バードウォッチング

木にあいた穴を樹洞と言うらしい。
ウロとも言うらしい。
樹齢何年だろう…おそらく80年はくだらない庭の柿の木にその樹洞がある。
柿の木の姿は、葉や実が落ちて大変なので、毎年枝払いをしていて、かなり不恰好だ。
ちょっとかわいそう。
ワサワサしていて大きかった頃は、鳥が巣を作ったりもした。
先日、その柿の木にシジュウカラが2羽飛んで来て、あちこち飛び移っては囀っていた。
もしかして、樹洞の点検？偵察？
なんて思ったりしたが、そんなことはないか。
シジュウカラは、異なる鳴き声を文法に従い組合せて文章を作ると聞いたが、本当だろうか。
本当なら、なんて賢いんだろう。
確かにあの時、やたらと鳴いていた。

今日はヒヨドリが来て、ハクモクレンの花を啄んでは散らしていた。
なんてことするのよと思ったが、どうやら蜜を吸っているらしい。
鳥には詳しくないが、庭木に訪れる鳥達を気が向くと観察している。

毎日飛び込んでくる惨状に目を背けたくなりながら、平和を願う。