★clausewitzのひとりごと★

45才既婚男です。雑多なブログですがコメントお待ちしております。

ドコモの「海外パケ・ホーダイ」「海外1dayパケ」と現地SIMの比較

2013年12月15日 12時12分35秒 | イタリア旅行
前回記事にしましたが、やはりドコモのプランでは通話料がネックになります。

1分間280円っていってもたった10秒程度の通話でも280円かかります。
電話して「え、今忙しいから・・・後にしてくれる?」と切られたら目も当てられない。


じゃあ、LINE通話で浮かそう・・・としてパケ・ホーダイ1日2980円を払うとして・・・
6泊8日だと現地では7日あるとして2980*7=20860円。
二人だと2倍で41720円。
LINE通話も万能ではない。品質の問題であったり、電波状態によっては通常電話も使うとする。
電話するほうも受信するほうもお金がかかるので1分間(というか1回)で280+110=390円。
旅行の間に10回電話(他はLINEですませる)するとして、3900円。
合計 45620円

この金額に・・・国内での通常の料金(毎月の月額利用料)が加算されるのです。


変わって、現地SIM(僕の場合はイタリアSIM)を利用した場合のコストですが、

今回のイタリア旅行は13泊15日。
使用した金額は二人合計108ユーロ(20ユーロ以上あまりましたが)
イタリア国内でのみの利用ならおそらく合計70ユーロ程度(もちろん通話料込)かと思います。
(70ユーロなら日本円にして10000円程度)
ドコモ利用の場合なら、2980*2*14=83440円。これに通話料。

前回のイタリア旅行では15泊17日。
僕だけ利用しました。SIMは二つ(スマホとルーター)。
確か合計50ユーロ程度だったと思います。
ただ、ルーターのプランに関しては失敗だったと思います。すぐに速度低下しましたので。
(1日300MB以上利用すると速度低下・・・・PCつないだらすぐでした)
ドコモ利用の場合は 2980*2*16=95360円 

現地SIMの何がいいって、やはり通話料が格安であるという事。
二人ではぐれてしまった時、別行動する時など結構電話しますが、料金を気にしないでいいというのは
やはり強みですね。同じTIM同士なら無料でしたから。
しかも国際電話(自宅)をしても長くても一回50セント(65円程度)しかかからないので、
気楽に電話できました。残された家族にとっても長い間ゆっくり話が出来るのは安心ですからね。

利用方法も昔ほど難しくはありません。
日本国内で3150円払ってSIMロックを解除してもらい、現地でSIMを購入し差し込むだけ。
(もちろん、お土産を買うよりはSIM購入の難易度は高いですが・・・・)


僕個人としては、次にイタリアへ行くときもドコモの海外サービスをメインに利用する事はないと思います。

こう書くとドコモがクソに見えてきますが、実はそんな事はありません。
たとえば、「はなして翻訳」や「うつして翻訳」などのアプリはドコモSIMでないと使用できません

それに、ツアー利用など、いちいちTIMへ寄る時間がない場合は、そんなこと言ってられません。
また複数国を周遊する場合も、手続きが面倒になってきます(各国で必要なので)

あるいは、短期旅行(二泊三日程度)の場合(韓国や香港など)、ドコモの海外パケ・ホーダイでも
金額がそんなにかからないので利用するかもしれません

また、空港などにある「海外ルーターレンタルサービス」ってのもあります。
僕は高いのであまり利用しませんが、そういう選択肢もあります。
自分でモバイルWi-Fiルーターの設定をしなくて良いので楽っちゃ楽です。
(特にヨーロッパ周遊などの時は楽な気がします)


僕のように現地SIM派の人間でも、ドコモの海外1dayパケを利用する価値があるシーンを一つ。
それは、「現地SIMがない間」の一時利用。
つまり契約完了するまでに利用するって場合です。
契約プランの確認やショップの地図など、利用する事は多いと思います。
突然、滞在国以外へ行った場合やトランジット空港での利用もいいかもしれません。
メインに利用するには力不足ですが、局所利用ならパフォーマンスもよくいいのではないでしょうか?



あ、そうそう。
余談になりますが、LINEなどで現地SIMバージョンのスタンプなどがダウンロードできる事もありました。
僕と妻でプランが違っていたのですが、妻のプランでのみダウンロードできました
(妻のプラン=イタリア国内向けプラン)

イタリア TIMにてSIM購入(2013年11月)

2013年12月15日 10時24分34秒 | イタリア旅行
なんか、似たような記事を去年も書いてますが、その2013年バージョンです。


(TIMは都市部ならどこにでもあると思います。shop検索はこちらへ)

日本から持っていったスマホも去年と同じ「SC-04D」(ギャラクシーネクサス)
ほとんど同じ状態です。

契約プランもほぼ去年と同じです。
TIMのHPの中では・・・・

「ESTERO」(意味は「外国へ」という意味)のタブの中の「Dall'Italia」(イタリアから外国へ)
(リンクだけだとHP更新などがあった時にリンク切れになるのでこう表記します)
言語選択に英語もありますが、なぜかプランが限定され全て表示されません(笑)

その中にあるプランから選びます。
今回は「TIM INTERNATIONAL XL NEW」を選択しました。

えっと、簡単に・・・分かっている範囲で説明すると・・・あれ?11月と現在では内容が違うな・・・。

1:通話に関しては日本までは1分間20cent。TIMの電話番号には無料。固定電話には250分(月に)まで無料
2:維持するには月に5ユーロかかる
3:アクティベート(使えるようになるために)は9ユーロかかる

という感じ。ちなみに、11月までは2GBまでのデータ通信も入ってました。
上記のプランの場合はデータ通信用のオプションプランが別に必要な気がします。

まあ、似たようなプランが「TIM Welcome」というプラン名で登場してます。
これは2GBのインターネット(42.2Mbps)と、200分の通話料を含んでます。
2GBを超えたときは通信速度が一気に32Kbpsに下がるのでほぼ利用不可能です。
外国への通話は・・・具体的にはいくらか分かりませんが、日本への通話も200分まで含んでいるのでしょうか?


なんか行く度にプラン変更があるのでHPの見方だけ知っておくほうがいいと思います。
ちなみに印象としては・・・ですが、TIMの店員はあまりいろんなプランを理解しておりません。
伝えるのは、「日本へも電話をかける」「旅行できている(期間の説明もした方がいいかも)」「データ通信も行う」という事かな。
プランによって、月にいくら払う、週にいくら払う、最初にいくら払う(維持費なし)というものがあります。

こんな面倒な事してますが、やっぱりイタリアでスマホを使えるのは便利でした。
TIMのSIMを入れただけで、すぐに通話&通信が出来ます。
ネクサスもアップデートした後は、前回のようなややこしい事にはならなくなりました(これは大きい)

自分の通話料がどれだけ残っているかは、前回同様アプリやHPにて確認できます。

また、どうなるかなって思っておりましたが、LINEも普通に出来ました
ドコモの番号から変わってしまうため、再設定が必要かなと思いましたが、SIMが変わってもそのまま使用できたのは驚きです。
google関係がそのままだからかもしれません。
LINEが出来るという事は、LINE通話も出来るので日本の友人がかける時はこちらにかけてもらうようにいいました。
(日本からTIMへは通話料が高いので)


データ通信は2GBまで無料なのですが、なぜかイタリア国外だとすぐになくなりました。
フランスへ寄った際、あまり使用した覚えも無いのに、途中から無効化してしまいました。
イタリアへ戻って、再利用できるようになるのに5ユーロかかりました(TIMショップにて)。
(その後は全く問題なく利用できていた)

基本的に旅行へいく際は、2GB程あれば充分だと思います。
日本にいる間に、自分が月にどれくらいデータ通信しているか確認してみたらいいかと思います。



もちろん、ドコモにも海外向けのプランがあります。しかも12月から新しいサービスが始まりました。
次の記事でその「海外1dayパケ」を見てみます。


イタリア旅行でスマホが大活躍

2012年03月30日 19時35分03秒 | イタリア旅行
ホント、今更な記事で申し訳ございませんが、旅行とスマホの話。
今回の旅行では本当に便利だと思いました。
携帯時代よりもPCとの連携がとりやすいので格段に便利です。

