★clausewitzのひとりごと★

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沈むトマト

2011年08月06日 15時28分28秒 | その他の話
昔、聞いたことがあります。


沈むトマトは甘い


いつくらいからそう言われる様になってますね。
「ためしてガッテン」でも取り上げられております(こちらへどうぞ)。


どうやら、糖度が関係しているようですね。
他のサイトでも、同じように書いてあります。



うちのトマトですが、沈みます



じゃあ、甘いかって?


いや、あんまり甘くありません



実はあれ、半分本当ですが、半分デタラメなんです。


まずはデタラメ・・・から。
実は浮くか沈むかってのは、基本的に「比重」だけの問題です。
そしてトマトにはたくさん品種があり、中身のぎっしり詰まったものもありますし、
ピーマンのように中が空洞のものもあります。
完熟度合いとは関係がなく、品種によって比重が違うのです。
だから、調理用トマトの「シシリアンルージュ」などは青いトマトの時から沈みますし、
同じ調理用トマトでも「グランデ」や「イタリアンレッド」などは完熟していても浮きます。
そのくせ、調理用トマトは全く甘くない。カラスも食べません。
調理したら旨みが出てきます。


じゃあ、全てデタラメかっていうとそうでもない。
実は、「比重が微妙なトマト」ってのがあるんです。
しっかりと調べたわけではありませんが、桃太郎などがそうなんだと思います。
というか、多分スーパーに売っているトマトがそうなのかも。
同じ品種なのに、浮くのもあれば沈むのもある。
何が違うかと調べていくと、完熟度合いや元々の水分量(水を制限したら凝縮します)による違い。
そこで、テレビなどは目で見て分かりやすい基準として採用したのだと思います。


トマトはいろんな種類があります。
皮の厚いもの、薄いもの。完熟しても緑のもの。ピーマンのように空洞のもの。ほおずきのような房がつくもの。
生食用、加熱調理用。かぼちゃよりも大きいもの、マイクロトマトのように小さいもの。



もしも、仮に露天などで水に沈めておいて「沈むよー、美味いよー」って言っていても、美味しいとは限りません。
逆に、浮くトマトでも使い方次第で美味しくなります。

日本人はほとんどの人がトマトを知っていますが、種類による使い分けを知っている人は非常に少ないように思います。
これは、ナスにもいえると思います。これは農家の怠慢(説明不足)なんでしょうか?
それとも消費者の思い込みなんでしょうか?



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