とある日の通勤途中、朝の地下街を急いでいると、前をジグザグに歩く男性が目に入ってきた。
むむむ、どちらに進むおつもりですか?
ちょいとお邪魔です。
行く手を予測し右から追い抜いた時、
「おい、出口はどこだ」と声を掛けられた。
『おい?』
私だろうな、私に聞いているんだよなと観念し、振り向く。
何しろ、私は1分1秒を急いでいたのです。
しかし、出口って色々あるし…
「どちらへ行かれますか?」
聞こえなかったのか、
「出口だ。」と。
だから、出口は一つじゃないから、どこへ行くのかお聞きしているのにー
それにしても、口の利き方がいささか無礼じゃあーりませんか?
同じ質問を何度か繰り返すと、
「駅だ、駅に行く」
なるほど、じゃあ、
「あちらです」と右を指す。
これも二、三度繰り返す。
この少し先は突き当たりで、右か左へ分かれるのだ。
「そうか、分かった。ありがとう」
多分、ありがとうとお礼は言ったと思う。
私は、さ、さ、さ、さ、さーと急ぎ足で先を急ぐ。
そして、私が左へ曲がろうとした時、背後から
「おーい、どっちだ」
とまたしても声が掛かった。
私も右へ行くものだと思っていたからなのだろうか?
だからさー、右って言ったでしょ…
ちょっと、面倒くさい人?
あちらですとジェスチャー付きで右を示す。
口の利き方がもう少し上品なら、私の対応も変わっていたかもしれない。
我ながら、不親切だなと思いながら、先を急ぐのであった。
ごめんちゃい。
むむむ、どちらに進むおつもりですか?
ちょいとお邪魔です。
行く手を予測し右から追い抜いた時、
「おい、出口はどこだ」と声を掛けられた。
『おい?』
私だろうな、私に聞いているんだよなと観念し、振り向く。
何しろ、私は1分1秒を急いでいたのです。
しかし、出口って色々あるし…
「どちらへ行かれますか?」
聞こえなかったのか、
「出口だ。」と。
だから、出口は一つじゃないから、どこへ行くのかお聞きしているのにー
それにしても、口の利き方がいささか無礼じゃあーりませんか?
同じ質問を何度か繰り返すと、
「駅だ、駅に行く」
なるほど、じゃあ、
「あちらです」と右を指す。
これも二、三度繰り返す。
この少し先は突き当たりで、右か左へ分かれるのだ。
「そうか、分かった。ありがとう」
多分、ありがとうとお礼は言ったと思う。
私は、さ、さ、さ、さ、さーと急ぎ足で先を急ぐ。
そして、私が左へ曲がろうとした時、背後から
「おーい、どっちだ」
とまたしても声が掛かった。
私も右へ行くものだと思っていたからなのだろうか?
だからさー、右って言ったでしょ…
ちょっと、面倒くさい人?
あちらですとジェスチャー付きで右を示す。
口の利き方がもう少し上品なら、私の対応も変わっていたかもしれない。
我ながら、不親切だなと思いながら、先を急ぐのであった。
ごめんちゃい。