大阪の新たな景観スポット

今回は大阪に新しく誕生した景観スポットをご紹介します。

まずは、この眺めをご覧ください。

（北向きの眺め）

（南向きの眺め）

夜景はこんな感じです。

（北向きの眺め・夜景）

（西向きの眺め・夜景）

これは、この春に竣工したオリックス本町ビルの最上階（28階）にある展望テラスからの眺めです。

（ビルの外観）

四つ橋筋と阪神高速道路や御堂筋が並行して走っている様子など、大阪の都市構造をはっきりと見ることができるとともに、南側の足元にある阪神高速道路のジャンクションを上から見下ろすこともできます。

（ジャンクションを上から見下ろす）

夜景になると、ジャンクションのカーブの美しさが際立ちます。ジャンクション萌えの方にはたまらない眺めではないでしょうか？

この展望フロアは一般開放されており、誰でもこの眺めを体験することができます。開放時間はビルの開放時間と同じ7時～22時です。

（展望テラス）

展望テラスのあるフロアには、大阪の魅力を紹介する情報コーナーもあります。また、飲食店もありますので、眺望を楽しみながら食事を楽しむこともできます。（ただし、飲食店の利用にはプリペイドカードの購入が必要になります。また、展望テラスには外からの飲食物の持ち込みは出来ないそうです）

（飲食店）

このビルの開発にあたっては、大阪市の都市再生特別地区の指定を受けるため、地下鉄連絡通路のバリアフリー対応と地下空間でのオープンスペース確保による歩行者空間の充実とともに、地域コミュニティ創造に貢献するための公共スペース提供をうたっていることから、ビル最上階に一般開放される展望スペースが整備されました。
（注 都市再生特別地区とは、都市再生特別措置法によって定められた都市再生緊急整備地域内において、既存の用途地域等に基づく用途、容積率等の規制を適用除外とした上で、自由度の高い計画を定めることができる都市計画制度です）

大阪には高層ビル最上階からの景観を楽しめる場所が少なく残念に思っていただけに、オリックス本町ビルの展望テラスが一般開放されていることは、とてもよい取り組みだと思います。おかげで、今まで見たことがない場所から大阪を眺めることができ、大阪の都市的な魅力を再確認することができました。

ご興味のある方は是非足を運んでみてください。

新しく開発事業が行なわれる際、住民の中には不安に思われる方がいらっしゃるかもしれません。確かに、開発は今あるまちの環境に影響を及ぼすことがありますが、まちに新たな魅力を創り出す良い機会にもなります。事業者と住民が理解し合いながら、一緒にまちづくりを行い、新しく生まれるまち（開発）が元々あったまちの良い刺激となり、ともに栄え、発展していくことが大切だと思います。

（展望テラス概要）
所在地：大阪市西区西本町1丁目　オリックス本町ビル28階
交通：地下鉄四ツ橋線・御堂筋線・中央線「本町」駅直結
開放時間：7時～22時
その他：展望テラスに行くには高層階用エレベーターに乗る必要があります。

28階エレベーターホールから飲食店（クロステラス本町）の中を通ることで、展望テラスへと行くことが出来ます。