「地図機能」
これが一番かな。
GoogleMAPが大活躍でした。
現在地を確認するだけでも大活躍なのですが、グーグルマップには、「マイプレイス」という機能があります。
地図上に自分のメモ(自分でマークを作成する事も出来る)などを挟みこめる機能です。
そこに自分が行きたいお店などをマークし、説明文には優先順位、営業時間や定休日を書いたり、公式サイトや関連BLOGなどにリンクを貼っていく。
(もちろん、自宅のPCで作成し、スマホでは見るだけ)

すると、「確かこの辺に・・・」って時にマップを広げ、説明文を読んだり外観を見たり出来る。
ストリートビューとも直結しているので分かりやすいです。
しかも、「地図」は複数作成できるため、分野毎に作成したり場所ごとに作成したり。
僕の場合は「フィレンツェ:食事」とか「フィレンツェ:雑貨」とかそういう感じ。
それらの「地図」は複数同時に表示も出来るので助かります。
複数の「地図」を使うメリットは、一つ一つの地図の表示速度があがる事。
後、「地図」を開いた時に表示される範囲を制限できる事です。
フィレンツェにいる時に、ヴェネツィアの地図はいりませんからね。
登録地点全部が見られる大きさで表示されてしまうので、いちいち拡大していかなくてはなりません。

もちろん、一応「ナビ」も出来るので困ったときはそれを頼りにしても良いかと。
(ただ、バスがあっても「歩け」といわれる事が多かったです・・・その方が早いといっても疲れている時に2km歩けと言われるのは微妙でした)

といってもGoogleマップは正確性に欠ける事もありますのでご注意を。
一度、800mもずれてお店が登録されておりました。
だから名前で検索した後に住所でも確認したらいいかと思います。

また、地図データは「事前キャッシュ」できます。
15km四方くらいの範囲を事前にスマホにキャッシュさせておけば万が一圏外になったときも地図だけは分かります。
(ここでいう地図はマイプレイスの「地図」ではなく、いわゆるマップです)


「鉄道チケット」
今回の旅行の収穫の一つ。
散々言われているイタリア国鉄ですが、進歩はしております。
インターネットでの鉄道切符販売は本当に便利。
予定があらかじめ決まっている時は自宅で購入しプリンタで印刷して行きますが、
日本を離れてから予定を決めることもあります。
そういう時でもスマホでイタリア国鉄のサイトにアクセスし、接続の確認・料金の確認、
そして予約購入まで出来る。
しかも24時間以上前の購入なら割引もあるのでお得!
切符に関しても送られてくるメールを係員に見せるだけ。
意外に便利だったのが、「電車の車両番号」が分かること。
ついつい、電光掲示板を出発時刻と行き先だけ見てしまうのですが、車両番号で見た方が楽でした。
イタリア国鉄のサイトで予約できるのはいわゆる有料特急ですが、普通列車の時刻表を見たり、乗り換え駅を見たりも出来るのでやはり便利でした。


また、イタリアの鉄道は「次は@@@@」って案内がない時(小さな駅など)もあります。
そういう時、前項のGPS機能を使用しておおよその位置が把握できるのはありがたかったです。



「翻訳機能」
これもまあ、便利だと思います。読み上げ機能もありますからね。
レストランでメニューを見て「げ!?知らない単語だ!」って時に活躍します。
もっとも、その店独自のメニューの場合などは元から登録されていないので諦めるしかありませんが。
後、意外に面倒だったのが「圏外」でした。
ヨーロッパの石造りの建物、その内部は意外なほどに圏外・・・。
やはりある程度は事前に食材の名前など、頭に叩き込んでいくのがスマートですね。

あ、翻訳機能ですが別に「翻訳アプリ」には限りません。
インターネットで検索かければ翻訳どころか、画像なども出てくるので便利でした。


「その他」
後はまあ・・・天気予報とか、世界時計とか。
TIMのサービスの「残り@@ユーロです」ってのも良かったな。
電卓を表示しての値段交渉とかも出来ますし、やはり「小さなPC」って感じでしたね。




最後に・・・・・・

一つには、当然ですが、通信にはお金がかかります。
僕は現地SIMを使用していたので、どれだけ使っても料金は変わりませんでしたが、
「海外パケホ」を使ったり、それすら使わない人(恐ろしい!!)はお金がかかる事を
きちんと理解したほうがいいと思います。



もう一つは「アナログ」な事。
こういうデジタル機器は便利でスマートです。
でも、やっぱり紙の地図はいい。散々使い倒してシワシワになった地図は後々思い出になります。
道に迷ってもいいじゃないか・・・・人に聞けばいいんだし。
そうすれば、現地の人の優しさも見えてくる。
辞書も使い込んでくると手放せなくなります。


僕は結局「アナログ」でも「デジタル」でもどっちでもいいかと思います。
ただ、今回の旅では「デジタル」の面をテストしてみたかったんです。
せっかくスマホも新調したばっかりだったし(笑)


まとめると
デジタル旅行は「海外旅行を国内旅行のように手軽に楽しめるようになる」
アナログ旅行は「海外旅行を海外旅行のまま、ワクワクドキドキ楽しめる」
こんな感じでしょうか。

ん?最後は「どっちがいいの?」ってカテゴリに分類した方が良さそうな文章ですね(笑)

イタリア旅行  DoCoMoからの請求金額

2012年03月24日 19時08分24秒 | イタリア旅行
さて、ドコモからの請求はどんなものなのでしょうか?
ドコモでは「My docomo」というサービスを行っており、前日までの利用状況が分かるようになっております。
いちいち請求を待たずして利用状況が分かるのはありがたいことです。

それで今回のイタリア旅行でいくら請求が来るか判明しました。

僕がドコモとしている契約は全部で4つ。
1:僕のスマホ
2:妻のスマホ
3:L-09C(元F-01DのSIM)
4:封印用(元L-09CのSIM)

このうち、イタリアに持っていったのは1~3。

請求金額は
ワールドウィング利用海外パケホ
発信分着信分
僕のスマホ2月分13002201980
3月分1601102980
妻のスマホ2月分1100
3月分48013200
L-09C2月分0831


思ったよりも少ないでしょ?

しかし僕としては十分高いなって思っております。
何しろ、イタリアに到着したのは日本時間では2月29日。そしてイタリアで現地SIMを購入したのもその日(日本時間で)。
そのSIMが有効化したのが翌日。つまり日本時間では3月1日。

つまり、「海外パケホ」の1980円と2980円は現地での1日分という事。

そして僕の携帯の2月の発信というのも1日分。
日本への報告と、アパートの水が出なくて管理者へ電話した分のみ。
もちろん3月の発信と着信もその1日に全て行われました。

3月1日からイタリアの現地SIMに切り替えたので、それ以後は海外パケホは発生しておりません。
また、電話料金も全てイタリアのSIMで発生しております(当たり前)


妻の着信が多いのは、妻の携帯(T-01C)がSIMロック解除の対象機種ではないため。
だから僕のイタリアSIMの携帯から妻に電話したらその都度110円の着信料が発生。
だから3月は12回着信があったという意味になります。

ちなみに妻のメールなどは全てWiFi経由で受信しておりますので海外でも料金は発生しておりません。
これはL-09Cに同じく現地SIMを入れて稼動しているから可能でした。
(もちろん、SIMロック解除対象機種だったらこんなこと考えなくてもいいのに)



L-09Cも一日分・・・・といっても実質はメールチェックのみですが、海外パケットが発生しております。
量が少なかったので831円で済んでます。


最終的な請求ですが、どうやら「ワールドウィング通話」に関してはドコモの無料通話分が適用されました
つまり、この通話も国内通話と同じように「2ヶ月くりこし」の分などが引かれて、
最終的に2月も3月も通話に関しては0円でした。
(もちろん、無料通話分が少ない人は課金されます)

だから、「海外パケホ」の分と、「海外パケット通信」の分のみが加算されるという結果になりました。
(合計金額5791円)


海外で通話をたくさんされる方は、日本での契約を「無料通話の多いプラン」に変更することで少しは節約できるかと。

本当は、現地SIMに入れ替えるのが一番なんですけどね。


あ、現地SIMにかかったお金。
スマホに関しては、20ユーロ(途中で10ユーロだけチャージしました)でした。
L-09Cが29ユーロ。手数料が5ユーロ。
2週間分です。また最終的には5ユーロ程、未使用分がありました。

さらに、ドイツの空港でも普通に使えました(一応報告しておきます)


現地SIMを利用しなかったら・・・・・と考えるとゾッとしてきます。
(毎日の海外パケホ+通話料)



