000円を助手席に置いていこうとしました。
   「お礼を頂くつもりでしたことではないので」と言う私に…
   Me.ing Sisters ~日記っぽいもの~:牛乳代より引用。

70歳くらいのおばあちゃんとこの当時学生のMa姉様。
ずっと年齢は離れていても、お二人のこの一瞬の交流には、
普段忘れがちになりそうな"人と人との心のふれあい"があります。

   お互いを気遣うあたたかさ
   相手の方に対して、今自分が出来る最高のおもてなし

おばあちゃんは、
  Ma姉様の心にある峠の茶屋で存分に安らげた事でしょう。
Ma姉様も
  おばあちゃんの心にある峠の茶屋から何かを得たのでしょう。

   だからいつでも 全力の
   一期一会
   アインは☆おっ気軽に。。。:峠の茶屋より引用。

"人と人との心のふれあい"。

アイン様の『峠の茶屋』と
Ma姉様の『牛乳代』を読み返す度に、
何気なく起こる小さな出来事と日常の出会いの中で、
"当たり前の人間"として生きているか自分自身に確かめている僕です。

そんな自分自身の人間としての価値を
解りやすく鑑定してくれるサイトがあります。

   『あなたのお値段鑑定します ver.2』

   自分って何のために生きてるんだろうか、
   世の中に必要な人間なのだろうか、
   そんな疑問に答えをビシっと出す、
   それがこの人間価格鑑定システムです。
   『あなたのお値段鑑定します ver.2』の紹介文より引用。

さてさて、僕の鑑定結果が出ました。

クリックで拡大します。



才能が乏しく、
境遇もすこぶる悪い僕ですが、
逆境を糧に、春一番のような爽やかな風を
いつもいつも心に吹かせて生きれたら幸せです。

◆関連リンク◆
   シーラカンスの憂鬱:『存在』
   シーラカンスの憂鬱:『明言:トラックバック -人間性の双方向性-』
   シーラカンスの憂鬱:『ちっぽけな僕の大切なもの -Be My Last-』

『映画バトン』

2006年03月06日 | 映画
映画を愛する人々の為の『映画バトン』
『あどのまど』のあど様が、

   「書いてみたい方、拾って走ってください!!」
   
…と仰っていますので、
奇しくも、第78回アカデミー賞授賞式の今日、
『シーラカンスの憂鬱』が映画のバトンを握り締めて走ろうと思います。

1. 持っているDVD、あるいはビデオの数

    LD:約400枚
    DVD:約300枚

   映画にほとんど興味が無かった僕が、
   10数年前から映画の魅力に目覚めてしまい
   以後、現在に至るまでに膨大な数の映画ソフトを購入しました。
   (※参照:シーラカンスの憂鬱:『憧れの大画面シアター』

2. あなたのお気に入りの監督・俳優・脚本家などの映画人(5人まで)

   ・ティム・バートン監督
   ・ジョージ・ルーカス監督
   ・ジェームズ・キャメロン監督
   ・スティーヴン・スピルバーグ監督
   ・黒澤明監督

   僕にとって信頼感の深い映画監督さんを選びました。
   もちろん、他にも魅力的な俳優さんや脚本家・作曲家たちがいます。

3. 一番最近観た映画(DVD含む)

    『TIM BURTON'S Corpse Bride』
     邦題 / ティム・バートンのコープス・ブライド
     製作年 / 2005年
     製作国 / イギリス

     ティム・バートンのコープスブライド 特別版

   3月3日に発売されたDVD『TIM BURTON'S Corpse Bride』
   待ち焦がれた作品だけに、その興奮は僕を支配し続けています。

4. 人生で初めて観た映画

    『東映まんがまつり』

   おぼろげな記憶を手繰り寄せてみると、
   僕が5~6歳の頃に母親に連れて行ってもらった
   アニメ映画『東映まんがまつり』だったと思います。
   映画館では、紙製のサンバイザーを子供たちに配っていましたよね?

