シーラカンスの憂鬱

照る日もあれば、曇る日もあるんだし…

『WALKING WITH MONSTERS』

2006年04月11日 | ドキュメンタリー
毎週水曜日の夜7時からNHK教育テレビで放送されている
『地球ドラマチック』というドキュメンタリー番組について、
以前、このブログの3つのエントリーで触れた事があります。

   『CHASED BY SEA MONSTERS -その1-』(2006.1.7)
   『CHASED BY SEA MONSTERS -その2-』(2006.1.15)
   『CHASED BY SEA MONSTERS -その3-』(2006.1.17)

海外で製作された貴重で奇想天外な映像は、
丁寧な渡辺徹さんのナレーションによって魅力を増し、
観ている者の冒険心をくすぐっては虜にしてくれます。

その『地球ドラマチック』で、
4月12日と19日の2週に亘って放送される予定の
『タイムスリップ! 前 恐竜時代』と題された作品は、
僕の様な古生物大好き人間には、ヨダレが出る程魅力的です。

約5億3000万年前のカンブリア紀と呼ばれる時代から
約2億4000万年前の三畳紀と呼ばれる時代までを描いた進化の物語。
海中で暮らす生物たちが環境の変動と共に姿や性質を進化させ、
新境地の陸へと進出しては、更なる進化への道を歩き続けて行く。
そして、やがて地球上に最初の恐竜が出現する…。

2005年製作のこの作品(原題:WALKING WITH MONSTERS)は、
英国(UK)版(※PAL/RC2)と北米(US)版(※NTSC/RC1)のDVDが発売されています。

 【UK版】  Walking With Monsters: Before the Dinosaurs 【US版】

この作品の存在を知って、国内版の発売を待ち切れなかった僕は、
居ても立ってもおれずに、Amazon.co.ukにて英国(UK)版DVDを入手しました。

恐竜が大地を闊歩する遥か以前の太古の地球上で、
それぞれの時代と場所に実際に生きていた奇妙な生物たち。
三葉虫(Trilobites)を狩るアノマロカリス(Anomalocaris)や
獲物を追って陸にまで這い上がる巨大な魚ハイネリア(Hyneria)。
僕たちが生物に抱いている一般的な常識とは余りにもかけ離れた
彼らの姿や生態に驚愕し、そして魅了され続けている僕がいます。

BBCが製作する『WALKING WITH ...』シリーズを観る度に
進化しているCG技術や演出・構成にも印象は高まるばかりです。
渡辺徹さんのナレーションが新たに付け加えられる事によって
魅力を増した地球ドラマチック版『タイムスリップ! 前 恐竜時代』。
放送日が楽しみです。



◆関連リンク◆
  インターネット自然史博物館
  『地球ドラマチック』(公式サイト)
  BBC:Prehistoric Life(Picture galleries)
  シーラカンスの憂鬱:『ウォーキング with ダイナソー 驚異の恐竜王国』
  シーラカンスの憂鬱:『ウォーキング with ダイナソー タイムスリップ! 恐竜時代』
  シーラカンスの憂鬱:『CHASED BY SEA MONSTERS -その1-』
  シーラカンスの憂鬱:『CHASED BY SEA MONSTERS -その2-』
  シーラカンスの憂鬱:『CHASED BY SEA MONSTERS -その3-』
  シーラカンスの憂鬱:『BBCの愛しき古生物たち』
  シーラカンスの憂鬱:『太古の海と巨大生物の誕生』