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3月25日 更新

明細書、勘違いしておりました。
L-09Cの831円ですが、あれは2月分でした。
多分3月(というか3月1日)は2980円であると・・・・。
やっぱ、高いですねぇ。

イタリア旅行 デジカメ、PCと充電器など

2012年03月22日 20時38分32秒 | イタリア旅行
今回、フィレンツェ旅行にもって行った装備は以下の通り。

1:デジカメ3台(IXY910,IXY30S,EOS20D)
2:タブレット(F-01D)
3:ネットブック(EeePC S101)
4:スマホ(T-01C、SC-04D、L-09C)
5:耐衝撃リムーバブルHDD(バックアップ用)
6:16GBフラッシュメモリーを4台(バックアップ用)
7:ポケットチャージャー(大・小二台)

実は当初、ネットブックPCを持っていかないで済む様に、タブレットを購入しました。
しかしながら、タブレットPCはサイトを閲覧したりするのには便利なのですが、
画像を保管したりするのが苦手という事に気づく。

いつも旅先ではデジカメに撮った画像と動画を一旦PCへ保存。
すぐに編集などをしてフォルダに分けて整理。その後ブログアップ。
整理されたものをバックアップ(PC内とフラッシュメモリーへ)

そうすると・・・・・結局PC要るじゃん!ってなりました。
今度は「タブレット、要らないんじゃない?」という問題。
ただ妻は「じゃあ、何のためにタブレット買ったの?」という事で持っていくことに。


こんだけ持って行くと大変なのがコンセント周り。
デジカメ用の3台は同じメーカーのくせに充電器は別々。充電池も別々。
ネットブックは当然アダプタが必要。助かるのがドコモ関連。
今回、ガラケーを持っていかなかったため、充電システムは一系統で済みました。

しかもスマホの充電器って、コンセント部分とケーブル部分が分離している。
そしてケーブル部分は普通のUSB端子になっていて、コンセントに接続しなくても
PCのUSB端子に接続しても充電が出来る。しかもタブレットも同じ仕様。

ポケットチャージャーも優れもの。充電するときはPCにUSB接続。
放電(携帯を充電)する時は端子を反対にしてスマホに接続。

ただ、タブレットはやはりクレードルに乗せて充電しないと熱を持つのでタブレット充電システムはそのまま持っていきました。

しかしながら、ホテルにいる時はそのシステムで携帯を充電し、外出中にタブレットを充電。
そうすると持っていくケーブル及びコンセントは少なくて済みます。

寝ている間は、PCを起動しUSB端子をフル活用。HUBも利用して全部充電。
それでも急速充電したい時はコンセントから充電。


すぐに電池が減るというスマホもこのシステムがあれば、普通に持ちました。
ポケットチャージャーが必要になったのは数回です。


ちなみにタブレットですが、妻が結構使っておりました。
大きいので外出時に持ち出す事はありませんでしたが(マップなどはスマホで十分)、
部屋にいるときにお互いがネットを見ることが出来るのはいいと思います。


旅に出るときはなるべく荷物を少なくしたいもの。
どうしようもない部分は仕方ありませんが、減らせる部分も見つかると思うので
いろいろと勉強になりました。


ちなみに、iPodもPCから充電するようにしましたのでちょっとだけ荷物が軽くなりました。



それにしても、旅先でスマホ(特に最近の奴)は便利ですね。
別稿に書いてみたいと思います。

イタリアのレストランでボッタクリ?

2012年03月19日 00時23分37秒 | イタリア旅行
レストランの話です。

時々ニュースなどでイタリアで「ぼったくられた」という話を聞きます。
ネットのクチコミなどでもそういう話をよく聞きます。

しかしながら、よく見てみると本当のぼったくりってのは随分少ないです。
少なくとも僕はイタリアでぼったくられた事はありません。
いい加減なイタリアですが、きちんと1セント単位でお釣りが来たくらいです。
(時々面倒でおつりを多めにくれる店もありましたが)


イタリアのお店での基本を書いておきます。

まず、コペルトというのがあります。
これは「席料」と訳されるのかな。
日本でもテーブルチャージがかかるお店がありますよね。それと同じ。
イタリアでは勝手にパンが出てきますが、基本的にお金はとられません。
ちなみに席料っていうぐらいですから、立ち飲みや立ち食いではとられません。
お店によってコペルトは様々。1ユーロの店もあれば5ユーロの店もある。
コペルト5ユーロのお店に6人でいって、10ユーロのパスタだけ食べても40ユーロとられます。
別にボッタクリではありません。

コペルトに関してもう一つ。
地元の人でやたらと賑わっているお店があり、「あ、あそこ美味しそう!」って入る。
すると賑やかな場所を通り越してこちらへどうぞ!って奥へ案内される。
どちらも出てくる料理は同じなのですが、値段が違います。
手前はバーカロやバール、あるいはトラットリアで、奥がリストランテの場合です。
これはもう仕方ありませんね。最初に断るべきです。
ボッタクリの一種かと思いますが、日本でも普通にある事を考えるとそうでもない。
なんというか店の人にとったら「せっかく来たのだから綺麗な所で食べたいだろう」とか
「汚い所に通したら怒られる」という感情もありますからね。
この辺りが階級制度が長く続いた国らしいというか・・・。
日本で言うと「座敷」がこれにあたりますね。
料亭でカウンターと座敷(個室)があったら、絶対に座敷が高い(個室料金がある)
だからイタリアで奥の誰もいない綺麗な空間に通されそうになったら、
「いや、こっちでいいよ」って言ってみてもいいと思う。
イタリア語が分からなかったら日本語でもいいでしょう。
(店によっては、バール利用かリストランテ利用かを聞かれる時もあります)


あと、お水
最初に席に着くと、食前酒か水かと聞かれる。
スプマンテなどはともかく普通のお水(ガスなしでも)でも当然お金はかかります。
まあ、商品なので当たり前ですよね。
ただあれ、「水はいらん!」って言えるのでしょうか?(笑)
僕は基本的にアルコールは飲まないので水ばかり注文しますが、水すらいらない人は
断る方がいいと思います。常識ハズレと思われようと気にしないことですね。
(あるいは水代を気にしないか)


問題外なのが、値段も見ないで注文する人(たまにいるらしい)。
値段を聞くのが「粋じゃない」と思うのも無理はありませんが、
相場を知らない世界(特にワイン)では危険です。
一見、庶民的なお店に見えてもワインだけはいいのを揃えている所もあります。
僕が今回行ったお店では2000ユーロのワインを置いてあるお店もありました。
ワイン選びもソムリエ任せではなく自分で選んだ方が良いかと。
(ソムリエに相談するのはいいと思いますが)


イタリア語メニューと英語メニューがあるお店。
これも日本と同じかな?日本でも英語メニューのある店もあるし。
イタリアではお店によって「口頭のみ」「イタリア語メニューのみ」「イタリア語メニューと英語メニュー」
「イタリア語の下に英語で書いてあるメニュー」「日本語メニューもあるお店」など様々。
ここでいろいろと問題があります。
例えば日替わりなどの安いメニューですが、それをイタリア語で言わないと出てきません。
日本の定食屋でも「日替わり650円」と書いてあってそれを注文したら650円ですが、
メニュー表にある「デラックス定食1000円」を注文したら1000円になります。
メニュー表に日替わりがなくても注文できると思います。
安いと思って入ったらそのメニューが書いてなかった・・・という人がいますがちょっと違う。


また、時々ですが、イタリア語メニューと英語メニューでは価格が違う時がある。
これは正直微妙です。翻訳にお金がかかっていると言われればそれまでですが・・・。
僕は基本的にイタリア語のメニューしか読めません。
パッパルデッレやタリアテッレ、タリオリーニなど英語で表現されても分からない。
日本人は基本的にイタリア語メニューの方が分かりやすいんじゃないでしょうか?
(馴染みがあるというか)
だから基本的にイタリア語メニューを貰えばその問題は解決できます。

言語についてもう一言。
やはり翻訳作業には限界があります。
日本でもその日の仕入れによってメニューが変わるお店も多いと思います。
そういうお店の場合、英語のメニューがなかったり、日本語メニューがなかったりします。
また、今日の一押しのようなメニューは英語や日本語のメニューに載っていない事も納得です。
英語や日本語のメニューがないからといってボッタクリをしようとしているわけではありません。
そんな事になったら日本のお店ほとんどがそうなってしまうでしょう。


