多くのファンタジー小説などの表紙を飾る絵画を描き、
コンピューターゲームの世界では、登場するキャラクターたちの姿を
リアリティ溢れるデザインで描くイラストレーターの末弥純(すえみ じゅん)氏。
時には、優しげな色彩とマチエール。
時には、激しく荒ぶる色彩とマチエール。
キャラクターの背負っている過去と未来を
また、感情の奥底に秘められた憂いや悲哀を
絵筆という"剣"に、情熱という"呪文"を注いで描かれる絵画。
僕が、初めて末弥純氏の描く作品に触れたのは17歳の冬でした。
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』で冒険者たちが出会う、
圧倒的な恐怖と存在感で襲い掛かる奇怪なモンスターたちの姿がそうでした。
真っ赤な血にまみれた"宝箱"
ドロドロに溶けた"バブリースライム"
妖しく光り輝く"ウィルオーウィスプ"
破壊と殺戮の象徴"グレーターデーモン"
1987年12月22日に発売された
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』は、
3Dの地下迷宮を冒険者の視点で進んで行くゲームシステムでした。
目の前に見える景色は壁と床のみ。
その数歩先は恐怖に満ちた暗黒の世界。
一歩だけ前に進んでは、左右の壁の存在を確認し、
それを方眼紙に書き込んでは、また一歩だけ進む。
シンプルすぎる程の壁と線描画だけのグラフィックと、
オートマッピング機能の無いシステムが生んだ独特の緊張感。
そして、突如現れる異形のモンスターへの恐怖。
異様な緊張感の中で研ぎ澄まされた想像力が、
末弥純氏のモンスターたちをさらに魅力的な存在に変貌させました。
末弥純氏 と出会った ウィザードリィ。
ウィザードリィ と出会った 末弥純氏。
お互いの魅力を余す事無く惹き立て合う奇跡の関係が、
今なお根強いウィザードリィファンと末弥純ファンを生んだのかも知れません。
僕もその中の一人です。
そんな、ウィザードリィと末弥純氏をこよなく愛する方々に朗報です!
1993年にアスキーから発刊されて以来、10年以上もの間絶版とされていた
末弥純氏の幻の画集と呼ばれている『ウィザードリィ・ワークス』が、
4月下旬に新紀元社から、装いも新たにページ数も増大され復刊されるそうです。
ウィザードリィの地下迷宮のモンスターたちが、もうすぐ蘇ろうとしています!
末弥純画集 ウィザードリィ
この『末弥純画集 ウィザードリィ』のカバー用イラストは、
新たに描き下ろされた作品になるそうで、今から非常に楽しみです。
◆関連リンク◆
Wikipedia:末弥純
シーラカンスの憂鬱:『末弥純画集 ウィザードリィ』
不倒城: レトロゲーム万里を往く その44 〜Wizardry〜
CURRY DIARY (・x・):【長文】Wizardly 狂王の試練場(FC)
復刊ドットコム:『末弥純ウィザードリィ・ワークス』の投票者の復刊コメント
コンピューターゲームの世界では、登場するキャラクターたちの姿を
リアリティ溢れるデザインで描くイラストレーターの末弥純(すえみ じゅん)氏。
時には、優しげな色彩とマチエール。
時には、激しく荒ぶる色彩とマチエール。
キャラクターの背負っている過去と未来を
また、感情の奥底に秘められた憂いや悲哀を
絵筆という"剣"に、情熱という"呪文"を注いで描かれる絵画。
僕が、初めて末弥純氏の描く作品に触れたのは17歳の冬でした。
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』で冒険者たちが出会う、
圧倒的な恐怖と存在感で襲い掛かる奇怪なモンスターたちの姿がそうでした。
真っ赤な血にまみれた"宝箱"
ドロドロに溶けた"バブリースライム"
妖しく光り輝く"ウィルオーウィスプ"
破壊と殺戮の象徴"グレーターデーモン"
1987年12月22日に発売された
ファミコン版RPG『ウィザードリィ -狂王の試練場-』は、
3Dの地下迷宮を冒険者の視点で進んで行くゲームシステムでした。
目の前に見える景色は壁と床のみ。
その数歩先は恐怖に満ちた暗黒の世界。
一歩だけ前に進んでは、左右の壁の存在を確認し、
それを方眼紙に書き込んでは、また一歩だけ進む。
シンプルすぎる程の壁と線描画だけのグラフィックと、
オートマッピング機能の無いシステムが生んだ独特の緊張感。
そして、突如現れる異形のモンスターへの恐怖。
異様な緊張感の中で研ぎ澄まされた想像力が、
末弥純氏のモンスターたちをさらに魅力的な存在に変貌させました。
末弥純氏 と出会った ウィザードリィ。
ウィザードリィ と出会った 末弥純氏。
お互いの魅力を余す事無く惹き立て合う奇跡の関係が、
今なお根強いウィザードリィファンと末弥純ファンを生んだのかも知れません。
僕もその中の一人です。
そんな、ウィザードリィと末弥純氏をこよなく愛する方々に朗報です!