5. 今観たい映画

   ・『のび太の恐竜2006』
     製作年 / 2006年
     製作国 / 日本

   3月4日に劇場公開されたばかりの
   映画ドラえもん『のび太の恐竜2006』です。
   3歳の息子が映画館で観る、初めての映画になる事でしょう。

   ・『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』
     製作年 / 2006年
     製作国 / 日本

   3月11日に劇場公開が迫っている
   アニメ映画『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』も観たいです。
   新しい声優(俳優)陣たちの活躍に興味津々です。

6. 何度も観てしまう映画、あるいは特別な思い入れがある映画(5本)

   ・『TAITANIC』
     邦題 / タイタニック
     製作年 / 1997年
     製作国 / アメリカ

     タイタニック アルティメット・エディション

   上映時間の長さを忘れてしまう程、惹き込まれた作品です。

   ・『ARMAGEDDON』
     邦題 / アルマゲドン
     製作年 / 1998年
     製作国 / アメリカ

     アルマゲドン

   妻との初めてのデートで観に行った映画です。
   果たして彼女はその事を覚えているのでしょうか…。

   ・『THE NIGHTMARE BIFORE CHRISTMAS』
     邦題 / ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
     製作年 / 1993年
     製作国 / アメリカ

     ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション

   ティム・バートン監督のストップモーション・アニメの真骨頂!

   ・『STAR WARS:EpisodeⅢ REVENGE OF THE SITH』
     邦題 / スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
     製作年 / 2005年
     製作国 / アメリカ

     スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

   やがて、暗黒面へと向かうアナキン・スカイウォーカーの魂。
   壮大なスター・ウォーズ・サーガを語る上で、この作品は外せません。

   ・『七人の侍』
     製作年 / 1954年
     製作国 / 日本

     七人の侍

   故・黒澤明監督の永遠の名作です。
   日本人として外国に誇れる映画がここにあります。 

7. バトンをまわしたい人(5人)

   ・『*No all others*』 みすず様♪
   ・『徹夜状況報告書 』 sammy様♪
   ・『アインは☆おっ気軽に。。。』 アイン様♪
   ・『Me.ing Sisters ~日記っぽいもの~』 Ma姉様♪
   ・『Me.ing Sisters ~日記っぽいもの~』 micco様♪

   以上の5名の方々に『映画バトン』をお渡し致します。

トラックバックやコメントなどでのお知らせは致しませんので、
どうぞ、お気軽に

◆関連リンク◆
   シーラカンスの憂鬱:『Musical Baton』

『嗚呼!待ち焦がれたストップモーション・アニメーション』

2006年03月06日 | 映画
日進月歩、映像の世界で向上され往くCG技術と裏腹に、
過去の栄光の陰で、衰退され往くストップモーション技術
その映像の1コマ1コマには、CGでは表現する事が出来ない、
"人間の温かみ"が刻み込まれています(僕はそう思っています)。

全編がストップモーション技術によって製作中の
ティム・バートン監督のこの作品の存在を知ったのは2004年の秋頃でした。
そして、作品の完成を心待ちにする僕の想いは、
このブログの中で3つのエントリーとして表現されています。

  『待ち遠しいストップモーション・アニメーション』(2004.10.25)
  『嗚呼!待ち遠しいストップモーション・アニメーション』(2005.7.10)
  『僕のデスクトップ -Corpse Bride-』(2005.7.30)

上記のどのエントリーも、
作品の完成を待ち焦がれている
『TIM BURTON'S Corpse Bride』への想いが記されています。
しかし、僕はその作品を映画館で観る事はありませんでした。

劇場公開されたのは2005年10月22日。
その頃の僕は超多忙な日々を過ごしていました
体力は衰え、精神的にも不安定。
映画を観に行く"心のゆとり"が全くありませんでした。
そして、2006年。
年が明け、ようやく"心のゆとり"を取り戻した時には、
『TIM BURTON'S Corpse Bride』は、街の映画館から消えていました…

心の中で泣きました。


それから、待つこと2ヵ月。
こんなに早くDVDが手に入るなんて!
遂に、待ち焦がれた『TIM BURTON'S Corpse Bride』と巡り逢えました。



作品のレヴューは、また後日じっくりと書きたいと思います。

◆関連リンク◆
   『TIM BURTON'S Corpse Bride』公式サイト
   『TIM BURTON'S Corpse Bride』日本語公式サイト
   映画の森てんこ森:『TIM BURTON'S Corpse Bride』