また高級店の場合、女性側には値段が書いてない時があります。
もちろん、男性側には書いてあるのでぼったくりではありませんね。


ココから先はちょっと注意が必要な事。
日本でも事情は同じですが、やはり言語が分からないと問題は大きくなります。

一つは口頭での説明
メニューにあるパスタを頼んだのに、何か話している。
訳の分からないうちに頷いていたら、もの凄く立派なトリュフがかけられた、とか。
感覚的には「このパスタにはトリュフがあいます。今日はアルバ産のいい奴が入っているのですがどうなさいますか?」
とか。そして「削っていきますので、好きな量になったら言ってください」とか。
これは結構つらいと思います。10ユーロのパスタが30ユーロになっても文句も言えないけど、ちょっと言いたい気分になります。
ちなみに日本でも高級店では普通にあったりします。
店はボッタクリをしようとしているわけではなく、「こんなん入りましたよ!」って感じで。
ちなみに馴染みの店に言われると断りづらいですよね。

そしてもう一つ。海産物。特にヴェネツィアなど。
メニューに値段が書いてあります。8ユーロとか。
しかし知らずにこれを鵜呑みにしたら計算が狂います。
親切なお店は「g」と書いてありますが書いてないお店もあります。
つまりオマール海老やタイなどは100g単位で値段が決まってます
悪徳なお店では勝手に1kg程のものを出してきます。あるいはもっと・・・。
一応基本的には料理する前に「このくらいの大きさでいい?」って見せに来ます。
見せに来たら「これ何グラム?」とか「これだといくらくらい?」とか「もっと小さいのにして」とか
言わなきゃいけないのですが、知らないとパフォーマンスとして捉えてしまう。
適当に「おー、すごい!」と喜んでいると馬鹿をみます。
お肉も同じかな。グリル料理のお店は100g単位です。
値段を聞くのは恥ずかしい事じゃないので聞いてみてください。
(もちろん、予算に制限のない人は別ですが)

100g単位の値段を書くこと自体はボッタクリでもなんでもありません。
ただ客は目の前でグラムを計ったのを見るわけではないので、実際のグラムをごまかされると
どうしようもありません。これは日本でも同じかな。カニとか。殻だけ立派なのもあるし。


そしてココから先は本当のボッタクリ。
表に「全部(tutto) 12eur」と書いてあり写真にスープやらパスタやらメインやら書いてある。
そして丸で囲んであるんです。横にセットなどと書いてあるし。
普通はランチでセットになっていると考えるでしょう。
しかしながら、某居酒屋やカラオケ屋のように全部のメニューが12ユーロという意味の時も。
適当に4つ選んで会計すると48ユーロにコペルトがついて50ユーロ程になるとか。


後は頼んでもいないメニューを持ってくるとか、金額を上乗せされたりとか、計算間違いとか。
すぐにその場で言えばいいのですが言えないと惨めに多く払う羽目になります。


最後にもう一つ。チップとかサービス料とか。
基本的にイタリアではチップなどはいりません。サービス料も然り。
自分で書き込む欄があっても書かなくてもいい。もちろん書いてもいいのですが。
アメリカと違い、チップで生活しているわけではないので必要ありません。
その分の給料はもらっているので。もちろんあれば喜ぶでしょうが。
例えば何か特別な手配をしてもらった場合は、チップくらい出してもいいかと。

かつて日本人は馬鹿みたいにチップを振るっておりましたのでその名残で「日本人はチップをくれる」と
思っている人もいるかと思いますが、無かったら無かったで気にはしません。
(ヴェネツィアのゴンドラで100ユーロのチップを払っていた人もいましたので)

自分が気分よく過ごせたと思ったらあげてもいいかと思いますが、
日本のレストランでも「心づけ」などしていない人は、わざわざイタリアでしなくてもいいかと思います。
タクシーやホテルで荷物を運んでもらった時はチップを渡しますが、レストランでは義務ではないと考えてください。


まあ、最終的に言える事は「日本に居る時と同じ感覚でOK!」という事かな。
例外を除き、ほぼ同じ。気軽な店のランチなどではパスタ単品での注文も大丈夫です。
よくイタリアでは全てコースを組立てないと駄目だとか言われますが、そんなことありません。
逆に日本でも高級イタリアンに入ってスープだけ飲んで帰る人は非常識でしょう。
だから、日本と同じ感覚でいいと思います。
日本で滅多に高級店に行かない人は、向こうでも行かないほうがいいかと思います。
逆に「どうしても行きたい!」って人は、ある程度日本のお店で予習していけばいいかと思います。


こう考えてみると、イタリアでの食事も抵抗が無いかと思います。
人に選んでもらったお店ではなく、自分の嗅覚でレストランを選び食事するのは楽しいですよ。
特に日本で食事する時に自分で選ぶ人は余計にそうだと思います。


PS:美味しい店とそうでない店の見分け方も日本と同じです。
   (そういう意味でも日本と同じ感覚で考えたらいいかと思います)


イタリア、TIMのSIMカードを購入

2012年03月03日 17時06分34秒 | イタリア旅行
2013年11月の記事もあります。比較的新しい情報はそちらへどうぞ

以下、2012年2月の記事です。

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念願の現地SIM購入です。

やはりイタリアで幅を利かせている(田舎でも通じやすい)TIMに決定。
というか、ネットではTIMを使う人が多いみたいなので同調したってのが正直な所。

とりあえず、国内にてSIMロック解除した「GALAXY NEXUS SC-04D」と「L-09C」を持ってショップへ。

何故、二つも持っていったのか。
はっきりいって、通常ならネクサスだけでも良かったと思います。

ただ、妻のT-01C(レグザフォン)はSIMロック解除対象外であるし、F-01D(タブレット)も使いたかったしで、L-09CにもSIMを入れることに。
じゃあ、ネクサスもWiFiで使えよ、って声が聞こえてきそうですが通話もしてみたくて。

購入した(契約した)のはこちらの2つのSIMカード。



いずれもプリペイド式で旅行者には最適。
購入はパスポートを持って行き、スマートフォン用とルーター用のSIMをくれ、でOK。
ルーターの形がイタリアのものと違う(当たり前)ので戸惑っていたようですが、
通話はいらない、データ通信のみって説明すると分かってくれました。

いずれのカードも10ユーロ(SIMが5ユーロ、通話や通信の分5ユーロが最初から入れてある)。

スマートフォンに入れたのは、「TIM Card International new limitededition」というもの。

このSIMはなんと日本への国際電話が1分間で20cent(0.2ユーロ=20円)で出来るんです。しかも日本からの受信料も無料です。
ちなみに、ドコモのローミングは1分間280円。
しかも着信に関しても1分間で110円かかります。

つまり、僕の携帯から妻の携帯に電話した場合(1分間)
僕の携帯で280円、妻の携帯で110円かかる計算になります。
妻の携帯の受信110円は仕方ないとしても大幅な節約になります。
もちろん二人とも海外SIMだとさらに安くなりますよね。
(ただ、日本にいる人が連絡しようとしたら面倒になりますが)

全然関係ありませんが、このSIM、中国へかけた場合は1分間2c(2円)しかかかりません。


それから空港などによく「携帯レンタル」というものがありますが、
実はあれ、安いようで全然安くありません。あれならドコモのローミングした方がいいと思います。
着信料が高すぎると思います。
もしかして別の使い道があるのかな?


通話に関してはこのくらいで。次はこのSIMのデータ通信の話を少し。
実はこの携帯、何故か知りませんが、一ヶ月以内であればデータ通信料金がかからないと説明を受けました。
何かのキャンペーンでしょうか?
てっきり、「TIM X SmartPhone」という一週間使い放題で2.5ユーロ(これも破格!)というオプションを付けようかと思っていたのですが節約できました。
通信スピードに関しても問題なし。
SIMカードには「128kb」と書いてあって心配していたのですが、ドコモのハイスピードエリア並のスピードです。
もしかしたらもっと早いかも。
(コメント欄にてあおしま様より指摘がありました。SIMカード自体の記憶容量との事です)


L-09CのTIM12というプランは実はよく分かっておりません。
とにかくこの基本プランのものに5GBまで使えるデータ用オプション(19ユーロ)を
付けました。ちなみに5GBもあれば通常使用には十分だと思います。
(ホテルに居る時はホテルの無料WiFiを利用できますし)

ただ一つ問題が。多分、一日の使用データ量が決まっているのでしょうか。
ある時間から突如として遅くなりました。
これは今度日本でも開始される制限を超えたら遅くなるって奴だと思います。
明確に一日何MBってのが分からないのでなんともいえませんが・・・。
(どなたかご存知の方、いらしたらお願いします)
(こちらもあおしま様より回答が。やはり制限ですね)

ドコモの海外パケホーダイは1日1980円か2980円(大体こっち)もしますので、
19ユーロで一月使えるというのは大きいと思います。
というか、一泊二日のイタリア旅行でも(よく使う人は)お得だと思います。
ホテルにネットがあるといっても電波が悪くて使い物にならない時もありますからね。


話は変わりますが、TIMにはユーザー用に「119.it」というサイトがあります。
(僕はアプリ版を利用してます)
これはTIMのSIMを入れた携帯から接続した場合、現時点での残高が表示されるという優れもの。
いちいち電話で確認したりするよりも余程親切ですね。特に音声で言われても・・ねぇ。
金額が少なくなったらTIMのショップか、そこら中にあるタバッキでチャージしてもらえます(RicaRica)。


低料金のおかげで日本へも頻繁に連絡できます。

海外旅行へ行かれる際は、是非とも利用してみてはどうでしょうか?