1993年にアスキーから発刊されて以来、10年以上もの間絶版とされていた
末弥純氏の幻の画集と呼ばれている『ウィザードリィ・ワークス』が、
4月下旬に新紀元社から、装いも新たにページ数も増大され復刊されるそうです。
ウィザードリィの地下迷宮のモンスターたちが、もうすぐ蘇ろうとしています!
末弥純画集 ウィザードリィ
この『末弥純画集 ウィザードリィ』のカバー用イラストは、
新たに描き下ろされた作品になるそうで、今から非常に楽しみです。
◆関連リンク◆
Wikipedia:末弥純
シーラカンスの憂鬱:『末弥純画集 ウィザードリィ』
不倒城: レトロゲーム万里を往く その44 〜Wizardry〜
CURRY DIARY (・x・):【長文】Wizardly 狂王の試練場(FC)
復刊ドットコム:『末弥純ウィザードリィ・ワークス』の投票者の復刊コメント
おぉ、Wizだ。と思って読み進めていくとうちのリンクが。
ありがとうございます。
末弥氏のイラストの影響力は絶大でした。
今のゲーム業界の技術力なら、ドラクエ8や
真・女神転生3のようにモンスターデザイナーの
絵柄をフルポリゴンCGで表示も可能でしょう。
ですが、Wizのゲームシステムが今の一般ユーザに
受け入れづらく、販売本数の見通しが難しいことから
幸いにも移植の話はありません。
もし移植されたら、最初こそ嬉しいとは思いますが、
すぐに想像力によるこのゲーム最大の面白さが
半減してしまい、つまらなくなるでしょう。
あのドット絵で、すでに完成され尽くしていたんですよね。
そういう意味では、今のグラフィックがどうだこうだの
ゲーム機の話題に対してのアンチテーゼ的な側面も
持っている希有なゲームだと思います。
復刊は嬉しいですね。このイラスト集は大好きでした。
それでは、失礼しました。
こんばんは☆
『想像 -Imagination-』という脳の中の世界では、
世界中の何処にも存在しない自分だけの世界が存在しました。
冒険者の視点から眺めていた壁と床だけの真っ暗な地下迷宮は、
そこに存在している暗黒の恐怖を無限に広げている様でした。
研ぎ澄まされた想像の世界で出会ったドット絵の魔物たちは、
恐怖のオーラを纏っているかの様に僕を脅えさせてくれました。
末弥純氏の感性が発揮された素晴らしい造型美が、
『ウィザードリィ』という途轍もない奥深さを有するゲームと
奇跡的な相乗効果をもたらしたのだと思います。
フルポリゴンCGで激しく襲いかかって来る
末弥純氏の魔物たちを想像すると心がざわめきます。
見たい気持ち vs 見たくない気持ち
もしも実現する事になったとしても、
それは既に、あの『ウィザードリィ』ではない事は確かでしょうね。
何はともあれ、
復刊☆バンザイです!
丁寧なコメントを下さり、ありがとうございました。
私は、ゲームには詳しくありません。でも、末弥純というイラストレーターさんは知っています。雰囲気のある絵を描く方ですよね。私も好きな絵描きさんの一人です。
いくつになっても、好きなものをしっかりと持っているcoelacanth0707さんは、素敵だと思います
こんばんは☆
温かいお言葉嬉しいです。
本当にありがとうございます。
10代の頃に感銘を受けた音楽や絵画、本や図鑑etc.…。
30代になった今でも、心に響いて鳴り止みません。
特に絵画やイラストなどの絵に関する作品は、
僕自身、油絵や日本画を勉強していましたので、
大変興味のあるジャンルなんです。
末弥純氏の描く作品は、
優しくもあり
力強くもあり
軽やかさもあり
重く暗くもあり
いつも懐の深さを感じさせてくれます。
そんな僕ですから、このエントリーを書いてすぐに、
『末弥純画集 ウィザードリィ』を予約してしまいました☆