福島を拠点に、子どもの集団疎開をめぐって対政府交渉にあたっている代表者の一人、中出聖一さんの抗議文が公開されている。下に掲載する(文中、一部誤字を修正)。
【以下、拡散歓迎】
別添1…福島市政だより(4月21日号)http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-180.html参照
別添2…山下俊一の解任を求める県民署名(締め切り済み)http://kofdomofukushima.at.webry.info/201106/article_4.html
○中出さんのこれまでの活動を振り返るインタビューが、OurPlanet-TVにて掲載中。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1214
○山下らは9/11・12の両日、ICRP、IAEAなど、海外からの原子力利権当事者、またはその番人達を交えた「国際専門家会議」に参加する。「外部評価」のお墨付きをもらうパフォーマンスの一貫だ。一般参加は不可。
記者発表の模様が福島民報に載っている。笹川財団の会長・理事長らがバックアップ。文中、「不安を払拭(ふっしょく)する」「不安を解消する」という表現が出てくるが、もちろん正しくは「無知を逆手に洗脳する」ということである。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/08/post_1748.html
追記:
上記「国際専門家会議」に対し、市民放射能測定所、47プロジェクト、他120団体から公開質問状が提出された。
http://skazuyoshi.exblog.jp/15413579/
自由報道協会での記者会見の模様。
http://www.ustream.tv/recorded/17151296
http://www.ustream.tv/recorded/17151745
【以下、拡散歓迎】
「朝日がん大賞に山下俊一氏を選んだ朝日新聞社に抗議します」
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
代表世話人 中手聖一
世話人一同
貴社の9月1日付けの新聞を見て、わたし達「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の一同、また、一緒になって、福島の子どもたちを守る市民運動に参加している関係者は愕然とし、同時に怒りを抑えることができませんでした。
なぜ、山下俊一氏の行っている行為がこのような形で評価されるのか、理解に苦しみます。氏の発言が、子どもたちを守ろうとしている福島の親たちをどれだけ苦しめてきたのか、またこれからも福島医大の副学長として福島県民を苦しめるつもりなのか、貴社の選考の基準には入っていなかったのでしょうか。
山下俊一氏は、3月の下旬から福島県に入り、「年間100ミリシーベルトでも問題ない。妊婦でも子どもでも危険はない」という発言をくりかえしてきました。当時の同氏のこの発言は、福島市政だよりにも掲載され(別添1)、福島県内で「安全神話」を築き上げてきました。同氏は医学系の雑誌には、低線量被ばくのリスクを指摘する記事を書きながらも、福島では逆に低線量被ばくのリスクをまったく否定する言動をとったのです。ご存知のように、低線量放射線の影響は「閾値なしの線形モデル」を採用し、線量に応じた影響が生じるというのが、国際的な常識となっており、保守的なICRPもそれを認めています。
実際には、福島では、多くの地域では、本来であれば、一般人の出入りが禁じられる放射線管理区域以上の高い汚染が広がり、チェルノブイリ事故と比較しても安心・安全とはいえないレベルの状況が続いています。同氏の発言は、多くの方の避難を躊躇させ、また、福島に住み続けることについて安心感を得させ、家族不和まで生んでいるのです。さらに、「危険かもしれない」という市民が憂慮の声をあげられない空気をつくりだしました。
この世に家族ほど大切な単位があるでしょうか。子どもほど大切な存在があるでしょうか。それなのに、同氏がつくりだした「安全神話」により、家族を守れずに、私たちがどれほど苦しんだか、言葉には言い尽くせないほどです。わたし達福島県民は、それでもなんとか明るく前向きに生きようと日々戦っているのです。
私たちは、このように山下俊一氏が、県の放射線リスク・アドバイザー、県民健康管理調査委員会の座長にあることに強い危機感を覚え、同氏の罷免を求める署名運動を行い、6607筆の署名を得ました(別添2)。また、全国の署名運動では、1ミリシーベルト順守と避難・疎開と併せて同氏の罷免を求める要請項目を加えましたが、4万筆以上の署名が集まりました。
このような市民運動は一切報道せず、山下俊一氏のような人に「がん大賞」を授与するとは、御社の新聞社としての良識が疑われます。
わたし達は山下氏への「がん大賞」授与の撤回を求めるとともに、貴社紙面において謝罪を掲載することを求めます。
あわせて、このような批判があったことを、きちんと報道していただくことを求めます。
以上
【ここまで】
別添1…福島市政だより(4月21日号)http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-180.html参照
別添2…山下俊一の解任を求める県民署名(締め切り済み)http://kofdomofukushima.at.webry.info/201106/article_4.html
○中出さんのこれまでの活動を振り返るインタビューが、OurPlanet-TVにて掲載中。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1214
○山下らは9/11・12の両日、ICRP、IAEAなど、海外からの原子力利権当事者、またはその番人達を交えた「国際専門家会議」に参加する。「外部評価」のお墨付きをもらうパフォーマンスの一貫だ。一般参加は不可。
記者発表の模様が福島民報に載っている。笹川財団の会長・理事長らがバックアップ。文中、「不安を払拭(ふっしょく)する」「不安を解消する」という表現が出てくるが、もちろん正しくは「無知を逆手に洗脳する」ということである。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/08/post_1748.html
追記:
上記「国際専門家会議」に対し、市民放射能測定所、47プロジェクト、他120団体から公開質問状が提出された。
http://skazuyoshi.exblog.jp/15413579/
自由報道協会での記者会見の模様。
http://www.ustream.tv/recorded/17151296
http://www.ustream.tv/recorded/17151745
http://72316632.at.webry.info/201109/article_2.html
私は、語学がまるでダメなので、友人にメールするのとブログに載せるくらいしかできないのが残念です。
それから、「朝日」はマシと思っていたので、残念です。
そういえば随分前に、テレビで、山下氏がチェルノブイリで被曝した女性を連れて、フクシマで、
「こんなに元気に活動してるんですよ。大丈夫です」と言ってまわっているのを、報道していました。その女性も、証言みたいなことをされていたようです。あの頃は、私も不勉強だったので、「あの長崎」から来られた専門の医師なんだから、大丈夫なんだ、よかった、と信じてしまいました。とんでもないですね。
僕も長文をビシッと翻訳するのは苦手なんで、こういう形で広めるくらいしかできませんが、
山下の問題に限らず、翻訳する必要のある(マスメディアがやってくれないから)ソースは多々あります。出来る限り協力していきたいと思ってます。