SIMロック解除したドコモのGALAXYを海外SIMで使おうとする方へ

2012年03月02日 14時03分44秒 | イタリア旅行
2012年7月5日 追記があります。記事の一番下をご覧下さい。
同じく追記があります。2012年7月20日。最新のS3に関する情報です。
2012年7月21日追記。SIMロック解除されていないNEXUSに、コードを入力したら・・の情報を本文下に追加しました。
2012年7月22日追記。NEXUSと解除屋の件について追記しました。
2013年1月24日追記。MyDoCoMoにかかれてあるPINコードとセットワークPINの関係について追記
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

コメント欄にて読者の方からご指摘がございました。
SH-12Cを香港で使用していらっしゃる方ですが、下記のコードは必要ないとの事です。
なお、clausewitzが使用しているのはGALAXY NEXUS (SC-04D)であり、この携帯とGALAXY S2を使用している方が同様の状態になっておりました。
ギャラクシーだけの問題かもしれないので、とりあえず、表題変更いたしました。

@@@@@@@@@ 以下 本文 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

日本から携帯を持っていって、海外ローミング(海外パケホーダイ)で利用すると、
想像以上に高くつきます。一日や二日なら大丈夫ですが、一週間以上となると、ね。

そこで、SIMロックを日本で解除して現地SIMを入れようとするのが一般的。
しかし、ドコモのSIMロック解除、落とし穴がありました。


実は、海外SIMを挿入したら画面に

「SIMネットワークロック解除PIN」

の入力を求められます。

知らないで、普通にPINコード(携帯でパスワード設定する奴)や、現地SIMに記載されているPINコードやPUKコードを入力してしまうと弾かれてしまいます。
しかも、3回間違うと緊急ロックがかかり、10回間違うと完全ロックがかかり元のドコモSIMすら認識しなくなります。


実はこのSIMネットワークロック解除PINというのは、ドコモでSIMロック解除手続きをした際にドコモの店員が入力するコードです。

僕はネットの情報により「海外で設定初期化を行った際に必要になるコード」と知っていたために、ドコモショップにて解除手続きをする際に


「そのコード、教えていただけませんか?」


とスタッフにいいました。すると店長らしき人と相談した結果、


「このコードはドコモの内部情報になるため、お客様にはお伝えできません」

と返事。まあ、設定の初期化なんてしないだろうからいっか。と思っておりました。
もしも初期化するハメになったら、海外ではどうしようもなく、帰国してからドコモショップへ行って設定しなくてはいけない・・という事も聞いておりました。


ところが・・・・・・・・・実際は設定初期化どころか、現地SIMを入れただけでコード入力を求められました。

もちろん、そんなコードなど知らないので、何種類かのPINコードを入力してしまい、
ロックがかかってしまいました。


たまらず、すぐにドコモの「海外インフォメーション」(+81-3-6832-6600 通話無料)へ電話。
(ちなみにこの番号は海外からドコモの携帯を使ってかけた場合のみ通話無料となります。ホテルなどの電話からは無料にならないので注意)
(※ホテルからかける場合はこちらのページを参照)

国内でコードを教えてもらえなかった事情を説明し、即時に教えてもらうことに。
必要なのは「電話番号、契約氏名、ネットワーク暗証番号、本体の製造番号」でした。
本体の製造番号はIMEIという名前で、携帯のバッテリーを外した所に記載されております。
電話の最中にその番号を確認することは不可能なので、事前にメモしておく事をおすすめします。
それらの情報があればSIMネットワークロック解除PINコードを教えてもらえます。
すぐにメモしておいたほうがいいでしょう。


このコード(8桁)を入力すれば、現地SIMを使える状態になります。

しかもこのコード、SIMを入れ替えた時だけに必要なのかと思いきや、携帯をシャットダウンした際(再起動した際)にも求められました。

つまり、電源を投入した後にドコモのSIM以外が入っていたら入力を要求されるようです。


全然SIMロック解除されてないじゃないか!とネットではいわれておりますが、
おそらくドコモのSIMロック解除というのは、この解除コードを教えてもらえるように手続きをする事ではないかなと思います。
あるいは、海外SIMを入れた時にこのコードの入力画面が出るかどうかとか。



ネットを見るとSIMロックを解除した際に普通にドコモショップで教えてもらえた人もいるようですね。
もしも教えてもらえなかった方や、メモを忘れた方は海外からでも上記の方法で教えてもらえるので、やってみてください。




今回はイタリアのTIMのSIMを入れたのですが、その辺については次回の記事に書きたいと思います。
とりあえず、どこの国でも事情は同じようなので(検索したら困っている人がたくさん出てきました)


PS:ちなみに一緒に持っていったL-09C(SIMロック解除済み)はそのようなコード入力はいらないみたいです。スマートフォンやタブレットのみに必要なのかもしれません。


@@@@@@@@@@@@ 2012年7月5日 追記 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「PINロック解除コード」ですが、MyDocomoから確認できるようになりました。

ログインした後、「ご契約内容の確認」へ行き、そのなかの最終購入端末の下に項目があるかと思います。
そこで自分のコードを確認する事をオススメします。


@@@@@@@@@@@@ 2012年7月20日 追記 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
snoma01さんより情報をいただきました。

最新のギャラクシーS3に関しての情報です。
S3は日本でSIMロック解除手続きを完了していたら、海外SIMを入れたとしてもPINコード入力をせずとも使用可能になるとの事でした。

最新情報、ありがとうございました


@@@@@@@@@@@@@@@@@@  2012年7月21日 追記 @@@@@@@@@
gostosaさんより貴重な情報提供です。

SIMロックされていないNEXUS端末を使用して海外SIMを入れた所、コード入力を求められる。
その際に、MyDocomoでの番号を入力するもエラーで弾かれたという事。

やはり、ドコモでSIMロック解除をしていない端末ではあのコードは意味が無いという事になります。
何かしらの処理をして、あの番号が生きてくる・・・という結論になりました。
3150円はそのための料金という事になります(コードを教えてくれるだけの料金ではなく)

こうなってくると、思い出されるのは「解除屋でSIMロックを解除してもらったのに解除できていない」という情報。
この解除屋ではドコモの解除と同じ事をしていると仮定すると、きちんと解除しているにもかかわらず、MyDocomoにあるコードを知らないため「解除に失敗している」と思ってしまうのかもしれません。
他の機種では、もともとこのコード入力を求められないので解除屋で普通に解除してもらうだけで海外SIMが利用できるけど、S2とNEXUSに関しては先ほどのコードを入力しないと駄目なので、混乱してしまうのかもしれません。

gostosaさん、本当にお困りのはずなのに、貴重な情報提供ありがとうございました。

@@@@@@@@@@@@  2012年7月22日 追記 @@@@@@@@@@@@
gostosaさんより追加情報です。

それは、解除屋の件です。
実はNEXUSは、ある時期より解除屋でのSIMロック解除が出来なくなった(フレッシュコードが入手できない状態)、との事です。
海外に行かれる方は、ドコモにてSIMロック解除手続きをしていった方が安心できるかと思います。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 2013年1月24日 追記 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
最近の報告(danaanさん、mさん)によりますと、「MyDoCoMoで確認できるPINコードとSIMネットワークロック解除PINは別である」という
書き込みが多いように思います。

