たゆたふこころ

こころのゆらめき 記憶のかけら 日々に織りなす タピスリー

対応

2018-03-31 12:08:44 | 日記
とある日の通勤途中、朝の地下街を急いでいると、前をジグザグに歩く男性が目に入ってきた。
むむむ、どちらに進むおつもりですか?
ちょいとお邪魔です。
行く手を予測し右から追い抜いた時、
「おい、出口はどこだ」と声を掛けられた。
『おい?』
私だろうな、私に聞いているんだよなと観念し、振り向く。
何しろ、私は1分1秒を急いでいたのです。
しかし、出口って色々あるし…
「どちらへ行かれますか?」
聞こえなかったのか、
「出口だ。」と。
だから、出口は一つじゃないから、どこへ行くのかお聞きしているのにー
それにしても、口の利き方がいささか無礼じゃあーりませんか?
同じ質問を何度か繰り返すと、
「駅だ、駅に行く」
なるほど、じゃあ、
「あちらです」と右を指す。
これも二、三度繰り返す。
この少し先は突き当たりで、右か左へ分かれるのだ。
「そうか、分かった。ありがとう」
多分、ありがとうとお礼は言ったと思う。

私は、さ、さ、さ、さ、さーと急ぎ足で先を急ぐ。
そして、私が左へ曲がろうとした時、背後から
「おーい、どっちだ」
とまたしても声が掛かった。
私も右へ行くものだと思っていたからなのだろうか?
だからさー、右って言ったでしょ…
ちょっと、面倒くさい人?
あちらですとジェスチャー付きで右を示す。

口の利き方がもう少し上品なら、私の対応も変わっていたかもしれない。
我ながら、不親切だなと思いながら、先を急ぐのであった。
ごめんちゃい。

コメント
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