2012年7月時点でのコメントでは「やはり同じものでした」という書き込みが多い事を考えると、ある時期(いつからかは不明)から
別々のコードを利用するようにしたようです(本来は別々の方が正しいと思うのですが)。

だから、海外でSIMネットワークロック解除PINの入力を求められた場合、安易にMyDoCoMoのコードを入力しないようにして下さい。
出国前にDoCoMoショップにて聞いておくか、海外からサポートセンターに電話して聞くようにして下さい。

貴重な情報提供、ありがとうございました

イタリア国鉄の切符を買う

2012年02月24日 19時10分35秒 | イタリア旅行
イタリアを個人で旅する場合、都市間の移動にはイタリア国鉄を使う方も多いかと思います。
イタリア国鉄(Trenitalia=トレニタリア)ではインターネットでも切符を買うことが出来ます。
公式サイトはこちら(英語バージョン)へどうぞ。

普通に考えたら、出発駅と到着駅、往復か片道か、それぞれの日時を入力し、
接続画面にて人数とクラス(1等か2等か)を選び、希望電車を選択しクレジットカードで支払う・・・これでOK・・・・・・なはず(笑)

しかし、そこはイタリア、そうは問屋が卸しません(笑)

「イタリア国鉄 クレジットカード エラー」で検索してみてください。
馬鹿みたいにヒットします(笑)

皆が言うには、
「ほとんどのクレジットカードが使えない」
「マスターカードだけうまくいった」
「一つの予約はすんなりいけたが、二つ目から何をやっても駄目」
「タイムエラーで詰まった」
「ID入力画面でエラーが出て止まった」
「せっかく決済できたのに、確認のメール(予約番号)が来ない」
「確認のメールが来るまでやっていたら二重請求されていた」
「日本発行のカードは使えない」(そんな馬鹿な)
「現地時間で営業時間外だと接続されない」(え!?)

対策としては・・・・
「必ずIDを先に登録する」
「続けて切符をとるのではなく、一度に複数の切符を買う」
「一つのIDで決済した後は、別のIDを作成し、別のカードで決済する」

などなど・・・・・・・・・・・。そんな馬鹿な、という内容ですね。

今時そんなことあるか!という事で簡単にチャレンジ。
ポンポンと入力し、カード番号(AMEX)を入力し購入・・・・・エラー!!(笑)

え? マジ?

すぐさま、AMEXに電話。
今回は一応「イタリア国鉄で利用するからその場合ブロックしないでくれ」と事前に報告した後の出来事でした。

「今、イタリア国鉄のサイトで決済拒否されたのですが、使えないって事はありますか」
と相談。
分かったことですが、
「当然、日本発行のカードでも使用可能」
「AMEXには決済請求されていない」(つまりAMEX側で振り落としたわけではない)
「認証コードエラーの場合もAMEXは把握できるが、それもない」
という事。つまりは何らかの原因でイタリア国鉄で拒否されたという感じ。


仕方なく、もう一度トライするも結果は同じ。


ちょっと焦りだすが、別の方法でトライ・・・・・するとすんなり通った!!
それは・・・・カード氏名の欄を小文字で書いた事。
「TSUTAYA」ではなく「tsutaya」という感じに。
それだけで、全て通った。わざと続けざまにもう一つの予約を入れた。
タイムエラーこそ出たものの、予約は出来ていたようでメールは来た。


結果的に分かったのは、
「カードの種類はおそらく関係ない」
「連続利用でも制限はない」(はず・・・だって出来たから)
「現地時間で混んでいる時間帯(朝、午前中=日本時間の夕方・夜)はエラーが出やすい」
「予行演習は必ずし、入力項目を事前に確認する」
 (余計な時間がかかるとすぐにエラーになります)
「IDの登録は必ず先にすませる」
 (時間対策&決済された後に来るメールを確実に受け取るため)
「カード氏名は小文字でも試す」
「一応、事前にカード会社に海外利用のある旨を連絡しておく」
「決済された後にエラーが出た場合、ログインして予約確認をしてみる」
 (予約確認は「Order Summary」です。エラーが出なくても確認した方がいいかも)
「連絡メールが迷惑メールフォルダに入っている可能性もある」
「メールに添付されているPDFファイルは必ず印刷しておく」
 (本来は予約番号だけあればいいが、時々認めない駅員がいる)

という事。
はっきり言って、こんなに苦労してまでネットで切符を取る必要があるのか・・・。

電車は遅れるし、すぐにストライキは起きるし、直前にホーム変更あるし(アナウンスはイタリア語オンリー)、全然別の電車来る時もあるし。
電車の遅れは南に行くほどに遅れる・・・・・以前700分遅れという事もあったようだ。

それでもネットで切符を取りたいと思うのが、割引制度。
かつてのAMICA、現在のMINIという切符。

なんと、席数限定ではあるが・・・・ローマからヴェネツィアまで最低価格が9ユーロ!(2等)
通常は2等でも76ユーロかかります。
9ユーロは極端にしても思ったよりも安く移動できます(変動料金です)

日によって、時間によって安くなるので一度確認してみたらいいと思います。


なんというか、イタリアでの移動は神頼みに近い気がする・・・・(笑)


参考サイト
 AMO ITALIA 記事のすぐ上のタブに「Q&A」や「チケットの種類」などのページへ行けるリンクがあります。

ミラノへ

2011年02月01日 19時02分04秒 | イタリア旅行
今回のミラノ行き、実はけっこう「ぐだぐだ」に決まりました。

前回のローマ旅は、ローマの夢をみて「ん?来いということか?」って事で、
即断しました。妻は大層びっくりしておりましたが・・・。
調べてみると去年も似たような時期に決定しておりますね。


「きっかけ」はいろいろです。
まず、一番古いのは結婚する時に半ば条件みたいに「年に一度、海外旅行に連れて行って」と
言われていたこと。
ほとんど「そーだねー、いけたらいーねー」って感じで、受け流しておりましたが(笑)

後、ANAのマイルなんですが、今年の4月に6000マイル切れてしまうのです。
だから、「もしも可能なら・・・・海外へ」という思いはありました。

そして目的地ですが、最初は「パリ」でした。
実はそのために、去年の4月からチビチビとANAのマイルを貯めておりました。
今現在、7万マイル程あります。


最後のきっかけ。それは1月7日にあった「エルメス」のソルドにて。
妻が手に取っていた手提げ鞄(にしか見えない)、お値段10万円。
元々30万の奴が7割引きにて10万円。安い?高い?
可愛い手袋も買おうか悩んでいた・・・これも半額程?4万弱。


ただ・・・男としては、「それでいいの?」という思いが。
ソルドって安くていいのですが、いかんせん商品が少ない。
どうせならたくさんあるお店で選べばいいんじゃない?
あ、そうだ。今の時期はフランスの本店でもセールしてるじゃん。
ユーロ、安いよ?

ということで、妻に「フランスで買えば?」というと妻も同じようなことを考えて
いたようで・・・・。一気に商品を棚へ戻す。
ソルドの混乱の中、10分ほどで逃げるように外へ。


普通は・・・常識的に考えて、パリに決定ですよね。
しかもエアーはANAで直行便(ロストバゲッジも少ないし)
こないだプジョー買ったばかりだし、グッズもあるし。


でも、何故か、ミラノへ。
しかも、3月中旬(え?セール時期終わってるよ?)
ユーロ、上ってきてるよ!?
頑固に直行便を主張していた妻が、エミレーツの経由便に即決!
(あれ?6000マイルきれそうなANAは?)
わざわざANAカードの家族カードまで作成したのにエミレーツって(笑)

向こうでの宿も「絶対、前と同じエクスペディア!」(カードのポイントもたくさんたまる)
だったのに、「アメックス」のトラベルデスクであっさりと(え?ポイントは?)



なんだろ・・・・・矛盾だらけ?


それともこんなもん?



イタリア旅行へ持っていったカメラ装備

2010年02月16日 01時54分02秒 | イタリア旅行
ずっと昔から考えていたことがありました。


「ヨーロッパへ旅行に行く時は、ライカ一台でいく」


というもの。
ライカっていっても高いものではなく、コンデジ。



しかし、何故かそんなことすっかり忘れてキャノンのEOS-20Dを持って行っておりました。
散々迷ったレンズですが・・・、


CANON EF28-105mm F3.5-4.5   15年前に購入
CANON EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM   先日購入


それと、2倍テレコン(焦点距離を2倍にするもの)と、77mm用のケンコーのプロテクトフィルターND8フィルター


その他に4GBのコンパクトフラッシュ。予備のバッテリーなど。


持っていこうか迷ったのが、300mmの望遠レンズと50mF1.4の標準レンズ。
それからサーキュラーPLを買おうかどうしようか・・・・。


まず、一番役に立ったのは言うまでもなく超広角ズーム
建物全てを写そうとした場合、距離の関係で(後ろがない)全体を入れることが出来ない場合がありますが、その時はこのレンズが役に立ちます。

超広角レンズは、いらない物が入ったりして整理が難しいのですが、海外の場合はあえて
そう言うことは考えないで撮影しても割と絵になります。
ただ、端が歪むので人を写すときは注意が必要。

標準ズームは・・・・それ程使いませんでした。
なんというか中途半端。対して明るくもないし。コンデジでも充分だし。
時々使ってもすぐに超広角に替えてました(笑)

プロテクトフィルターは保護なので、移動の際に使用。
それ程映りに影響がなさそうな場合はいつも付けていてもいいと思う。

ND8フィルターは晴れた日に絞り開放で撮りたいとき、あるいは低速シャッターで水の流れを写すときに使用しようと思っていたのですが・・・。
最初の内はあまり晴れなくて必要がなかった。
晴れたといっても、絞れないほど明るくは無かったので使用頻度は少なかった。

夜のトレビの泉の水を流したかったのですが、結構明るくて4秒くらいのシャッターが切れなかった。

また、観光地はほとんど三脚使用不可。一脚ならOKなのかな?


ちなみに、2倍テレコンは一度だけ使用。
高所から望遠にて撮影する時に使用したのですが、画質が悪く耐えられない。
ま、どっちみち望遠で撮りたいと思う写真は「丘の上からサンピエトロのクーポラを撮影。バックには夕日」ってアングルしかなかった。
となると300mmクラスの望遠が必要で、三脚無しに撮影するには少し厳しい。
(手すりか何かで固定しなければならない)

結局、一度もそんな時間に丘の上に行かなかった(笑)ので、必要なかった。
まあ、300mmのレンズを持って行っていたらわざわざ撮影しに行ったかも知れないけど。


こんなことならサーキュラーPLを買って持っていけば良かった。
ヴァチカン美術館などではガラスに入った彫刻も多かったし、何より絵画に光が反射して写らなかったものもあったし。


コンパクトフラッシュは4GBで充分でした。
旅行全体では4000枚程写真を撮影(IXYと合わせて)。
しかし、ホテルに戻る度にPCに画像を移動させていたので、残り枚数を気にする事はありませんでした。

IXYのSDは8GBを使用。これも上記の理由で容量不足は無し。
ビデオばかり撮る人はもっと必要かも。


それよりも、PC以外のバックアップ用のフラッシュメモリーがもう少し必要でした。
バックアップはPC以外に二つは欲しい所。
16GBのフラッシュメモリーがほとんど埋まりました。
もう一つ8GBしか容量のないフラッシュメモリーだったので、8GBのSDも使用する羽目になりました。
やはり16GBが二枚か、32GBが二枚あったら余裕があって良かったです。


バッテリーは2つあればいいでしょう。
その代わり、変換アダプタは多めに持っていった方がいいと思います。
携帯(台数分)と、カメラ台数分のアダプタはいるんじゃないかな?
カメラのバッテリーを最優先に充電しました。


変圧器は持っていきませんでした<デジカメやPC利用程度だと。
最近のアダプタは大体100-240V(入力)と書いてあると思います。



うちらは基本的に、料理写真はコンデジでしか撮影しません。
もちろん、フラッシュも使用しません。
イタリアでは、小さなキャンドル一つの灯りしかない場合が多かったので、本当に苦戦しました。
ISOをあげるしかなく、ざらついてしまったし。
やはりある程度高性能なコンデジが必要なのかも知れませんね。



以上、カメラ関連でした。

サン・ピエトロ大聖堂

2010年02月14日 22時05分59秒 | イタリア旅行
ローマにきたらここは外せないでしょう。
あの巨大な建造物がタダ見れるわけですから(笑)

この場所は、ローマの共和制時代には農園ぐらいしかありませんでしたが、
アウグストゥスがこちら側にも整備を広げ、カリグラ帝はこの地に四頭立ての戦車での
戦車競争をするために競技場をたてる。
競技場の長さは500m。アウグストゥスのチルコマッシモを真似てオベリスクもエジプトから取り寄せた。
このオベリスクが現在もサンピエトロ広場にあるものだ(若干移動している)

やや時代が下がり、ネロ帝の時代にはここでキリスト教徒の処刑が行われた。
野獣の毛皮をかぶせられて野犬に食い殺させたり、十字架にくくりつけて火あぶりにしたり・・・。
その殉教者の一人が「聖ペテロ」だった。

そういう流れもあって、この地にペテロのための寺院が建立された。
キリスト教社会において「大帝」と称されるコンスタンティヌスが「殉教者記念教会堂」を立てたのが始まり。
その後、アヴィニョン捕囚後にローマ教皇の座所になる。


まあ、歴史はこんな感じ。
ブラマンテが設計し、ラファエロ、ペルッツィが跡を継ぎ、ミケランジェロが修正し建設。
バロック期にはベルニーニが天蓋をはじめ、数々の彫刻を手がける。

そうして出来上がったのが現代のサンピエトロ大聖堂である。

なんというか・・・ベルニーニ色が強い(笑)
これでもか!と言わんばかりの装飾。

妻は「やりすぎ・・・馬鹿じゃないの」の感想連発。
(それでもうれしそうだったが)


日本では、ここまで出来ないからねぇ。

今やったら、ことごとくマスコミに叩かれそうな建造物。

あんな事やってるからお金が足りなくなり、資金調達のために免罪符などを発行し、宗教改革を加速させることになるんだよなぁ。

まあ、この無駄こそが芸術なのだけど。
フランスのヴェルサイユとかもそうだし。


これは現代にもいえることだけど、無駄をなくしてしまうと観光資源というものが生まれなくなる。
イタリアやフランスが観光立国として成功できるのはこの時代(ルネサンス期)のこういった芸術品のおかげである。
(日本も似たようなものです)

イギリスやアメリカはこの点弱いんですよね。


長くなったのでこの辺で。

フォロ・ロマーノ

2010年02月14日 20時44分33秒 | イタリア旅行
いやぁ・・・・やってきました。
ローマの中心地へ。


ちなみに、ここは昔ただの湿地帯でした。
何にも使えない土地だったのです。

それをローマの五代目の王(最初ローマは王政でした)タルクィニウスが大規模な干拓事業を行いました。
巨大な地下水道を作り、水をテヴェレ河に流し、それをふさぐ目的で石によって舗装。
今もその当時の排水溝がテヴェレ河から見えるようです。
ちなみにこの王はエトルリア人とギリシャ人の間に産まれた方です。
技術の発達したエトルリアならではですね。


さて、現代のフォロ・ロマーノですが、ほぼ廃墟です。
普通の方は「あぁ、年月がそうさせるのね」と思うかもしれませんが、
それは半分正解、半分不正解です。

では、不正解の部分として何があるかというと、それは蛮族による収奪と、
キリスト教徒による石材利用です。

たとえば、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会の内部の柱はつぎはぎだらけです。
12世紀のインノケンティウス1世時代に、カラカラ浴場などから柱を調達して作成しております。
他にもこのようにフォロ・ロマーノやカラカラ浴場跡地などから、建材として柱や大理石プレート(コロッセオの観客席やディオクレティアヌス浴場のものなど)が、大量にキリスト教の教会造りに使われました。

また、フォロ・トライアーノのトライアヌスの円柱や、コロンナ広場のマルクスアウレリウス帝の円柱の上にあった騎馬像などは、1587年に教皇シクストゥス5世によって「聖ペテロ像」に取り替えられるなど、品の無いやり方で再利用されました。

また、その時のマルクス・アウレリウス帝の騎馬像などはそのままテヴェレ河に投げ込まれたといいます。

古代ローマはキリスト教からみたら邪教の帝国であったため、容赦なく壊されたようですね。
まあ、途中から無視してくれたおかげで、テヴェレ河から拾ってきたラオコーン像や騎馬像がルネサンス期以降に見直されることになるのですが。


話はフォロ・ロマーノに戻りますが、あの中はどうも迷いやすい。
トイレも簡易トイレしかないので、トイレに行きたいと思ったらさっさと出たくなる(笑)
すぐに見飽きてしまうという事もあります。

まあ、セヴェルスの凱旋門(パルティア戦役の戦勝記念)も、ティトゥスの凱旋門(有名なSPQRの原文がある)も、人によっては外のコンスタンティヌスの凱旋門と変わらないでしょうし。
凱旋門に書いてある文章をきちんと読める人はほとんどいないと思うので仕方ありませんね。
かくいう自分も部分部分しか読めないし(笑)


それにしても、カエサルの神殿を探すのに苦労しました。
なぜか知りませんが、ガイドブックを持って行かなかったのです。
誰か人がいたら分かったかもしれませんが、誰もいなかったし。
密かに三度程通り過ぎてから見つけました。
僕が写真を撮っていると、「ん?ここは重要な所なのか」という感じで次々と人が訪れておりました(笑)


そういえば、元老院の前の「カエサルの演壇」は現在工事中でしたね。
どうしようもなく写真も撮ってません。


観光名所としては他に、パラティーノの丘があります。
かつての高級住宅街、アウグストゥスの家やその妻リヴィアの家があります。
ティベリウス帝の宮殿跡もファルネジアーニ庭園(16世紀)の合間に見ることが出来ます。
また、ここからの景色はすばらしく、フォロ・ロマーノからコロッセオ、逆側のチルコ・マッシモなども見え、夕焼け時などは最高の眺めになるでしょう。


・・・・・・・実は、疲労度ピークのため、パラティーノには登っておりませんが(笑)



本当は見るべき所はおおいと思うのですが、それ程思い入れが無い観光客は、カンピドーリオ広場の脇から眺めればいいのかな?と不謹慎にも思ってしまいます。


ま、猫がいたからいいんだけどね。

ユーロコイン

2010年02月14日 17時05分53秒 | イタリア旅行
EU諸国が統一通貨ユーロが使い始めたのは2002年。

紙幣は全て同じデザイン(国番号が付く程度)ですが、コインは様々な種類が
あってたのしいです。

統合以前の各国通貨を集めるのは至難の業ですが、ユーロコインなら今からでも大丈夫。
しかし一部の国では1ユーロセント、2ユーロセントの硬貨は廃止されています。
(フィンランド&オランダ)


ローマは一大観光都市です。
きっとたくさんの国(EU圏内)の人が遊びに来ているだろうと推測。
それらの人々は自国の硬貨も使用できるので、時々お店のおつりに紛れ込んでいるんです。

日本で買える(両替できる)ユーロは当然ながら紙幣のみ。
おつりに頼るしかありません(笑)

そこで、今回手に入れた硬貨を国ごとに並べてみると・・・・

<イタリア>当然一番多い
  2ユーロ ダンテ・アリギエリの肖像
  1ユーロ レオナルド・ダ・ビンチの絵「Vitruvian人体構造図」
 50セント マルクス・アウレリウスの乗馬姿
 20セント 彫刻「シンボロ二世」
 10セント ボッテイチェリの「ビーナス」
  5セント コロセウム
  2セント ツリンのモレ・アントネリアナ尖塔
  1セント 

<ドイツ>
  2ユーロ ドイツの連邦鷲
  1ユーロ ドイツの連邦鷲
 50セント 
 20セント ブランデンブルグ門
 10セント ブランデンブルグ門
  5セント
  2セント
  1セント

<フランス>
  2ユーロ
  1ユーロ 「自由、平等、博愛」の文字で囲まれた木
 50セント
 20セント O・ロッティ 「種をまく人」
 10セント O・ロッティ 「種をまく人」
  5セント
  2セント
  1セント

<スペイン>
  2ユーロ カルロス一世王の肖像
  1ユーロ カルロス一世王の肖像
 50セント セルバンテスと羽ペン
 20セント セルバンテスと羽ペン
 10セント セルバンテスと羽ペン
  5セント サンチアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
  2セント
  1セント

<オーストリア>
  2ユーロ 
  1ユーロ モーツァルトの肖像
 50セント ウィーンの分離教会
 20セント ベルベデール城
 10セント セント・ステファン大聖堂の尖塔
  5セント
  2セント 「エーデルワイス」
  1セント

<ベルギー>
  2ユーロ 国王アルバート二世の肖像
  1ユーロ 
 50セント 
 20セント 国王アルバート二世の肖像
 10セント 
  5セント
  2セント
  1セント

<フィンランド>
  2ユーロ フィンランド特産の果物、ラッカ
  1ユーロ 
 50セント 
 20セント 
 10セント 
  5セント

<アイルランド>
  2ユーロ 
  1ユーロ ケルト・ハープ
 50セント ケルト・ハープ
 20セント 
 10セント ケルト・ハープ
  5セント
  2セント
  1セント

<オランダ>
  2ユーロ 
  1ユーロ 
 50セント ベアトリックス女王の肖像
 20セント 
 10セント 
  5セント


こんな感じです。
デザインの名称の参考にしたのはこちらのサイトです。

最新のユーロコイン情報に関してはECBの公式サイトであるこちらへどうぞ!
(こちらのサイトを見てあまりにも綺麗なので集めることにしたのです)


全9カ国。32種類。
少ない日程(6泊)でこれだけたまったのはちょっと意外でした。
何しろ、他国の人も紙幣を両替したらイタリアの硬貨でおつりが来る可能性が高いからです。

後、通常1セント~10セント位は、面倒なのでおつりが帰ってこないのかと思っていましたが、意外にイタリアのレジでは出してくれました。
面倒なのか勝手に多くおつりをくれるお店もありました。

逆に一軒だけ「細かいのがないの」と言っておつり(30セント位)をくれないお店がありましたが(笑)


観光地に行かれる方でこういうのに興味がある方は、いろいろと調べてみるのも楽しいと思います。

カピトリーノの丘

2010年02月11日 00時59分52秒 | イタリア旅行
現代のガイドブックを読む人には「カンピドーリオ」と言った方が分かりやすい場所。
七つの丘のうち防衛に最も適した場所。
最も高く、三方が切り立った崖、残る一方はテヴェレ河。

しかしながら、もっとも狭く、首都機能を配置するには不適当。
そこで、ユピテル(ゼウス)神殿と妻のユノー(ヘラ)神殿を配置しました。


現代は、カピトリーノ美術館とコンセルヴァトーリ美術館、広場となっています。
市庁舎は半分崖になっているので当時はもっと狭かったと思います。


この丘に立つと、どうしても「ケルト・ショック」と呼ばれる一連の事件を思い出す。
紀元前390年の出来事だ。ローマはウェイを攻略し有頂天の頃。
ウェイは当時対立していたエトルリアの主要都市。当時のローマに比べたら大都会である。
貴族と対立していた平民が、「自分たちの都にしよう」とローマを捨てようとしていた。


そこに急遽、ケルト人(ガリア人)が侵攻してきたのだ。
まあ、実は当時勢いが強かったケルト人をエトルリア人が何とか防いでいたのだが、
そのエトルリアのウェイを陥落させることにより、直接攻撃を受けるようになったのだ。
大挙として押し寄せるケルト人に立ち向かおうにも、ローマ軍団の主力の平民は
ウェイに移動してしまった。


もうされるがままである。
略奪の限りを尽くし、全てを破壊されたローマ。人々はこのカピトリーノの丘にたてこもる
事にしました。
しかしながら、その狭さ故に「若者と壮年期の男、その妻女のみ」だけが籠城できた。
元老院議員とはいえ、年長の者は全て殺されたのです。

ケルト人は破壊し略奪する事だけ目的なので、ローマの占領には興味がない。
だから一通り満足した時、講和(もはや和平ともいえない)が結ばれました。
ケルト人には「金塊300キロ」を渡して引き上げてもらったのです。


残るは廃墟となったローマ。
本当に廃墟になったのです。

周辺にあってローマと同盟を結んでいた都市もことごとく裏切り、攻めてきます。

この時を振り返ると、ほんと、いつ滅んでもおかしくないと思います。


そのどうしようもない状態から、20年かけて立ち上がります。
立ち上がるといってもそれは防衛上の問題。そこから政治上の問題である貴族と平民の対立解消や同盟国との関係強化など、問題は山積み。

そして、蓋を開けてみたらケルトショック以前より格段に強い国家が誕生し、
イタリアを統一したのです。


ローマの強さは、敗戦を徹底的に分析し、問題をきちんと解決していく所です。


どこぞの、問題が有れば先送りする国家とは大違いですね。